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保育園の入り方徹底解説!入園までの流れと認可保育園入園のコツ

最近では共働き家庭が増えたこともあり、保育園入園には保育園に入園しやすくする活動、通称「保活」が必須になりつつあります。

都心部などの激戦区では、0歳児クラスでも倍率が何十倍だったりするそうです。

ただ保活と言っても、具体的にどんなことをするのか、保育園入園までの流れがわからなかったりしますよね。

そこでこの記事では保育園の入り方を、保活から入園まで詳しく解説します。

どうしても認可保育園に子供を預けたい方のために、コツや裏技もお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでください。

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保活ですること!保育園入園までの流れを月別に解説

まずは保活で何をしたらいいのか、新年度入園を希望する場合の申込時期などについてお伝えします。

保活は基本的に、保育園入園の1年前、遅くても半年前には始める必要があります。

保活でどんなことをしたらいいのか、前年度のスケジュールを月別にお伝えします。

4〜9月

復帰したときの生活をイメージしながら、自宅から通園可能な保育園を選び、園に見学に行きます。

その中から雰囲気や通いやすさなどで、絞り込んでいきます。

通える範囲にどんな保育園があるのかわからない場合は、一度役所に相談に行ってみるといいでしょう。

現在の待機児童数もわかるので、入りやすそうな保育園、人気がある保育園などの目星もつきます。

多くの保育園では、新年度の申込が始まる少し前から説明会も行われますので、日程を確認しておくといいですね。

このときに、認可保育園に入れなかった場合を考慮して、認証保育園(自治体から補助が出る認可外保育園)や認可外保育園も探しておきましょう。

9〜11月

新年度の入園資料や、申込書が配布されます。

配布場所は、役所や近隣の保育園、コミュニティセンターなどです。

自治体のホームページに配布場所が記載されますので、チェックしてみてください。

預け理由が就労の場合は、就労証明書が必要になりますので、早めに書類を取りに行き勤め先に依頼しておくと安心です。

11〜12月

新年度入園希望の申込をします。

自治体により多少前後しますが、申込の締切は大体11月上旬から12月上旬が多いです。

12〜2月

提出書類の審査が行われます。

不足書類などがあるときは連絡がくる場合もあります。

認証保育園などの入園申込時期は、このくらいの時期が多いので、事前に各認証保育園に確認しておきましょう。

2〜3月

結果通知が自治体より郵送で届きます。

残念ながら一次選考で落ちてしまった場合、二次選考もあるので諦めずに申し込んでみましょう。

3月

各保育園で入園予定者向けの説明会などが行われます。

認可保育園と認可外保育園の違い

保育園には大きく分けて、自治体から認可を受けている「認可保育園」と、自治体から認可を受けていない「認可外(無認可)保育園があります。

2つの違いについて、詳しくお伝えしますね。

認可保育園の特徴

国が定めた様々な認可基準をすべてクリアした保育所のみが、都道府県知事より認可された施設です。

認可保育園の中には、地方自治体が運営している公立の保育園と、民間が運営している私立の保育園があります。

国や自治体から運営費の補助金が支給されるため、保育料は比較的安価で済みます。

保育料は世帯収入によって異なりますが、上限が設けられているので、高くても月額55,000円ほどです。

ほとんどの認可保育園が、0歳(生後57日以上)から小学校就学前まで預けられます。

認可外保育園の特徴

認可外保育園は、その名の通り自治体から認定を受けていない保育施設のことです。

認可保育園に比べて保育料は高くなりますが、英語やリトミックなどの独自カリキュラムに力を入れていたり、開園時間が認可保育園よりも長い保育園もあります。

ただし一部認可外保育園では、自治体独自の認定を受け、認証保育園として自治体から運営費の補助金が支給されている場合があります。

その場合は認可外保育園でも、比較的保育料が安いケースが多いです。

後悔しない!保育園を選ぶときのポイント

待機児童が多いこともあり、保育園は一度入園すると異動は難しいのが現状です。

そこでここからは、後悔しない保育園選びのポイントについてお伝えします。

自宅と通勤先からの距離

保育園選びの一番のポイントは、自宅・勤務先・保育園の距離です。

通勤路から反対方向だったり、毎日完全ワンオペでの送迎だと、自宅から遠いのはかなり大変です。

子供を1歳から通わせるとして、約6年間ほぼ毎日送迎することになるので、継続してできるかが重要なポイントになります。

保育園・保育士の雰囲気

保育園や保育士さんの雰囲気が合うかどうかも、保育園選びの重要なポイントのひとつになります。

保育園の方針やカリキュラムが合うのかも大切なポイントです。

保育園の雰囲気は、保育士さんによっても変わってくるので、どんな保育士さんが多そうなのかもみておくといいでしょう。

実際にあったママ友の話なのですが、彼女は「下の子が入園した保育園は厳しく怒る保育士さんが多くて戸惑った。上の子が通った保育園の方が好きだった。」と話していました。

子供の性格にも関わるかもしれないので、慎重に選びたいですね。

施設の充実度

都市部の駅近な保育園は、大きな園庭がない施設がほとんどです。

もし「園庭でのびのび遊ばせてあげたい」「家庭菜園のある保育園がいい」など子供に体験させたいことがあるならば、施設の充実度も選ぶときのポイントになります。

また古い保育園の場合は、建て直しなどが行われる場合もあるので、役所や保育園に聞いてみるのもいいでしょう。

用意する物品の内容と持ち帰る頻度

入園してみたら意外と大変だったという声が多いのが、用意する物品とシーツなどを持ち帰る頻度です。

お昼寝用の布団やシーツなど、保育園で使用する物品の用意は、保育園によって違います。

入園前にシーツを自分で作らないといけない保育園や、毎週シーツだけでなく布団も持ち帰らないといけない保育園もあります。

また保育園によっては、指定のリュックがあったり、幼児クラスから制服になり結構な費用がかかったという方もいました。

持ち物などについても、入園前に確認しておくといいですね。

認可保育園の入園に関わる「利用ランク」と「調整指数」

認可保育園には、誰でも入れる訳ではありません。

就業や介護などにより「保育が必要な事由」がある場合に入園できます。

自治体によって多少異なりますが、認可保育園に入園させる上で重要になるのが「利用ランク」と「調整指数」です。

「利用ランク」と「調整指数」とは

利用ランクとは、保護者の就労状況や健康状態などの基本情報をランク化したものです。

自治体によって呼び名が違う場合もありますが、保護者の基本情報をランクや点数で表したものになります。

主な高い利用ランクは「夫婦共に外勤でフルタイム勤務」です。

ただこれと同じ家庭状況の人はたくさんいます。

ここで重要になるのが「調整指数」の点数です。

「調整指数」は、家庭の状況によって加点・減点する点数のことです。

主な加点対象は、希望する保育園に兄弟がいたり、すでに就労中で無認可保育園などの利用実績がある場合になります。

反対に減点対象になるのは、祖父母との同居など、保育可能な家族が同居している場合です。

認可保育園に入園するコツ!点数をアップさせる方法!

点数って何?

点数とは、同一ランクになった場合、優先順位を決める指標になる数値のことです。

例えば同じ両親フルタイム勤務でもパパが単身赴任中だったり、両親どちらかが毎月2回以上の夜勤がある場合などは点数が上乗せされるので、認可保育園に入りやすくなる訳です。

点数をアップさせる方法

激戦区でどうしても認可保育園に入れたい場合、フルタイム共働きでは入園できない可能性があります。

そこで点数をアップさせる方法として、認可保育園への申込よりも前に認証保育園や認可外保育園に入園させておく家庭もあります。

なぜならすでに認証保育園や認可外保育園に通っている場合、点数が加算されるからです。

私もこの方法で下の子を認証保育園から認可保育園に転園させることができました。

他にも障害者手帳を持っている親族の介護をする場合なども、点数が追加されます。

ただし点数は自治体によって異なるので、必ずお住まいの地方自治体に確認してください。

また虚偽の申請は絶対にやめてくださいね。

専業主婦でも子供を認可保育園に預けるには?

認可保育園は、保育園が必要な事由がある場合にしか預けることができません。

「保育が必要な事由」とは主に、両親が就業している場合です。

すなわち、専業主婦だと認可保育園に預けることはできないんです。

ただし方法がまったくないという訳ではないので、ここでは専業主婦が子供を認可保育園に預ける方法をまとめました。

個人事業主になる

専業主婦の方の中には、自宅で内職などの在宅ワークをされている方もいると思います。

そういった場合、外勤よりはランクが下がってしまいますが、内勤として認可保育園に申込むことができます。

ただ自治体によっては、内勤として働いている証明がないと就労を認めてもらえません。

そこで開業届を出して、個人事業主になるという方法があります。

個人事業主と聞くとハードルが高く感じられるかもしれませんが、扶養内で働いている場合でも個人事業主になることは可能です。

専業主婦だけれども、扶養内で在宅ワークをされている、もしくはこれからしようと思っている方は参考にしてみてください。

診断書がもらえるか考える

「育児に疲れてどうしても子供を保育園に預けたい」と考えている方もいますよね。

それ以外にも決まった通院があって、子供を連れて行くの大変な方もいるかもしれません。

そういった場合は、病院から診断書をもらって保育園に預けていることもあります。

ランクは就業よりも低くはなりますが、持病などがあって育児に支障が出そうな場合は、医師や役所に相談してみましょう。

専業主婦でも預けられる地域に引越す

都市部では待機児童がたくさんいるため、専業主婦のままで認可保育園に預けることはかなり難しいです。

ただ地方によっては、子供の数が少ないので、専業主婦の方でも保育園に預けることができます。

どうしても専業主婦のままで子供を保育園に預けたい場合は、そういった地域に引越すことも選択肢の一つになります。

まとめ

今回は、保活から保育園入園までの流れについて詳しくお話ししました。

子供を認可保育園に入れたい場合は、早めに役所に相談したり、保育園を選んでおく必要があります。

またより確実に認可保育園に入園させるためには、できるだけ多くの点数が必要になりますが、もちろん虚偽の申請はダメです。

ただどうしても認可保育園に預けたい場合は、申込みの前に認可外保育園に入園させておくなど、できるだけのことはしておくと安心ですね。

激戦区での保活は大変ですが、積極的に情報収集をしておきましょう。

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この記事の監修

森 瞳
NPO法人umi 代表理事
自分自身の妊活をきっかけに、世の中の妊娠に関する知識不足に気づき、妊娠、不妊、不妊治療に関する正しい知識を啓蒙するNPO法人umiを立ち上げる。
3年間の妊活の末に授かった2人の男の子の育児に奮闘する一方で、交流会や動画制作、本の出版を通じて、啓蒙活動を拡大中。

太田 恭子
管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、幼児食マイスター、ベビーフードインストラクター 東京女子大学卒業後、フリーアナウンサーとして活動。
「子供の好き嫌いをなくすのは、親の役目」と考えたことから、食育に関する資格を取得。
食育をテーマにした、各種セミナーなどを開催中。

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