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お食い初めの食材と食べる順番は?簡単アレンジメニューも紹介

0歳の子供のお祝いといえば、お宮参りの次はお食い初めです。

とはいえ、ほとんどの人が馴染みの薄いお食い初め、どんなことをするの?何をどんな順番で食べさせるの?と準備に不安がある方も多いのではないでしょうか。

でも大丈夫、現代では家族の都合に合わせてメニューやスタイルを柔軟に変えていくお食い初めが主流です。

堅苦しく考えず、赤ちゃんの未来を祝うパーティー、くらいに考えてOK!

この記事では、お食い初めに用意するメニューとそれぞれの由来、食べさせる順番などを解説していきます。

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お食い初めの基礎知識!いつどこで何をする?

お食い初めは赤ちゃんの生後100日をお祝いする行事です。

実際は100日~120日の間で、家族と赤ちゃんの都合の良い日を選んで行います。

「一生食べ物に困らないように」「健康で長生きするように」という願いを込めて、用意した祝い膳を順番に赤ちゃんの口に運びます。

家族だけで行う場合もあれば、祖父母や親戚などを招いてレストランや料亭などで行うこともあります。

お食い初め膳の料理を実際に食べさせるのはNG!

生後100日といえば、まだ離乳食も始まってない時期。

お食い初めでは、食材に触れた箸の先を唇にちょん、と当てるだけでOKです。

歯固め石のみ、「丈夫な歯が生えますように」と願いを込めて歯茎に箸を当てますが、赤ちゃんが動いてしまうと思わぬ事故になりかねません。

機嫌が悪いようならあまり無理せず、唇に当てるだけでもいいでしょう。

現代では、家族の都合に合わせて行うスタイルが主流

平安時代から続いている歴史ある行事ですが、全て昔と同じようにやるのは今の時代だとちょっと難しい部分もあります。

そのため、現代では

  • メニューを簡単にする
  • 通販でセットを購入する

など、ライフスタイルに合わせてアレンジしたお食い初めを行う人も多いようです。

お食い初めのメニューは一汁三菜が基本

お食い初めのメニューは地域によって多少異なりますが、一般的にはご飯とお吸い物に3種類のおかず、いわゆる「一汁三菜」です。

おおまかな種類だけ決まっていて、細かい食材や色、味などに決まりはありません。

そこで、各メニューごとにおすすめの食材を由来と共に紹介してきます。

ご飯

お赤飯は「赤には魔よけの意味がある」として、昔から神様への捧げものとして使われてきました。

お食い初めでも、赤ちゃんの無病息災を願ってお赤飯を用意するのが一般的です。

お吸い物

「なぜ味噌汁ではなくお吸い物なの?」と思う方もいると思いますが、これは「吸う力が強くなるように」という願いを込められているから、という説があります。

また、お吸い物の具材にはハマグリを使うことが多いようです。

これは、対になる貝同士でなければピッタリと口が閉じないハマグリの特徴から、「将来二枚貝のようにピッタリと合う伴侶に恵まれますように」という意味がこめられています。

もちろん、ハマグリ以外の貝でも問題ありません。

海に近い場所では、その地域になじみのある魚を利用することもあるようですが、そうでない場合は尾頭付きの鯛を使うのが一般的です。

尾頭付きの鯛は「めでたい」の語呂合わせとして人気があります。

また、尾頭付きの鯛には

  • 赤は日本古来よりめでたい色としてお祝いごとに使われている
  • 七福神の恵比須様が釣っている魚で縁起が良い

など、おめでたい理由が色々とあります。

煮物

基本的には野菜が中心の煮物ですが、地域差が大きく出るメニューなのでお食い初めをする地域にあわせて作りましょう。

一般的にはにんじん、大根、椎茸、とくに椎茸は長寿を意味するカメの亀甲模様にするところもあります。

他にも、

  • 高野豆腐…邪気を払う
  • タケノコ…真っすぐすくすくと育つように
  • レンコン…先が見通せるように

など、意味合いを込めて様々な材料が使われます。

とはいえ、何もかも詰め込むと準備が大変なので、家族が食べられるもの、旬で手に入りやすいもの、あまりアレルギーの心配のない食材などをメインに考えると良いでしょう。

香の物(お漬物、なますなど)

おめでたい色合いの紅白なますや「シワができるまで生きられるように」という願いをこめて梅干を用意することもあります。

歯固め石

地域によっては石ではなくタコを使用する場所もあるようです。

形や色に決まりはなく、小さな石を1~2個用意します。

お宮参りの際に神社からもらうこともあれば、近くの神社や川に落ちている石を洗って使用することもあります。

「石のように丈夫な歯が生えるように」と願いをこめて、お食い初めの食事の合間に使います。

現代風にアレンジしたお食い初め膳も人気!

ここまで聞くと、「用意するものが多くて面倒くさそう…」と思う人もいるかもしれません。

生後100日というと、まだまだ産後すぐで大変な時期、お食い初め膳を全て自分で用意するのは大変ですよね。

自分で準備するのは大変、という方は、レストランのお食い初めコースや通販のお食い初めセットを利用するのも一つの手です。

ほかにも、

  • 尾頭付きの鯛は食べきれないので、秋刀魚や鮎に変更
  • タイ焼きで尾頭付きの鯛を代用
  • 野菜いっぱいのポトフでお吸い物と煮物をまとめてしまう

など、無理なく家族が楽しめるアレンジをすると、手軽にお食い初めが行えますよ。

大切なのは、子供の成長を祝う心。

格式や伝統にこだわらず、できる範囲で家族が楽しくお祝いできる席にしたいですね。

お食い初めのメニューを食べさせる順番

お食い初めの料理を食べさせる順番には諸説あります。

地域差はありますが、以下1~6の動作を3回繰り返すのが一般的です。

  • 1.ご飯
  • 2.お吸い物
  • 3.ご飯
  • 4.おかず
  • 5.ご飯
  • 6.お吸い物

おかずが複数ある場合は、1周目は魚、2周目は煮物、3周目は香の物、と毎回箸をつける食べ物を変えます。

また、1周するごとに(6番のお吸い物が終わるごとに)歯固め石を当てる方法もあれば、3週全て終わった後に1回だけ歯固め石を当てる方法もあるようです。

中には、

  • 1.ご飯
  • 2.お吸い物
  • 3.ご飯
  • 4.全てのおかずを順番に当てる
  • 5.ご飯
  • 6.お吸い物

のように、1周で全てをすましてしまう地域もあるそうです。

どの順番でもお食い初めの儀式として問題はないので、好きな方法を選んで大丈夫です。

お食い初めのメニューを順番に食べさせるのは養い親

養い親とは「お祝いの席に参加している最年長の人」という意味です。

赤ちゃんが男の子であれば、その場で最年長の男性が、女の子であれば最年長の女性が養い親として赤ちゃんの口に順番に祝い膳をつけた箸を運びます。

これは最年長の人に食べさせてもらうことで長寿にあやかる、という意味合いがあります。

家族だけで行う場合は、パパかママが行いましょう。

食べさせる順番を間違えてしまった時は?

意外と手順の多いお食い初め、うっかり順番を間違えてしまうこともあるかもしれません。

でも大丈夫、順番を間違えたからと言って何か問題が起こるわけではありません。

ほとんどの方がお食い初めには慣れていないものです。

赤ちゃんの長寿と健康を祝う気持ちさえあれば、形式や順番にはそれほどこだわらなくても大丈夫。

赤ちゃんの機嫌や周りの雰囲気にあわせて、多少順番を飛ばしたり前後してしまったりしてもOK!という気楽な気持ちで行うことをおすすめします。

まとめ

生後100日を祝うお食い初め、地域差もありますが、基本的には

  • ご飯
  • お吸い物
  • 煮物
  • 香の物

の一汁三菜が基本のメニューです。

さらに歯の健康を願って、歯固め石という小さな石も準備します。

食べさせる順番は、

  • ご飯
  • お吸い物
  • ご飯
  • おかず
  • ご飯
  • お吸い物

この順で3週、食材に触れた箸の先を赤ちゃんの唇に当てましょう。

とはいえ、産後疲れているママやパパが全て準備するのは結構大変ですよね。

そこで、メニューを簡単にしたり、通販でセットを購入したりなど手軽にお食い初めを祝うのも手段の一つです。

赤ちゃんの健康と長寿をお祝いする気持ちさえあれば、手順や形式はそこで気にしなくても大丈夫です。

家族が楽しめて負担が少ないお食い初めのスタイルを、考えてみて下さいね。

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