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子供の低身長は成長障害が原因?自宅でできる確認方法も解説

子供の背の伸びには個性があるとわかっているものの、他の子と比べるとどうしても不安になってしまう親御さんは多いと思います。

子供の背を伸ばすために、栄養・睡眠・運動に気を付けている親御さんも多いでしょう。

これらの親御さんの努力は決して無駄ではないのですが、まれに子供の成長障害が原因で背が伸びにくいこともあります。

成長障害が原因であれば、早く治療してあげたいものです。

そこで今回は、子供の成長障害の確認方法や原因についてまとめました。

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子供の低身長が気になったときに確認したい2つのこと

子供の成長障害は、身長が止まる前までに治療を開始する必要があるので、親御さんが注意深く見守る必要があります。

子供の低身長が気になったらまずは以下の2つを確認してみましょう。

子供の成長曲線を作成し異常がないか確認

子供の成長が遅かったり、低身長が気になったりするときは、子供が過去に行った定期健診や身体測定の数値を元に成長曲線を描きましょう。

成長曲線とは、子供の身長や体重が正常に成長しているかを確認するためのグラフです。

成長曲線は男女別に分かれており、厚生労働省や日本小児内分泌学会の公式サイトからダウンロードできます。

ダウンロードした成長曲線に、子供の成長の記録を描いてみましょう。

描いたうえで、平均身長との差が大きい、身長の伸びが途中から悪くなっている場合は、成長障害の可能性があります。

成長曲線を持って、早めにかかりつけ医に相談することをおすすめします。

▼参照 低身長|日本小児内分泌学会

SDスコアを計算しマイナス2SD以下になっていないか確認

SDスコアとは、子供の身長が平均値からどれくらい離れているのかを数値で表す方法です。

SDスコアは以下の計算式で求めることができます。

  • SDスコア=身長の実測値(子供の身長)-平均身長÷標準偏差

例えば3歳6ヶ月男児、身長が95㎝の子どもをSDスコアを計算してみます。

  • 95.0-96.9÷3.7=-0.5SD

結果はマイナス0.5SDとなります。

平均身長と標準偏差については、以下のサイトから確認できます。

▼参照 日本人小児の体格の評価|日本小児内分泌学会

SDスコアがマイナス2SD以下の場合は成長障害の可能性があるので、早めにかかりつけ医に相談することをおすすめします。

子供の成長障害にはどのようなものがあるの?

子供の成長は個人差があるので、、子供の身長が成長曲線から外れていても、SDスコアが-2.0SD以下だとしても、多くの場合心配することはありません。

しかしながら、まれに以下のような成長障害が原因で、身長の伸びが悪くなっている可能性があるので注意が必要です。

ポイント

  • 成長ホルモン・甲状腺ホルモンの不足
  • 染色体の病気
  • 子宮内発育不全
  • 骨・軟骨の異常
  • 心臓・肝臓・腎臓などの臓器の病気
  • ここでは、これらの病気について詳しく解説します。

    成長ホルモン・甲状腺ホルモンの分泌不足

    成長ホルモンは脳の下垂体から、甲状腺ホルモンは喉にある甲状腺から分泌され、双方ともに骨の成長をサポートします。

    事故や病気などにより2つのホルモンの分泌が不足すると、子供の背の伸びに影響を与えます。

    この場合、ホルモン治療を行い身長の伸びを促します。

    染色体の病気

    身長の伸びに影響を与える染色体の病気は2つあります。

    ターナー症候群

    女子にのみ表われる染色体の病気で、2本あるX染色体が1本しかなかったり、欠損していたりします。

    身長だけでなく、卵巣の発育も悪くなるのがこの病気の大きな特徴です。

    プラダー・ウィリー症候群

    15番染色体の変異で起こる病気で、1万人に1人の割合で表れます。

    低身長だけでなく、筋緊張の低下や肥満、発達障害などの症状が見られることもあります。

    この場合、ホルモン治療を行い身長の伸びを促します。

    子宮内発育不全

    正産期に生まれたのに、身長や体重の小さい状態や早産で小さく生まれることを、子宮内発育不全と呼びます。

    子宮内発育不全で生まれた子供は、同じ月齢で生まれた他の子供よりも身長や体重が小さい傾向にあります。

    多くの場合は、小さくても成長のスピードは他の子と変わらないので問題ありません。

    しかしながら、成長のスピードが悪くなる子供もいます。

    この場合、成長の度合いを見ながらホルモン治療を行います。

    骨・軟骨の異常

    生まれつき骨や軟骨に異常があり、身体のバランスに特徴が見られる場合、子供の身長が伸びにくくなることがあります。

    これは遺伝性であることが多いのですが、まれに突然変異で子供のみ表れることもあるので注意が必要です。

    この場合、軟骨を形成する手術を行なって、身長の伸びを促すこともあります。

    心臓・消化器系などの臓器の病気

    子供に心臓・消化器系などの臓器の病気がある場合、成長に必要な栄養や酸素が足りずに身長の伸びが悪くなる傾向にあります。

    また、低身長の検査によってこれらの臓器に病気が見つかる場合もあります。

    臓器の治療をすることにより、栄養が全身に行きわたるようになると身長が伸びることが多いようです。

    子供が成長障害とわかっても焦らず対処する方法を解説

    子供に成長障害が見つかった場合、多くの親御さんが子供の将来について不安になるかと思います。

    分からないこともきっと多いはずです。

    ここからは子供が成長障害とわかっても焦らずに行動できるよう、知っておきたい対処法についてご紹介します。

    子供の成長障害にはどんな治療法があるのか知っておく

    子供の成長障害には主に2つの治療法があります。

    ポイント

  • 成長ホルモン療法
  • 脚延長術
  • 成長ホルモン療法は、ほとんどの成長障害の治療法として採用されています。

    成長ホルモンは注射で投与する必要があり、以前は週に2~4回通院し、医師の筋肉注射を受けなければなりませんでした。

    しかしながら、現在では厚生労働省より在宅での注射が認められたことから、毎日の皮下注射が可能となり、親御さんと子供の負担も軽減されました。

    成長ホルモンは睡眠時に多く分泌されることから、睡眠前のタイミングに行います。

    脚延長術は、骨や軟骨に異常がみられたときに行う手術のことです。

    骨折したときにできる仮骨を利用して、骨を伸ばして身長を伸ばす手術になります。

    治療の流れは以下の通りです。

  • 手術で骨を切り離し、骨折状態を作る
  • 足に創外固定器を取り付ける
  • 術後に創外固定器のねじを1日数ミリずつ操作
  • 仮骨が出現し切り離した骨が自然に埋まる
  • この治療法は身長を確実に伸ばすのに有効ですが、特殊な治療法のため専門性の高い病院を選ぶ必要があります。

    また入院や通院も長期にわたるため、子供の生活環境が大きく変わります。

    手術による治療を決断する際には、親御さんの慎重な判断が必要です。

    治療にかかる費用がどれくらいかかるのか知っておく

    成長ホルモン療法にかかる治療は、子供の体重や年齢、低身長の程度にもよりますが、年間約100~700万円ほどかかります。

    しかしながら、家計の負担を軽減するよう様々な医療費助成制度があります。

    その1つが「小児慢性特定疾病の医療費助成制度」で、慢性的な難病を対象に医療技術の研究、治療に関して経済的な助成を行なっています。

    「小児慢性特定疾病」の認定を受けると、20歳到達時まで治療費の助成を受けることができるのです。

    しかしながら、助成を受けるときには以下の条件を満たす必要があります。

  • 1年ごとの更新申請時に治療継続基準を満たしている
  • 男子は156.4cm、女子は145.4cm以下である
  • 条件を満たしていない場合は、助成を受けることができません。

    ホルモン治療は保険適用の治療とはいえ、長期間投与するものなので、医療費も高額になりがちです。

    ですが、高額療養費制度の申請を行うと、医療費が一定額を越えると国民保険や社会保険などが越えた分を負担してくれます。

    子供がホルモン治療を行う際には、これらの医療費助成制度を活用して、家計に大きな負担がかからないようにしていきましょう。

    脚延長術は、全額自費で行うと1000万円以上の医療費がかかりますが、以下の基準を満たしている場合、健康保険適用となります。

  • 骨や軟骨の異常によって機能障害がみられる
  • 身長が140cm未満で生活に支障が出ている
  • しかしながら、3割負担でも300万円となると大きな負担ですよね。

    治療費が高額になることが予想されるので、治療前に高額療養費制度の申請をしておくと安心です。

    成長障害の子供の背を伸ばすために自宅でできることを知っておく

    子供の背を伸ばすために必要な3要素である、栄養・睡眠・運動を満たす環境を整えることです。

    なぜなら、栄養が足りなければ成長ホルモンを投与したり手術で骨を伸ばす治療をしたりしても、骨に栄養が行きわたらず成長を妨げてしまうからです。。

    また、睡眠や運動は成長ホルモンの分泌をサポートします。

    例え病気で子供自身が分泌できる成長ホルモンが微量でも、積み重ねていけば大きな差になります。

    子供が成長障害だと分かると、どうしても治療に目が行きがちですが、栄養・睡眠・運動の3要素にも目を向けていきましょう。

    成長ホルモン療法や脚延長術などの治療は長期間にわたる治療です。

    子供の身体や心にも大きな負担になることでしょう。

    子供の成長障害は親御さんにとってもショッキングな出来事ですが、一番ショックを受けているのは当事者である子供たちです。

    子供に寄り添って、治療を促していくのも親御さんの大事な役割の1つになります。

    まとめ

    子供の身長の伸びが悪いと成長障害を疑いがちですが、多くの場合、心配ありません。

    しかしながら、まれに病気や骨・軟骨の異常などが原因により成長障害が起きている場合があります。

    この場合、成長障害の原因を特定し、治療をしないと他の子供との身長差が大きく開いてしまう可能性があります。

    低身長が気になるときや身長の伸びが悪いような気がするときは、成長曲線を描いたり、SDスコアを計算したりして子供の成長具合を確認しましょう。

    何か気になることがあれば、早めにかかりつけ医に相談することをおすすめします。

    もし子供に成長障害があるならば、治療をする必要がありますが、いずれの治療法も長期間にわたります。

    子供の心や身体に大きな負担がかかるので、親御さんはしっかりケアしてあげましょう。

    また、治療だけでなく子供の身長を伸ばすには、栄養・睡眠・運動の3つに気を付ける必要があります。

    親御さんは無理のない範囲で、子供の身長を伸ばす環境を整えてあげましょう。

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