身長を伸ばすことのできる手術があるのはご存知ですか?
もっと身長を伸ばしたかった人にとって、魅力的で気になる手術ですよね。
では身長を伸ばす手術とはどんなものなのでしょうか?
気になる手術の内容や費用などを調べました。
また手術をしなくても身長を伸ばす方法があるのか、身長を高く見せる技はあるのかなども合わせて紹介します。
身長を伸ばす手術とは?
身長を伸ばす手術は、骨を伸ばす手術です。
「骨延長術」と呼ばれ、外傷や先天的な骨の疾患の治療に用いられる手術です。
手術の種類・何センチ伸びるのか・デメリットはあるのかなど、気になる疑問を調べました。
骨延長術はどんな手術?
骨延長術は、まず人工的に足を切断します。
切断した骨を徐々に離し、隙間に骨を再生させて骨を伸ばしていきます。
骨の再生する力を利用して骨を伸ばし、身長を伸ばす手術です。
大がかりな外科的手術の後は、治療に長い時間がかかります。
手術の種類・イリザロフ法とISKD法
骨延長術の代表的な種類2つを紹介します。
①イリザロフ法
「イリザロフ法骨延長術」は1960年代に開発された骨延長術です。
歴史が長く、一番多く行われている方法です。
皮膚の上から創外固定器(そうがいこていき)をつけ、切った骨を少しずつ伸ばしていきます。
1年〜1年半の長い期間固定器をつけるので、手術を受ける人はもちろん、家族の根気強い支えが必要です。
②ISKD法
ISKD法は、切った足の骨の中に、伸縮性のある金属製のロッドを埋め込みます。
その後ロッドを遠隔操作で伸ばし、少しづつ骨を伸ばしていく方法です。
イリザロフ法と比べて、皮膚の傷口が目立たない・回復が早いといった傾向があります。
日本では行わていない手術なので、希望する場合海外に行く必要があります。
何センチ伸ばすことができる?
イリザロフ法とISKD法で、伸ばすことのできる長さが違います。
イリザロフ法で最大10cm程度、ISKD法で最大8cm程度。
あくまで最大の長さなので個人差があり、5cmに達しない例もあるようです。
身長を伸ばす手術のデメリット
骨延長術は、外科的手術です。
皮膚の傷や、人工的な骨の切断で、痛みはかなりあるでしょう。
- 手術の後、皮膚に傷跡が残る
- 傷口からの感染症の心配
- イリザロフ法では長い期間固定器が外せない
- 骨が安定するまで日常生活が困難
- 運動機能が低下する可能性がある
- 長いリハビリが必要
- 社会復帰・日常生活に戻るまで時間がかかる
- 費用が高額
以上のようなデメリットがあるので、手軽な手術ではありません。
身長を伸ばす手術の費用はどれくらい?
骨延長術には、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?
保険が適用されるケースがある一方、「身長を伸ばしたい」という理由では自費になるので注意が必要です。
保険が適用されるケース
骨延長術の対象となるのは、事故などの外傷がある場合や、先天的に骨が短い・変形している場合などです。
現役医師によるWebメディア「Medical Note(メディカルノート)」によると、2017年現在骨延長術は自由診療(自費)で150万円〜200万円ほど。
保険が3割負担だとすると、窓口負担は45万円〜60万円ほどの計算になります。
保険が適用されるケースは、「日常生活に支障がある」「社会的に制限がある」などが目安。
それぞれ解説します。
①日常生活に支障がある
腰痛や関節痛が強く、日常生活に大きく支障がある場合を指します。
事故で骨に強い障害が残ってしまった、生まれつき骨に変形している人が抱える辛い症状です。
階段の上り下りや、痛みが強い人では通常の歩行でも辛い場合があるので、保険が適用されるケースになります。
②社会的に制限がある
身長が低いことで、社会的生活に制限がある場合を指します。
先天的に骨が短かい・病気で身長が伸びなかった人が対象で、身長の目安は140cm未満。
例えば車の運転では、足の長さが足りずペダルに届かない・操作が困難になるので、手術適応になる場合があります。
また自販機や公衆電話は、140cm以上の成人を目安に作られているため、手が届きにくいことが考えられます。
疾患がなくても手術可能だが自費になる
「本当はもっと背が高いほうがよかった」「どうしても身長を伸ばしたい」と強く思っている人は、手術が気になるかもしれません。
事故や先天的な疾患がなくても、骨延長術を受けることは可能です。
しかし、疾患が原因ではない場合、注意しておくことがあります。
- 医療機関によっては、「日常生活に支障がある」「社会的に制限がある」以外の手術を行っていない
- 手術含め、診療や術後管理、リハビリ等がすべて自費になるので、かなり高額
- 医療機関によって費用が異なる場合がある
- そもそも骨延長術を行っている医療機関が少ない
- 海外で手術を受ける人もいるが、術後感染症などトラブルになるケースがある
自由診療では150万円〜200万円とお話ししましたが、医師が「骨延長術」が必要と判断した場合、手術に進むケースの金額です。
美容的な理由での手術は、受けてくれる医療機関はもっと少なくなります。
また医療機関によって提示される金額にかなり差があり、1000万前後かかる場合があります。
つらい手術と術後のリハビリ・高額な費用、疾患がない美容的な骨延長術は、あまり現実的ではありません。
手術を受けなくても身長を伸ばせる?
身長を伸ばす手術は、費用が高額で傷口が残るといったデメリットがあります 。
手術を受けなくても、身長を伸ばす方法があればうれしいですよね。
少しでも身長を伸ばしたり、高く見せるテクニックを紹介します。
大人でも身長を伸ばす方法はある?
大人でも身長が伸びるケースは少数あるので、伸びないとは言い切れません。
身長が伸びた人に共通しているのは「睡眠」「食事」「運動」の3つです。
①睡眠
身長の伸びに大切なのは、寝ているときに分泌される「成長ホルモン」です。
質のよい睡眠で、成長ホルモンの分泌が促されます。
- 朝、しっかり太陽の光を浴びる
- 脳が活性化されるため、寝る前のテレビ・ゲーム・スマホを控える
質のよい睡眠を取るために、以上の2つを意識してみましょう。
成長ホルモンは身長を伸ばすだけでなく、体を若く保つ効果があります。
- 白髪やシワの防止
- 生活習慣病の予防
- 疲労回復
成長ホルモン分泌のピークは18歳前後で、20歳を過ぎると徐々に減少していきます。
30歳〜40歳ではピークの半分まで落ちてしまうので、質のよい十分な睡眠で、成長ホルモンを作りましょう。
②食事
骨の成長に欠かせないのは「カルシウム」ですが、カルシウムを効率よく吸収するためには、他の栄養素も一緒に摂取するのがおすすめです。
カルシウム摂取を助けてくれるのは「タンパク質」「ビタミン群」「マグネシウム」です。
- 牛乳・チーズなどの乳製品
- 青魚を中心とした魚類
- 肉類
- 小松菜・ほうれん草などの緑の野菜
- 納豆などの豆製品
- フルーツ
スナック菓子などは消化がよくないので避け、間食はフルーツやヨーグルトなどにしてみましょう。
骨の成長だけではなく、骨の強化にもなるので、将来的な骨粗しょう症のリスクも減らすことができます。
③運動
運動は骨に負荷を与え、骨を伸ばします。
特別な運動ではなく「歩く」「走る」「ジャンプ」など、日常的なもので十分。
運動不足な人はウォーキングから、慣れている人はランニングがおすすめです。
ランニングは人気が高く、例えばランニングスポットとして人気の「皇居」では、平日の夜に1万人近い人がランニングしているとのこと。
仕事終わりでも始めやすいのではないでしょうか。
運動には、体を適度に鍛えることやダイエットにもなります。
体が絞られスマートになると、背が高く見える効果が期待できますよ!
体の歪みを整える
歩き方や座り方の癖や、片足で立つ癖があると、骨盤を中心にバランスが崩れて体の歪みにつながります。
猫背やスマホ首などの歪みも、身長を低く見せる原因の一つ。
体の歪みを直せば、身長が伸び、本来の身長に戻ります。
腰痛や肩こりなどの不調にも効果的です。
体の歪みを直すには、ストレッチや、正しい姿勢のウォーキングがおすすめ。
仕事でパソコンを使う人が多いと思いますが、時間を決めて軽いストレッチをするだけでも、歪み改善に効果がありますよ。
身長が伸びたように見せるテクニックを使う
身長を伸ばすのが難しい場合に使える、高く見せるテクニックを紹介します。
- 髪にボリュームを出す
- 細身に見える服を着て、縦長効果を得る
- かかとの高い靴・シークレットシューズをはく
かかとの高い靴は女性用のヒールが想像しやすいですが、男性用のシークレットシューズもあります。
高さは5cmからで、中には10cm以上身長がアップする靴があり、革靴やカジュアルまで種類も豊富。
シークレットシューズや髪型・細身の服など、背を高く見せるテクニックは、ファッション感覚で手軽に試せておすすめです。
まとめ
身長を伸ばすための手術はありますが、ほとんどの場合保険適用外で高額・術後のリハビリや長い経過観察・後遺症や合併症の可能性など、リスクは避けられません。
社会復帰に時間がかかるので、あまり現実的ではありませんね。
大人になってから身長を伸ばすのは難しいですが、「睡眠」「食事」「運動」で可能性を上げることは可能!
身長が伸びたように見せるテクニックもあるので、試してみてくださいね。