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エリート教育とは?日本と海外の違いについても解説!

昔からよく耳にする言葉に「エリート教育」というものがあります。

エリート教育と聞くと、「富裕層の子供が受ける英才教育」「塾や習い事などをたくさんさせる教育法」などのイメージを持たれる場合も多いです。

実際のところ、エリート教育とはどんな教育内容なのでしょうか?

また、一口にエリート教育といっても日本と海外の認識は違います。

今回は、エリート教育についてや、日本と海外のエリート教育の違いなどを紹介していきます。

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エリート教育とは?

エリート教育の語源であるeliteは、フランス語で「精鋭」という意味です。

そうした「精鋭」たちに施す教育をエリート教育と呼びます。

つまり、元々何かしらの才能を持つ子供に、より才能を十分発揮できるような教育を施すことをエリート教育というのです。

しかし日本では、学力を上げるために塾や家庭教師をつける「一般家庭よりも教育にお金をかけている育て方」のこともエリート教育と認識されている場合が多いです。

有名国立大学に行くことがゴール?日本におけるエリート教育とは

先ほど説明した通り、日本でのエリート教育は、 学力を上げて東京大学や京都大学などの有名国立大学に入学することをゴールとしている場合がほとんどです。

いわゆる「良い学校」に入学させるためには、幼少期から数々の手順を踏まなければなりません。

ここでは、学年別のエリート教育の主な内容を紹介していきます。

小学校就学前のエリート教育

エリート教育は、子供が小学校に入学するかなり前から行われることが多いです。

絵本の読み聞かせをたくさんして語彙力や読解力をつけたり、水泳やピアノなどを習わせることが、一般的な幼少期のエリート教育とされています。

都会の幼少期におけるエリート教育の場合は、6歳で私立の小学校受験に挑むのが基本です。

公立小学校は誰でも入学できるため学力にバラつきがあり、授業内容も学力の平均値に合わせた内容となってしまいます。

そのため、学力を上げたいと考える親は私立小学校を受験させるのです。

小学生のエリート教育

小学生になると、次は中学受験のために塾や家庭教師をつけて学力アップに励むことになります。

学年が上がるごとに塾での勉強時間は増え、5~6年生ともなると部活や友達と遊ぶ時間はほぼありません。

目指すのは私立の中高一貫校です。

中高一貫校は学習カリキュラムの進みが早く、高校受験をする必要がないため、早い段階から大学受験に専念できます。

ちなみに東京大学への進学者数上位高校ランキングでは、毎年中高一貫校が上位に並んでいます。

中学生のエリート教育

中高一貫校に進学しなかった場合は、偏差値の高い上位高校への進学を目指すことになります。

テストで良い点を取るための通塾はもちろんですが、授業態度や学校行事への参加態度などでも高評価を得なくてはなりません。

部活動で優秀な成績を残した生徒の場合は、スポーツ推薦や吹奏楽推薦などで上位高校へ進学も可能です。

海外のエリート教育

日本のエリート教育は、良い大学に入るために幼少期から学力アップに励みますが、海外のエリート教育は違うようです。

ここでは、世界の大学ランキングで上位を独占しているアメリカと、アジア中で一番ランキングが上のシンガポールのエリート教育について紹介します。

アメリカのエリート教育 

日本で良い大学へ進学するためには、大学入試で良い点を取るのが絶対条件ですが、アメリカの大学入試は、学力よりも高校の成績やエッセイ、学業以外の取り組みなどで判断されます。

日本のエリート教育が学力にフォーカスするのに対し、アメリカのエリート教育は、子供の可能性にフィーカスしているのが特徴です。

幼少期から子供が興味を持ったことはなんでも応援し、「好き」をどんどん突き詰めてその道のプロフェッショナルに育てるというのが、アメリカのエリート教育なのです。

「好き」が原動力のため、子供が勉強を苦に感じにくく、好きなことを突き詰めていった結果として、良い大学に入れるというのが日本のエリート教育との大きな違いでしょう。

シンガポールのエリート教育

シンガポールは、アジアの中でも学力が高いことで有名です。

シンガポール国立大学は、世界の大学ランキングで25位となっており、東京大学の36位と比較するとそのレベルの高さが伺えます。

シンガポールは未来を担う子供の育成に政府が総力をあげて取り組んでおり、国家予算の約20%も教育に投じています。

小学校の卒業試験にPSLEという学力試験があり、ここでの点数がその後の進路に大きな影響を与えます。

子供たちはPSLEの点数によって3つのコースに分けられ、1番下のコースになってしまうと大学進学はほぼ不可能となってしまうなど、とてもシビアな学力社会なのです。

そのためほとんどの家庭の子供(特に富裕層)は、保育園・幼稚園から英語や中国語を学習するのが一般的となっており、普通の教育とエリート教育の境目があまりないのが特徴です。

エリート教育が子供に与えるメリットは?

エリート教育を受けた子供には、どんな良い効果があるのでしょうか。

ここでは、エリート教育が子供に与えるメリットについて紹介していきます。

学力が上がる

エリート教育は、幼少期から塾や自宅での学習をたくさん積み重ねていくため、当然学力が上がります。

また、子供の学力が上がるにつれて、塾のクラスも上がるでしょう。

塾のクラスが上に行けば行くほど、周りの子供の学力レベルも当然高くなり、それに良い影響を受け、さらに子供の学力が上がることも期待できます。

選択肢が増える

先ほど説明したように、エリート教育の1つ目のメリットは学力が上がることです。

学力が上がるということは、進学できる学校の選択肢が広がるということになります。

日本はアメリカやシンガポールなどと比べるとそこまで学歴社会ではないですが、名の知れた企業に就職したいならある程度良い大学を卒業している必要があります。

小さいうちから将来なりたい職業が決まっていなくても、選択肢は広く持っていた方が何かと便利でしょう。

エリート教育が子供に与えるデメリットは?

ここでは、エリート教育が子供に与えるデメリットについて紹介していきます。

プレッシャーがかかる

日本のエリート教育は、大半の家庭が幼少期から塾や習い事などに通いはじめます。

小さい子供とういのは、子供自ら勉強が好きだったり、子供がエリート教育を受けたくて受けているわけではないことがほとんどでしょう。

しかし親は「子供の将来のために勉強を頑張らせなきゃ」「高い塾費を払ってるんだから良い大学に入って欲しい」などと、子供に大きな期待をしてしまいがちです。

その期待が大きくなればなるほど、子供が感じるプレッシャーもどんどん大きくなってしまいます。

中にはプレッシャーに押しつぶされて、途中で勉強することに疲れてしまい、エリート教育から外れてしまう子供も少なくありません。

色々なことへ興味を持つ時間がなくなる

本来であれば、部活動や友達との遊びの中で自分の好きなことや興味を持てることを見つけられます。

しかし勉強に充てる時間が多いと、その分自分の「好き」を見つける時間が少なくなってしまいます。

人間は本来、自分が好きなことにはとことん打ち込めて、だからこそもっと上を目指そうと探求心を燃やすものです。

「好きこそ物の上手なれ」ということわざがあるように、自分の「好き」がベースとなっていることには、とことん夢中になれるため上達しやすいのです。

しかしエリート教育は基本的に学力主義で、学力を上げて良い大学に入るのが目的のため、学力は上がっても自分の本当に好きなことは見つけられないかもしれません。

順調にエリート教育を進めるコツとは?

エリート教育は、学力を上げるためにどうしても1日のほとんどが勉強の時間となってしまいます。

しかし、ほとんどの子供が勉強に疲れてしまったり、親からの圧力に押しつぶされそうになって、勉強が思うように進まないこともあるようです。

子供が快適に勉強に取り組めるように、親は子供が勉強に集中できる環境作りや子供と相性の良い塾に通わせると良いでしょう。

また、あまり「勉強してるの?」「テストの点数下がっているよ」などと、プレッシャーになるようなことは言わない方が、子供はリラックスして勉強に取り組めます。

子供のことが気になるのはわかりますが、あまり口を出し過ぎないのもエリート教育を継続的にうまく進めていくためには重要です。

大学入試の受験方式変更でエリート教育が変わる?

多くの学生が大学受験で受けている大学入試センター試験は、2020年1月の実施をもって受験方式が変わります。

今までの大学入試センター試験が学力重視だったのに対し、新しい受験方式では学力だけでなく、主体性も評価されるようになりました。

主体性の評価では、高校での授業やそれ以外の活動への取り組みのほか、人柄などがみられることになります。

これにより、良い大学に入学するためには学力だけではなく、子供自身が没頭できるなにかを見つけて、主体性を持って好きなことを探求する姿勢もエリート教育には欠かせない要素となりました。

今まで学力アップに重点を置いていたエリート教育が、アメリカ式エリート教育のように、子供の可能性にフォーカスしたエリート教育へと徐々にシフトしていくかもしれません。

まとめ

エリート教育は、何かしらの才能を秘めた子供に対し、才能を十分に発揮できるよう質の高い教育を施すことです

しかし日本でのエリート教育は、通常の子供が高い学力をつけて国立の良い大学に入学することを目的としています。

良い大学へ子供を入学させるために、小さい頃から塾やさまざまな習い事をさせる家庭が多いです。

エリート教育を受けた子供は、学力の向上により将来の選択肢が増えるというメリットがありますが、プレッシャーがかかる、好きなことを見つける時間がなくなるといったデメリットもあります。

子供の将来のことを考えると、小さい頃からエリート教育に励むことは良いことかもしれません。

しかし、親の「良い大学に入ってほしい」という気持ちが強すぎると、子供には親の頑張りも応援ではなくただの圧力に感じてしまいます。

あくまでも勉強を頑張るのは本人なので、親は子供が勉強に取り組みやすい環境を整えてあげる程度にして、陰ながら応援するのが良いでしょう。

そうすることで、子供は余計なプレッシャーを感じず、勉強に集中できるはずですよ。

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この記事の監修

森 瞳
NPO法人umi 代表理事
自分自身の妊活をきっかけに、世の中の妊娠に関する知識不足に気づき、妊娠、不妊、不妊治療に関する正しい知識を啓蒙するNPO法人umiを立ち上げる。
3年間の妊活の末に授かった2人の男の子の育児に奮闘する一方で、交流会や動画制作、本の出版を通じて、啓蒙活動を拡大中。

太田 恭子
管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、幼児食マイスター、ベビーフードインストラクター 東京女子大学卒業後、フリーアナウンサーとして活動。
「子供の好き嫌いをなくすのは、親の役目」と考えたことから、食育に関する資格を取得。
食育をテーマにした、各種セミナーなどを開催中。

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