夫婦とも身長が低くて心配、うちの子背の順で並ぶと前の方に必ずいる。
今まで気になっていなかった身長も、中高生くらいになると差が出てきてしまうので、親としては心配の種になります。
モデルになりたい、部活動で活躍したい!
お子さんの夢を応援したいのが親心というもの。
女の子の身長というのは大体中高生の時期で決まってしまうので、そのあとに急成長することはほとんどありません。
せっかくなら身長を高くして、やりたいことをやらせたい!
夢に向かって頑張ってほしいお子さんを応援するために、今からできる身長の伸ばし方についてお伝えします。
女の子の成長期!実際どれくらい身長が伸びるの?
成長期と呼ばれる、中高生の時期。
実際にどれくらい女の子の身長が伸びるのかご存知ですか?
令和元年度の文科省文部科学省の統計から女子の全国平均値を見てみるとよくわかりますが、小学校6年生では平均146.6cmだった身長が、高校3年生では157.9cmと11.3cmも身長が伸びているという結果になりました。
もちろん遺伝的なものもあるとは思いますが、夫婦の身長に関係なくお子さんだけ身長が高い、そんな子も中にはいます。
どんなことをしたら身長が伸びるのでしょうか?
まずはお子さんの身長が本当に低いのか、姿勢が悪いので身長が低く見えてしまうのではないか、猫背のチェックから始めてみましょう。
本当に身長が低いの?まずは猫背チェックから
中高生でもスマートフォンを長時間見ていたり、足を組んでいるとだんだんと猫背になってしまいます。
小学生の間はしっかりと座って授業を聞いていても、中高生になったとたんにダラケてしまい急に猫背になってしまう子っていませんか?
姿勢が悪くなってしまうと、身長まで低く見えてしまうなんてことも。
身長を伸ばすためには、まずお子さんが猫背になっていないか簡単なチェックをしてみましょう。
簡単な猫背チェック
- 1.壁の前に立ちましょう
- 2.頭、背中、お尻、かかとの4点を壁にくっつけましょう
- 3.壁から頭やお尻が離れていないかチェック
もし頭やお尻が離れている場合は、猫背である可能性が高いです。
猫背になっているお子さんはこれから紹介するストレッチにプラスして、肩甲骨まわりや背中の筋肉を鍛えてみてください。
とくにおすすめするのは「リバースプランク」です。
リバースプランクは長座位でお尻から手一つ分後ろに手をつき、骨盤から頭まで一直線を意識しながらお尻を上げていく運動。
この運動をすることで、猫背の改善が期待されます。
身長を伸ばすストレッチがおすすめ
猫背のチェックをしたあとは、道具不要ですぐにできるストレッチを紹介します。
なんとこのストレッチを行うだけで、身長が2~3cmアップした方も!
そのストレッチとは「正座をしたまま後ろに倒れるストレッチ」
やり方は簡単です。
- 1.座をした状態でそのまま体を後ろに倒しましょう
- 2.そして呼吸を止めずにできる限りゆっくりとした呼吸を行います
- 3.慣れないうちは1分くらい、慣れてきたら3分間キープしましょう
じわ~っと前ももに効いてくるストレッチです。
このストレッチは、筋肉を伸ばし血流が良くなってむくみが解消することで、身長を伸ばすための成長ホルモンの分泌を促す効果があるといわれています。
大人でも効果があると言われているので、ぜひお子さんと一緒にやってみてはいかがでしょうか。
身長を伸ばすのに効果的な食事とは
ストレッチの次は、食事面でも身長を伸ばすためのサポートをしましょう。
カルシウムを多く含む食品として、
- プレーンヨーグルト
- 牛乳
- イワシ
- ひじき
を取り入れるのをおすすめします。
ほかには、取り込んだカルシウムの吸収を助ける食材を食べることも必要です。
ビタミンDを多く含む、鮭やサンマに、ビタミンKを多く含む、納豆やほうれん草なども意識して食べるようにしましょう。
また、身長を伸ばすためにこれらの栄養素ばかりを取り入れるのもおすすめしません。
他のビタミンや栄養素ももちろん大切です。
必要なのは、これらの食材を取り入れながらバランスの良い食事をすること。
朝、昼、夜ときちんとした食生活を心がけましょう。
身長を伸ばすには成長期の睡眠が大切!
成長期のお子さんの睡眠は非常に重要といえます。
なぜなら、睡眠中に成長ホルモンが多く分泌されるからです。
お子さんの身長を伸ばしたいなら、お子さんがいつも起きている時間から逆算し、遅くても6時間以上、なるべく8時間は就寝するように心がけましょう。
毎日寝不足で疲れが取れない、授業中もついつい寝てしまい夜はゲームをしている。
そんな生活では身長にも良い影響を与えません。
寝不足にならないよう、毎日同じ時間に寝て起きることを続けていくことが何よりも成長に必要です。
そのためには、ご両親の協力も必要です。
お子さんが寝る時間にはTVを消して過ごすなど、夜ふかしする原因をなるべく無くすよう心がけましょう。
身長を伸ばせば運動部で活躍できる!?
ここらからはなぜ身長を伸ばすとよいのか、そのメリットについてお話します。
多くのお子さんが中高生になると、放課後に部活動をしているのではないでしょうか?
とくに運動部は高身長の方が活躍することができます。
バスケ部、バレーボール部、テニス部とどれも高身長の方が有利なスポーツです。
バスケはゴールの高さが3mもあるため、背が高ければ高いほど有利なスポーツ。
バレーボールも同様に自分のコートにボールが落ちないようブロックするには、背が高くないと相手から点を入れられてしまいます。
またテニスは高い球、遠い球へも腕が届きやすいというメリットがあります。
お子さんがこのようなスポーツを始めたいといった場合、身長を伸ばして試合で活躍する我が子を見たい!
そんなときに親としてサポートできるのは身長のサポートです。
上記でもお話した、朝昼夜とバランスの良い食事や一緒にストレッチをするなど楽しくサポートできると良いですよね。
身長を伸ばすとお子さんの夢を広げることができる!
中高の運動部だけではなく、将来就きたい仕事にも実は身長が関係してくることがあります。
- 客室乗務員(外資系空港会社は、おおむね160cm以上)
- 海外ブランドのショーモデル(175cm以上)
- 消防士(155cm以上)
- 警察官(おおむね155cm以上)
- SP(170cm以上)
など、調べてみると色々出てきます。
ショーモデルの場合、テレビでもアンミカさんが「175cm以上あるならモデルを目指した方が良い」なんて発言していたこともあり、身長も才能の1つだそう。
もちろん日本で活動するモデルの場合は、165cm以上という事務所やSサイズモデルという活動方法もあります。
もしもお子さんに夢があるなら、親としては背中を押してあげたいですね。
まとめ
今回は記事では、読んだらその日から始められる3つの方法を紹介しました。
- 身長が伸びる「正座をしたまま後ろに倒れるストレッチ」
- 6時間~8時間の睡眠
- カルシウム、ビタミンDを含むバランスが偏らない食事
これらを続けることで、お子さんの成長を支えることができるでしょう。
うちの子は周りの子よりも小さいかもしれない。
今までみんな同じ位だった身長が、気づいたら成長期ではあっという間に差がついてしまいます。
そんな不安な気持ちがあるなら、できるところからサポートしてあげましょう。
一緒にストレッチ、バランスの良い食事、TVを消してゆっくり夜を過ごすなど。
少しでも悩んでいるならそっと手を差し伸べるのも親心。
今すぐできることから始めてみてはいかがでしょうか?