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子供の歯の生え変わり時期と虫歯にしないケアの方法とは?

子供が小学生になる前後、乳歯から永久歯への生え変わりは始まります。

虫歯の心配に加え、歯並びは大丈夫なのかなど、親としては気になることがさらに増えてきますよね。

子供の歯が生え変わる際、どんな順番で生えてくるのでしょうか?

その際のケアの仕方や、気をつけておくことはどんなことでしょうか?

この記事では、これらの疑問を解消する情報をお伝えしていきます。

また、永久歯を虫歯にしないための対策についても解説いたします。

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子供の歯の生え変わり時期と順番

最初の子供の歯の生え変わりは、多くが6歳~7歳で、まず下の前歯が抜けます。

次に、歯茎の中に隠れていた奥歯(第1大臼歯。またの名を6歳臼歯)が生えてきます。

その後は上の前歯が抜け、順番に奥歯の方に進んでいきます。

このように、下の歯の方が上の歯よりも一足先に生え変わります。

そして、親知らずの手前の奥歯(第2大臼歯)は、11歳~13歳までの間に生えてきて、永久歯への生え変わりが完了するのです。

これはあくまで目安なので人によって個人差がありますが、小学校の入学前後から徐々に生え変わりは始まり、中学生の段階ですべて永久歯になります。

永久歯は歯を形成している象牙質という成分が厚いため、乳歯と比べて少し黄色がかっています。

これは、乳歯に比べて永久歯が強い証拠です。

生え変わり初期は、他の乳歯と比べて目立つので気になりますが、永久歯が増えていくと気にならなくなってきますので、ご安心ください。

生え変わり時期の子供の歯をケアする方法とは?

歯が抜ける前後や、永久歯が顔を出し始めたとき、毎日の歯磨きはどのようにすればいいのでしょうか?

自宅での、ケアの仕方を見ていきましょう。

歯が抜ける前

仕上げ磨きの際は、あまり過度に力が加わらないように注意しましょう。

子供が痛がる場合は歯磨きするのも気が引けますが、毛先が柔らかい歯ブラシに変えるなどして、優しく磨いてあげてください。

歯が抜けた後

歯が抜けた際には、当然ですが出血します。

たくさん出血することはありませんが、気になる場合はガーゼなどを5分程度噛むことで止血になります。

このとき、口の中が不快だからといって強くうがいをすることは避けてください。

出血を止めてくれていたかさぶたが、うがいで取れてまた出血する場合があります。

また、歯が抜けた日は、むやみに患部は触らないようにしましょう。

永久歯が顔を出し始めたとき

まだ生え始めて間もない歯を磨くときは、歯茎を傷つけてしまわないように、優しく磨きましょう。

永久歯は、最初のうちはまだ未成熟で汚れが着きやすく、弱い状態です。

しっかりした大人の歯になるには2~3年はかかるので、それまでの間に虫歯にならないようにしっかり磨くようにしてください。

また、第1大臼歯(6歳臼歯)は、6歳前後から1年ほどかけてゆっくり生えてきます。

毎日の仕上げ磨きの際には、必ず歯の生え具合をチェックしておきましょう。

気づかないうちに生えていたりすると、いつの間にか虫歯になっていたり、歯垢で歯茎が腫れたりすることもあります。

生え始めは磨きづらいですが、歯ブラシの方向を変えたり、歯ブラシのヘッドがコンパクトなものしたりして、気をつけていきましょう。

子供の歯が生え変わるときに気になる症状とは?

子供の歯が永久歯へと生え変わる前後には、気をつけておきたいことがいくつかあります。

毎日の仕上げ磨きの際や、普段の生活の中でどんなことをチェックすればいいのでしょうか?

順に解説します。

歯がグラグラして痛い

歯がグラグラしてくると、場合によっては痛かったり気になって食事がしづらいという場合があります。

歯磨きをするときに痛がる場合は、柔らかい歯ブラシで小刻みに動かしたり、歯ブラシの頭の部分に指を添えて磨くことで歯にかかる圧を減らすことができます。

それでも痛がる場合や食事が進まない場合は、歯医者さんで抜いてもらうなどの対応を考えてみてください。

なかなか抜けない

永久歯は通常、歯茎の中で成長し乳歯の根元まで到達すると、その根元を溶かす細胞が働き始め次第にグラグラしてきます。

左右で同じように抜けるべきところが、どちらかがなかなか抜けない場合、永久歯がうまく成長していないことがあります。

また生えてくるはずの永久歯が、歯が骨の中や歯茎の中に埋まっていて自然には生えてこられない、埋伏歯の可能性もあります。

2ヶ月ほどしても抜けない場合は歯医者さんで相談してみてください。

自己流で抜歯しようとするのは、場合によっては歯茎を傷つけたりばい菌が入ってしまう可能性もありますので、注意が必要です。

乳歯が抜けていないのに永久歯が生えてきた

乳歯が抜けていない状態で永久歯が内側から生えてくる場合、抜けた後のスペースに生えてきた永久歯がはまりそうなら、自然に抜けるのを待っていても問題ありません。

ただ、永久歯が乳歯の横から生えてきたり、乳歯がグラグラしていない状態のときは放置せずに歯医者さんへ行きましょう。

そのまま放っておくと、歯が重なることで虫歯になりやすく、今後の歯並びにも影響を与えることがあります。

また奥歯の場合は、乳歯が例えグラグラしていたとしても歯が磨きずらく虫歯になりやすいので、一度受診することをおすすめします。

乳歯が抜けたのに生えてこない

乳歯が抜けたのに、数か月たっても永久歯が生えてこない場合、歯茎が分厚かったり永久歯が生えてくるのに何か障害物があったりする可能性も考えられます。

歯が生えてくるスピードは個人差がありますが、3か月経っても生えてくる気配がない場合はレントゲンを撮って確認してもらうなどの対応が必要になることがあります。

まずは歯医者さんに診てもらって、様子を見ていていいのか判断してもらうようにしましょう。

永久歯が斜めに生えている

乳歯と永久歯を比べると、当たり前ですが永久歯の方が大きくなります。

子供が成長していく過程で、通常はアゴも大きくなってくるため、生え変わりのタイミング

ではすきっ歯になっているのが理想です。

しかし、近年では食生活の変化などからアゴが小さいことも多く、まだ6歳前後の段階では永久歯の大きさに対してスペースが狭く、斜めに生えてくることもよくあります。

歯は前歯から徐々に生え変わり始めて、数年かけてゆっくりと永久歯への生え変わりが進みます。

最初は斜めに生えていた前歯も、成長するにつれてアゴが大きくなりキレイ納まっていくことも多いので、最初のうちは過度に心配する必要はありません。

定期健診などで経過を診てもらいつつ、歯医者さんと共に観察するようにしていきましょう。

生え変わる気配がない

基本的に5歳~7歳あたりで下の前歯から抜けいていくことが多いですが、その時期を過ぎても、一向に生え変わる気配がないお子さんも一定数います。

歯の生え変わりには個人差が大きく、歯茎の中での永久歯の成長スピードが遅いなどの原因も考えられます。

小学生の段階では経過を見守っても大丈夫ですが、心配な場合はきちんと永久歯が待機しているかどうか、歯医者さんで確認してもらうようにしましょう。

子供の歯から大人の歯へ!子供と一緒に歩む虫歯ゼロへの道

子供の歯から大人の歯へ生え変わるのには、通常8年程度かかります。

その間、「虫歯にしたくない!」という親の気持ちとは裏腹に子供はどんどん自立の道へと向かい、歯磨きもひとりでするようになっていきます。

喜ばしい成長である一方、疲れてそのまま寝てしまっていたり、うまく磨けていなかったりして気が付けば虫歯になっていた…という可能性もあります。

大切な永久歯を守っていくため、どんな風に子供に接するといいのでしょうか?

その方法や、心構えを解説します。

定期健診は必ず行う

歯医者さんでの定期検診は、必ず行いましょう。

学校での検診があるからと安心せずに、かかりつけの歯医者さんを見つけて、歯の状態や歯の生え変わりが順調に行っているかなどを観察してもらうことが大切です。

子供への歯磨き指導なども行ってくれますので、専門家からも歯磨きの大切さなどを説明してもらうといいですね。

おやつや食事は時間を決める

子供が大きくなってくると、学校帰りなどに気が付けばいつの間にかダラダラとお菓子を食べていたりすることがあるかもしれません。

お口の中に食べものがずっとある状態というのは、常に口腔内が酸性に傾きやすく歯が溶けやすくなり虫歯菌にとって動きやすい環境を作ることになります。

できる限り、おやつや食事の時間は決めておきましょう。

お腹がすいてどうしても待てないときは、間食の後に歯磨きやうがいをするなどしてお手入れをするといいですね。

歯磨きできる環境を整える

歯磨きできる環境を整えるということは、生活を整えるということです。

ゲームやテレビ、食事の時間やお風呂の時間など、毎日のルーティンをある程度一定にしておくと、次の行動が習慣になるので考えなくても行動できるようになります。

生活リズムを整えて、自分から歯磨きができる環境にしてみましょう。

親と一緒に歯磨きをする

普段の生活の中で、親子一緒のタイミングで歯磨きをしていますか?

親の方が後で寝るからと歯磨きを後回しにしている場合、子供も「後からでいいや」と先延ばしにしてしまう可能性があります。

食事が終わって一息ついたら、親子で歯磨きをしてみましょう。

同じ鏡を見ながら隣同士で歯磨きをするのも、子供にとっては新鮮で喜んでくれたりするのでおすすめですよ。

生え変わりが完了するまで仕上げみがきをする

仕上げみがきに、卒業は必要ありません。

とは言え、大きくなった子供が嫌がるのに、無理やり仕上げみがきすることはできませんね。

生え変わったばかりの歯は、まだ表面が弱く虫歯菌の影響を受けやすい状態になっています。

最低でも、生え変わりが完了するまでは続けていきましょう。

出来れば寝た状態で行うのがベストですが、子供が大きくなってきたら、立った状態で口を大きく開けてもらいしっかり磨けてるか観察しながらおこないます。

また、歯間ブラシやフロスなども早いうちから併用しましょう。

子供が大きくなって毎日できない場合でも、週に2~3回はチェックしたり仕上げみがきをおこなってみてくださいね。

20歳まで虫歯を作らなければ生涯自分の歯で噛める!

人の歯は、概ね20歳までに虫歯を作らないことに成功すれば、その後生涯自分の歯でずっと噛むことできるという研究結果があります。

歯周病などで一部が抜けてしまうということはあるようですが、それほど20歳までのケアが大切だということがわかります。

仕上げきがきは、最低でも歯の生え変わりが完了するまでは続けておきたいところですが、忙しい毎日の中ではできないときもあるでしょう。

ここで一番重要なのは、子供本人が正しい歯磨きの習慣をつけ、その後も定期検診と並行して虫歯を作らないように意識することです。

20歳まで虫歯ゼロというのは、なかなか難しいことではありますが、歯医者さんと連携しながら子供の歯と向き合っていきましょう。

まとめ

今回は子供の歯が生え変わるタイミングや、その際に気になる症状、永久歯を虫歯にしないために生え変わり時から気をつけていくことなどを挙げました。

概ね6歳前後から、徐々に乳歯から永久歯へと生え変わり、中学校に入ったあたりで完了します。

その間でトラブルや気になることがある場合は、その都度歯医者さんへ相談に行きましょう。

また、順調に生えてきていても、定期検診は大切なので必ず受けるようにしてください。

大切な歯を守っていくために、生活習慣を整えたり、仕上げ磨きも可能な限り行いましょう。

子供の大切な歯を守るためにも、親子で一緒に取り組んでみてくださいね。

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