「将来役に立つように、子供には小さいうちから英語を習わせたい」
子供のこれから先を考えると、そんなふうに考えたりもしますよね。
ミキハウス子育て総研の2019年の調査によると、子供が通っている習い事ランキング第2位は、英語・英会話でした。
小学生のうちから英語の授業が始まるようになったこともあり、英語学習に関心がある親御さんは少なくないようです。
この記事では、子供の英語力を家庭学習で伸ばすべき理由、そして家庭で英語を学ぶための具体的な手段の数々を、細かく紹介していきます。
幼少期からの家庭での英語教育が、グローバルな人材を育てる
グローバル化に伴い、英語を自由自在に使いこなせる人材はより一層求められるようになっています。
留学や高価な英会話スクールに通わせることは難しくても、家にいながら無理なく小さいうちから英語に触れさせていくことは、将来きっと役に立つはずです。
英語に限らず、幼少期の教育において大事なのは子供に興味を持たせることだと思います。
英語に触れる機会が何もなければ、子供は興味を持つことさえできません。
子供が本当に将来、英語に深く関わる仕事に着くかどうかはわかりませんが、英語力があって困ることはないでしょう。
子供の可能性を増やすために、幼少期からの英語の家庭学習を考えてみてはいかがでしょうか。
子供の英語力は家庭学習で伸ばすべき、その理由とは
では、なぜ英語は家庭学習で伸ばすべきなのでしょうか。
その大きな理由を2つご説明します。
コロナ禍でも不自由なく学習できるから
今は、世界的な新型コロナウイルスの流行で、なるべく家から出ない、人と接しないことを求められています。
子供に英語を学ばせたいと思っても、英会話スクールなどに通って人と接触する機会を増やすのは抵抗がありますよね。
コロナのことがなくても、下に幼い兄弟がいたりする場合、親御さんは習い事の送迎をするだけで一苦労です。
子供に英語を学ばせたい気持ちと、人との接触機会を増やす不安や自分の負担を天秤にかけて、踏ん切りがつかないこともあるのではないでしょうか?
ですが、今はインターネット環境を使えば簡単にネイティブの先生と繋がることができます。
自宅でできる英語のテキスト教材も充実しています。
家庭学習ならば、わざわざリスクを負わずに子供に安定して英語を学ばせ、英語力を伸ばすことができます。
子供に日常的に英語に触れさせることができるから
留学したり英語圏で生活していると、自然と英語が話せるようになってきたりしますよね。
それはやはり、毎日英語に触れているからです。
語学の習得において大事なのは、とにかく日常的にその言語に触れていくことです。
週に1回や月に何回など、低頻度で長時間勉強するよりも、毎日ちょっとずつでも英語に触れていったほうが、なかなか集中力が続かない小さい子にはおすすめです。
その点、家庭学習なら最も身近でリラックスできる家という環境で、日常的にちょっとずつ英語に触れていくことができます。
また「学習」と構えなくても、まずは親が英語で喋ってみることも大事です。
下手でもいいので、親が日常的に英単語を会話に取り込んでみれば、子供も自然と英語を覚えていけるはずです。
英語の家庭学習、具体的にはどうやってやる?
英語の家庭学習の重要性はわかったと思いますが、具体的にどのように始めたらいいのでしょうか。
有料のものと無料で利用できるもの、それぞれご紹介していきます。
有料でしっかり学ばせる
コロナの影響で、人と直接接しないオンラインのサービスが色々な業界で充実してきています。
英語学習も、そういった家庭でできるサービスが増えてきています。
それに加えて昔からある有料教材もありますので、いくらかお金を払えば、充実した英語学習を受けさせるための手段はたくさんあります。
通信教育
昔からよくある、月々のお支払いをして毎月自宅に教材が届くタイプの英語の通信教育です。
費用は会社によって月2000円以内の所から4000円台くらいの所まで様々です。
年齢によっても費用は変わります。
まずは資料請求や無料体験をしてみて、どこが一番子供にあっているか選ぶのが良いと思います。
通信教育の中だとポピー Kids Englishが、リーズナブルで始めやすいです。
家庭学習教材づくりのノウハウをもった新学社が、小学校で習う英語の表現や単語をよく盛り込んだ教材に仕上げており、小学校の英語の授業への備えとして頼りになります。
タブレット教材
タブレットで学ぶタイプの通信教育もあります。
今時の子は、小さいうちからスマホやタブレットなどの電子機器の扱いに慣れており、動画を見たりゲームをしたりと、タブレットが大好きな子が多いですよね。
そんな大好きなタブレットを使った英語学習なら、楽しみながらすっと入っていけると思います。
紙ものの教材と違い、場所を取らないのもありがたいです。
ただし、タブレットを購入しなくてはならないので、初期費用は少しかかります。
タブレット教材ですと、有名なのはスマイルゼミです。
こちらは学習専用のタブレットがあり、月ごとの講座も、過去の講座も、全て一台のタブレットの中に完結しています。
ネイティブの発音を聞いて学習できるので、英会話教室のように話す能力を鍛えることもできます。
専用タブレットではアプリをインストールしたりwebサイトを見たりができないようになっているので、安心して子供に与えられる所も魅力です。
オンライン英会話教室
英会話教室を運営している各社は、子供向けのオンライン英会話教室も行っています。
子供向けなのでだいたい30分程度で行われることが多く、家にいながらネイティブな英語教師からの指導を受けられます。
英会話教室では、英語の能力の中でも話す能力、コミュニケーション能力が身につきやすいのが魅力です。
実際にネイティブの英語を話す人と会話の機会を作れるというのは、貴重な経験ですし、オンラインとはいえ教えてくれる相手がいる家庭学習なので、だらけたり後回しにしてしまったりせず、決められた時間に確実に英語学習を積み上げていくことができます。
オンライン英会話教室も色々ありますが、お子さんの年齢によっては受けるのが難しい教室も出てきます。
長く習わせたいのでしたらNovaKidsが、4歳から12歳という幅広い年齢に対応しており、1レッスン800円からできるので、希望に沿ったペースで学びやすいと思います。
英語の絵本やおもちゃ
子供が好きな絵本の英語版を購入して、楽しみながら英語に触れるのも良いです。
話の内容がよくわかる大好きな絵本なら、子供も読み進めやすいでしょう。
本屋やネットショップなどを見ながら子供と楽しみながら選べること、気になったものだけ買うので出費もそんなにかからないのが魅力です。
また、専用のペンでタッチすると、タッチしたところに描かれた絵の単語の発音が流れるなどの特殊なしくみのタッチペン付き絵本もあります。
そういったものを試してみるのも良いでしょう。
英語音声のアニメや動画配信サービス
アニメや映画、ドラマなどの動画の配信サービスを契約している人は、あえて日本語ではなく英語音声で流してみるのも良いと思います。
子供が元々好きなアニメならば、興味を持ちながら自然に英語に親しむことができ、ネイティブの発音が耳に慣れていくことも期待できます。
AmazonPrimeVideoのキッズカテゴリやDisney+ (ディズニープラス)でしたら、子供が好きなアニメがたくさん揃っているので、英語に親しむ第一歩として始めるのに最適な英語の学習方法です。
無料で手軽に始める
今はネット環境が発達したこともあり、様々な情報やサービスが無料で手に入ります。
次にあげるような方法で、まずは無料で気軽に英語学習を始めてみるのもいいと思います。
英語の動画
今の子供たちは、youtubeが本当に大好きですよね。
YouTube上にはたくさんの英語コンテンツがあります。
英語の動画コンテンツを使いながら、子供に英語への興味を持たせていくことが期待できます。
無料英語プリントのダウンロード
英語学習用のプリントを、無料で提供しているサイトもあります。
個人運営のサイトが多いですが、ちびむすドリルというサイトなどは法人運営で幅広い年齢に対応した教材を揃えており、手軽に英語学習に役立てることができます。
まとめ
コロナの影響で人との関わりを減らすことが求められている今の情勢に加え、英語学習は日常的に英語に触れさせることが大事であることなどから、英語の家庭学習のニーズが高まっています。
具体的には、通信教育、タブレット教材、オンライン英会話教室、英語の絵本やおもちゃ、動画配信サービスの音声を英語にして視聴するなどの有料での英語学習をする方法や、無料のyoutube動画、無料英語プリントのダウンロードなどの、無料での英語学習をする方法があります。
留学や高価な英会話スクールに通わせることは難しくても、家にいながら無理なく小さいうちから英語に触れさせていくことは、将来きっと役に立つはずです。
ご家庭に合ったやり方で、ぜひ、子供が小さいうちから英語に触れる機会を作ってあげてください。