子育てに追われてバタバタの毎日、ふと子供を見たら、髪の毛が伸びまくっている…なんてことはありませんか?
まだまだ赤ちゃんだと思っていても、子供の髪ってすぐに伸びていますよね。
伸びた髪を切るには美容院、と思いますが、子供っていつから美容院に行くものなんでしょうか?
この記事では、子供が美容院デビューするタイミング、初めての美容院で安心して子供が髪を切ってもらうための準備、そして絶対に髪を切るべき目安まで、子供の美容院事情にまつわる様々な疑問を解決します。
美容院っていつから行かせたらいいの?
私たち親世代であれば、幼い頃、髪が伸びたら家で親に髪を切ってもらった、という人が多いのではないでしょうか。
でも今は、昔より早いうちから美容院デビューしている子が多いようです。
では、いつから美容院に行かせたらいいものなのでしょうか?
美容院で大人しく座っていられるようになったら
子供が何歳になるまでは美容院にいってはいけない、というような決まりはありません。
基本的に何歳でも、美容院に行くことはできます。
ですが、カットの間大人しく椅子に座っていられる子でないと、美容院に行くのは難しいでしょう。
年齢で区切るというよりは、大人しくじっと座っていられるかどうかということの方が、美容院からしたら重要な情報です。
美容院によっては、1人で座っているのが難しい子は、親が抱っこして座っている状態で切ってくれる所もあります。
そういう美容院を選べば、1人で座っているのが難しくてもカットできます。
いつから美容院に行かせたらいいかは、どんな美容院を選ぶかと、その子の性格や特性とのかねあいで変わってきますが、安全にカットできると美容院側が判断できる状態であることが、目安になります。
とはいえ、子供と親の負担を考えると、たとえ美容院側がいいと言ったとしても、最低でも首や腰が座ってから行った方がいいとは思います。
髪の毛の量が増えてきたら
子供の髪の量は、個人差がとても大きいです。
生まれる前、お母さんのお腹の中にいる時から、エコー写真でも髪がなびいているのがわかるくらいにフサフサだった子もいます。
逆に、2歳をすぎてもとても薄毛な子もいます。
髪を切りに美容院に行くにはそれなりの毛量が必要ですから、年齢というよりは、その子の毛量次第で行かせる時期が変わってきます。
美容院デビューのタイミングはどんなとき?
1人目の子だと、どんなことでも「普通はこうする」というような基準がわからなくて、不安になりますよね。
美容院に行き始めるタイミングも、「みんなはどうしてるのかな?」と気になっている事と思います。
まずは、美容院デビューのタイミングについて、いくつかのきっかけを挙げてみました。
髪を切ってあげたいけど自分の腕に自信がないとき
「子供の髪が伸びてきたから髪を切ってあげたい」という気持ちが芽生えた時、まずはそれが、美容院デビューの一番シンプルなきっかけです。
子供の髪であれば、別にどうしても美容院で切らなくてはいけないということはなく、家でセルフカットで済ませてしまう人も多いです。
でも、みんながみんな、器用に切れるわけではないですよね。
自分は不器用だという自覚があり、自分の腕に自信がない人は、まずはこのタイミングで美容院に行かせ始めます。
美容院を使うことで、あまり得意ではない人が試行錯誤しながら切るよりも短時間で済み、子供がぐずる前に終わらせることができるというメリットもあります。
イベントを控えているとき
七五三や、保育園や幼稚園の入園式など、人生の節目となるようなイベントの前に、美容院に行き始める人も多いです。
そういう場ではたくさんの人の目に触れ、写真もたくさん撮りますし、服装も正装でおしゃれをするので、髪型が不格好だと嫌ですよね。
やはり、セルフカットよりも美容院で切ってもらったほうが確実にきれいな仕上がりになりますから、イベントの前に美容院に行くのはおすすめです。
子供の意思で美容院に行きたいと言われたとき
2、3歳になってくると、子供の自我がはっきりしてきます。
そして保育園や幼稚園に行きだすと、お友達の髪型がうらやましくなったり、アニメのキャラクターや芸能人の髪型をまねしたいと言い出す子も出てきます。
そんな中で、お友達の話から「美容院」という言葉を聞いたり、ママが美容院できれいになって帰ってくるのを見たら、「私も美容院行きたい」と言い出す子も出てくるのではないでしょうか?
それまでずっとセルフカットでやってきたとしても、子供の意思でやむをえず、美容院デビューすることになったというきっかけもあります。
赤ちゃんの筆をつくるとき
まだ一度も切っていない赤ちゃんの髪の毛を、赤ちゃんの筆というメモリアルグッズにして残しておくこともできます。
私も結婚した時に、母から「あなたが赤ちゃんの時に作ったんだよ」と言って贈ってもらいました。
母の愛情を感じて嬉しかったのを覚えています。
赤ちゃんの筆は一生に一度しか作れませんから、作っておくのもいいかもしれません。
赤ちゃんの筆は、最低でも髪の毛が4cmくらいは必要になることが多いです。
ですからそのくらい伸びたら、筆を作るために赤ちゃんの筆に対応している美容院に行く、というのも美容院デビューのひとつのきっかけです。
美容院デビューを成功させるコツ
いざ美容院に行かせようと思った時、いくつかの気を付けるべきことがあります。
美容院デビューを成功させるために気を付けるべきことを、説明します。
子供を歓迎しているお店を選ぶ
どのお店を選ぶかは、最も大事なことです。
一言で美容院といっても、いろんなお店があります。
小さい子供の髪を切るために行くならば、子供の髪を切ることに慣れているお店を探す必要があります。
メニューにはっきりと子供料金があったり、文面ではっきり「お子様歓迎」「キッズカット」などと書かれた、子供を歓迎している雰囲気のあるお店です。
中には、座席が車などの子供が好きそうな乗り物の形をしている、キッズカット専門の美容院もあるので、そういうお店を選ぶと、子供も遊園地に来たみたいな気分で楽しくカットできます。
美容院では子供がひとりで椅子に座るのが望ましいですが、まだ難しそうな年齢ならば、親が抱っこした状態でも切ってくれる店、というのも大事な条件になります。
前もって準備できることはやっておく
予約可能な店ならば、事前に予約をしておくことが望ましいです。
あまりに待ち時間が長いと子供があきてしまいますし、予約の電話の際に、いろいろと美容師さんに相談することもできます。
予約する時間は、まだ未就園の子の場合、親御さんの都合がつくなら、なるべく混雑していない平日がおすすめです。
店側も余裕があり、ざわざわしていない雰囲気の方が子供もリラックスできます。
そして、カット中に子供の機嫌が悪くなってしまった時用に、お気に入りのおもちゃやお菓子、ジュースなどの機嫌取りグッズを用意しておきましょう。
ただし、お菓子やジュースはボロボロとこぼしてお店の迷惑にならないものを選び、与える前には必ずお店の人の許可をとりましょう。
スマホやタブレットを持って行って、カットの間アニメや動画を見せ続けるという作戦も良いです。
当日は子供の機嫌を保つことに全力を注ぐ
当日は、子供がリラックスできるように、「楽しいところに行くよ」という雰囲気で連れていきます。
子供がぐずったりしたら、持ってきたおもちゃで遊ばせたり、スマホやタブレットで動画を見せたりしながら、なるべく子供が顔を動かさないように努めます。
美容院じゃなくて床屋さんもアリ
親ではなく、プロに子供の髪を切ってもらいたいと思った時、必ずしも美容院を選ばなければならないわけではありません。
美容院ではなく床屋さんでも、子供の髪を切ってくれるお店はあります。
お店にもよりますが、床屋さんだと値段も美容院より抑えられることが多いです。
私の息子も、2歳で初めて髪を切ったのは床屋さんでした。
昔ながらのアットホームな床屋さんで、長年営業していることもあり、子供の髪を切ることにも慣れていました。
仕上がりも十分満足いくものだったので、うちはその後もずっと床屋さんで切ってもらっています。
美容院でもセルフでもいいから今すぐ切った方がいいとき
美容院に行くタイミングに決まりはなく、人それぞれだとお話しました。
でも次の二つに該当する時は、美容院でもセルフカットでもいいので、すぐに切ってあげたほうがいいです。
- 前髪が目にかかり出した時
- あせもなどで頭や首筋をかゆがり出した時
子供の不快感につながったり健康に害が出そうな時には、なるべくすぐに対応してあげるのが、美容院選び以上に大切です。
まとめ
子供に美容院デビューさせるタイミングは、人によって様々です。
ただし美容院側からすると、何歳までは美容院に行かせてはダメ、ということより、本人が髪を切る間大人しく座っていられるか、ということの方が重要になってきます。
子供の美容院デビューをスムーズに進めるためには、子供の髪を切るのに慣れている美容院を選び、お店を予約して、不安なことなどを相談しておくこと、子供の機嫌取りグッズの用意などの事前準備が大事です。
美容院だけではなく、床屋さんでも子供の髪を切ってもらえることはあります。
いずれにしろ、前髪が目にかかっていたり、あせもなどで頭や首筋をかゆがりだしたりした時などは、すぐに髪を切ってあげましょう。
子供の美容院デビューはその子それぞれのタイミングがあるので、今、髪が伸びてきて気になるなと思っているのなら、それがあなたのお子さんのタイミングなのではないでしょうか?