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子供のアザは消える?種類別のアザの特徴と治療方法!

子供の顔や体にある赤・青・茶色・黒のアザは、大人になったら自然に消えるのか、消す方法はあるのか気になっていませんか?

実はアザの種類によって消えるものと消えないものがあり、消えないアザは治療で消すこともできます。

そこでこの記事では、アザの種類別の特徴や治療法、専門医のいる病院をご紹介します。

アザが原因でお子さんが自信をもてなくならないよう、小さいうちから対処しておきましょう!

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赤アザができる原因から治療法まで

赤アザは、皮膚や皮膚の下の血管が増殖または、拡張してできるアザです。

生まれつきある子もいれば、生まれたあとに現れる子もいます。

ここからは、赤いアザの種類別に、特徴・原因・治療法までを説明します。

単純性血管腫(たんじゅんせいけっかんしゅ)

単純性血管腫は、生まれつきあるアザです。
特徴や原因、治療法を見ていきましょう。

特徴

単純性血管腫は顔面や手足など、全身にできるアザです。

アザの境界線がはっきりしている平坦で赤いアザで、赤アザでもっとも多く見られる種類です。

年齢とともに濃くなったり、盛り上がったりする人もいます。

顔にできた単純性血管腫の場合、眼や脳にも血管腫ができている可能性もあるため、CTやMRIで合併症がないか検査をする場合もあります。

原因

皮膚の下の毛細血管が広がり、そこに血がたまっているため、赤く見えます。

治療法

自然に消えることはないため、消す場合には治療が必要です。

色素レーザーを幼少期から照射すれば、痕を残すことなく治療できます。

色素レーザーとは酸化ヘモグロビンにだけ反応するレーザーで、異常な毛細血管を小さくし、アザの赤みを薄くする効果があります。

部分的に麻酔をしてレーザーを照射するため、お子さんでも痛みをあまり感じることなく受けられる治療です。

アザが全身にある場合や小さいお子さんで動いてしまう可能性がある場合は、全身麻酔をすることもあるでしょう。

レーザーを照射したあとは腫れたりむくんだりしますが、痛みはなく、3日ほどでひいてきます。

治療後の赤アザは、青紫色に濃くなることもありますが、7日から20日間で少しずつ消えていきます。

イチゴ状血管腫(いちごじょうけっかんしゅ)

イチゴ状血管腫は、生後1週間~10日目くらいに現れ、1歳前後まで急速に増殖し、盛り上がる赤いアザです。

特徴や原因、治療法を見ていきましょう。

特徴

額などの顔面や、首、わきの下などに発生します。

イチゴのような凸凹した表面で、やわらかい盛り上がった赤色の斑点が広がることが特徴です。

年齢とともに自然と消えるため治療しないことも多いアザですが、鼻や口、首に血管腫ができた場合は気道や食道が狭くなり、呼吸や食事がしづらくなる場合があります。

そのほかにも眼や耳の機能に影響を及ぼす場合もあるため、治療が必要になるケースもあるでしょう。

原因

血管にできる腫瘍が原因です。

治療法

5~8歳頃までに自然に小さくなりますが、赤色や盛り上がり、しわやたるみは残ることもあります。

そのためアザが広範囲な場合は自然に消えるのを待たずに、治療をおこなう人もいます。

治療は色素レーザーの照射のほかに、最近登場したイチゴ状血管腫専用の新薬(プロプラノロール塩酸塩)による治療法もあります。

新薬は新生児、乳児でも飲みやすいシロップ状の薬です。

海綿状血管腫(かいめんじょうけっかんしゅ)

綿状血管腫は、生まれつの赤いアザです。

特徴や原因、治療法を見ていきましょう。

特徴

血管の膨らみによってボコボコした青紫色のコブ状のアザで、体中のさまざまなところに出現します。

血管腫が筋肉の内部にまである場合は、痛みを伴う場合があるため、MRIで検査するケースもあります。

原因

皮膚の深いところの毛細血管や静脈がとぐろを巻くように増殖している奇形で、やわらかいコブのような赤いアザができます。

治療法

自然治癒はしにくいため、摘出するなどの手術的な治療が一般的です。

毛細血管拡張症(もうさいけっかんかくちょうしょう)

毛細血管拡張症は、赤ら顔の原因の1つとなっているアザです。

特徴や原因、治療法を見ていきましょう。

特徴

頬や、鼻の横と下で多く出現し、細い糸状の血管が赤く浮き出て見えます。

痛みや熱くてヒリヒリするような感覚を伴う人もいますが、症状がない場合がほとんなので、見た目を気にして治療を受けるケースが多いアザです。

原因

皮膚の下の毛細血管が何からかの原因によって拡張し、透けて見えることが原因です。

治療法

色素レーザーによって異常に拡張した毛細血管を焼き、赤みを薄くできます。

照射後は少しヒリヒリしたり、内出血を伴なったりする場合もありますが、痛みは3日程度でおさまり、内出血も2週間程度で目立たなくなります。

青アザができる原因から治療法まで

青アザは、肌の色をつくる色素であるメラニン色素が皮膚の深いところで増殖して青く見えるアザで、生まれつきのものがほとんどです。

ここからは青アザの特徴、原因、治療法を説明します。

太田母斑(おおたぼはん)

太田母斑は女性に多く、生まれつきの場合と思春期から濃くなる場合があります

特徴や原因、治療法を見ていきましょう。

特徴

太田母斑は、

  • 目の周辺
  • 頭の横

に現れやすく、境界のはっきりしない褐色から青っぽい色の斑点が集まったように見えることが特徴です。

外見が気になること以外には、問題がほとんどないアザです。

原因

皮膚の奥深くで、メラニン色素が増殖することが原因です。

治療法

自然に消えることはほとんどないため、消す場合は治療が必要です。

Qスイッチルビーレーザーやアレキサンドライトレーザーなどの、メラニン色素だけを壊すレーザー治療を、数カ月ごとに数回照射する治療が一般的です。

照射の間隔が短いと、肌の脱色が起こるリスクもあるので、担当医とよく相談をしましょう。

蒙古斑

アジア系民族に多く出る生まれつきの青いアザで、現れる割合に男女差はありません。

特徴や原因、治療法を見ていきましょう。

特徴

蒙古斑は主に、おしりの割れ目の上にある骨あたりに現れる、薄い青色のアザです。

アジア系民族に多い生まれつきのアザなので、健康上の問題がないことがほとんどです。

原因

胎児の腰のあたりを中心に、皮膚の奥深くでメラニン色素が増殖することが原因です。

治療法

通常は年齢とともに薄くなっていきますが、色の濃いアザの場合は大人になっても残ってしまう場合もあります。

異所性蒙古斑

異所性蒙古斑とは、通常の蒙古斑とは異なり、お尻周辺とは別のところにできるアザです。

特徴や原因、治療法を見ていきましょう。

特徴

お尻ではなく、

  • 背中
  • 足首

などのような、通常はあまり見られない部分にできる、薄く青いアザです。

通常の蒙古斑とは色合いが異なるためわかりやすく、医師による視診で異所性蒙古斑と診断されます。

蒙古斑と同じく、アザそのものには健康上の問題はほとんどありません。

しかし別の疾患が原因で、体のいたるところに蒙古斑のような青アザができることもあります。

その場合はさまざまな合併症を発症する原因になるため、お尻の周辺以外の体のあちこちに蒙古斑のような青アザがある場合は、医療機関を受診した方が安心です。

原因

通常の蒙古斑と発生の原因は同じですが、より広範囲にメラニン色素が増殖した場合に出現します。

治療法

通常は小学校を卒業する前に薄くなって消える場合が多いですが、成人するまで消えない人もいます。

年齢とともに消滅していくことが多いため、治療せずに自然消滅を待つ場合が一般的です。

青アザにコンプレックスを持っていて、治療で消したい場合は、メラニン色素を壊すQスイッチルビーレーザーを照射します。

茶アザ(扁平母斑)ができる原因から治療法まで

茶アザは生まれつきの場合と、思春期に入ってから出現する場合があります。

ここからは、茶アザと呼ばれている扁平母斑(へんぺいぼはん)の、特徴・原因・治療法までを説明します。

特徴

全身のあらゆる場所にできるカフェオレのように茶色く、楕円形の平らなアザです。

肌の表面だけが茶色になり、アザの境界線がはっきりとしていることが特徴です。

思春期から現れる扁平母斑には、胸や背中に毛の生えてくることもあります。

生まれつきの茶アザが乳幼児期から6個以上ある場合は、脳神経系の病気の可能性があるので、早めに医療機関を受診しましょう。

原因

皮膚の表面で、メラニン色素を作る機能が少しだけ過剰になったことがことが原因で現れます。

治療法

乳幼児期から、

  • 液体窒素凍結療法
  • 皮膚剥離術
  • レーザー治療

を始めると治療効果が高いため、医療機関を早めに受診しましょう。

しかし治療後は、瘢痕(はんこん)という傷あとの盛り上がりなどが残りやすく、再発しやすいデメリットもあり、きれいに治すことが難しいアザでもあります。

黒アザ(母斑細胞母斑)ができる原因から治療法まで

黒アザは生まれつきの場合と、生まれてから出現する場合があります。

ここからは黒アザと呼ばれる母斑細胞母斑(ぼはんさいぼうぼはん)の特徴、原因、治療法を見ていきましょう。

特徴

黒アザは毛が生えている場合が多く、表面が平らなものや、盛り上がったもの、でこぼこしたものもあります。

大きさはさまざまで、直径5mm以下の黒アザはいわゆる「ホクロ」になりますが、20cm以上のものは神経系の合併症を伴うことがあるので、早めに医療機関を受診しましょう。

原因

胎児の頃に神経細胞や色素細胞になりきれなかった細胞である「母斑細胞」の集合体が、皮膚内に集まったり、散らばったりすることが原因です。

治療法

月齢が進むごとに母斑細胞が皮膚の奥深くへと落ちていってしまい、治療がしづらくなってしまうため、早めの治療がおすすめです。

黒アザを完全に取り去る場合は切除手術、少しずつ薄くする場合はQスイッチルビーレーザーによる治療もありますが、症状によって治療方法を医師と相談しましょう。

アザの治療は保険適用になる?

アザの治療は「アザの種類」や「使用する治療機器」によって、保険の適用内で受けられるかが決まります。

保険が適用されるアザの種類は、

  • 茶アザ(扁平母斑)
  • 青アザ(太田母斑、異所性蒙古斑)
  • 赤アザ(単純性血管腫、いちご状血管腫、毛細血管拡張症)

などです。

黒アザのレーザー治療は保険適用外になり、手術のみが保険適用となります。

保険適用の対象となるアザの種類であっても、治療に使用する機器が保険適用の対象外の場合もあるので、注意が必要です。

保険の適用の対象となる機器は、

  • Qスイッチルビーレーザー…茶アザ、青アザへの治療が対象
  • 色素ダイレーザー…赤アザへの治療が対象

などの機器です。

事前にどのような機器を使用しているか、治療を受ける病院へ直接問い合わせた方がよいでしょう。

保険を利用しなかった場合の治療費の目安は、

  • 赤アザのレーザー治療…21,700円から(10平方cmまで)
  • 青アザのレーザー治療…20,000円から(4平方cmまで)
  • 手術…約5,000~13,000円(大きさによる)

となっています。

しかし保険が適用された場合、保険種別によって0~3割負担となり、治療費の負担をおさえられます。

レーザー治療の場合は、アザの種類によって保険適用になる照射回数が異なり、

  • 茶アザ…2回まで
  • 青アザ…回数制限なし
  • 赤アザ…回数制限なし

となるので、医師へ治療に必要な照射回数を確認しておきましょう。

安心して治療できる病院は?全国のレーザー治療の専門病院を紹介!

アザは形成外科や皮膚科で、専門医による治療が必要です。

レーザー治療の効果は医師の技量によって左右されるため、日本レーザー医学会では、レーザーの知識・技術の向上をはかることを目的とした「レーザー専門医の資格」を認定しています。

そこでここからは、日本レーザー医学会のホームページで掲載されている、レーザー治療の専門施設の一部をリストアップしています。

レーザー治療をされる場合は、病院選びの参考にしてみてください!

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河田外科形成外科

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形成外科王丸クリニック

まとめ

アザの種類によって、自然に消えるものもあれば、消えないものもあります。

自然に消えないアザが目立つ位置にあると、将来お子さんが外見を気にしてしまい、自信が持てなくなる場合もあるかもしれません。

現在はレーザーによる治療法が発達しているため、幼い頃から治療を受ければ、痕がほとんど残らずに消すことも可能です。

黒アザ以外のアザのレーザー治療は保険の適用内での診療ができるため、治療費を抑えることもできます。

お子さんの明るい将来への贈り物として、治療を受けてみてもよいかもしれません。

病院の選定には、今回ご紹介したレーザー治療の専門医のいる病院を参考にしてみましょう!