ツーブロックは、サイドと襟足を刈り上げて上の髪の毛をおろした髪型で、爽やかさとおしゃれさを兼ね備えているとあって、男の子をもつママたちから人気です。
美容室に行ってツーブロックにしてもらうのもいいですが、慣れない環境で子供が緊張してしまったり、忙しくてなかなか通えないという場合もあるのではないでしょうか。
そんなときは、自宅でセルフカットをするのがおすすめです。
ツーブロックは見た目がおしゃれな髪型なので、「難しそう」「失敗したらどうしよう」と思ってしまうかもしれませんが、コツさえつかめば初心者でも比較的簡単にカットできますよ。
今回は、ツーブロックのセルフカット方法や、万が一失敗してしまったときの対処法も紹介していきます。
セルフカットの要点をおさえて、子供の髪型をかっこよくしてあげましょう!
ツーブロックが似合う人や髪質とは?
ツーブロックはサイドと襟足を刈り上げたヘアスタイルで、顔の横幅がすっきりして見えるため、丸顔や卵型、ベース型の輪郭の子供によく似合う髪型です。
反対に、面長だとサイドを刈り上げたことにより顔の細さを強調させてしまうため、余計に面長が際立ってしまいます。
面長の子供がツーブロックをする際は、サイドの刈り上げ部分を少し長めにして、上部分の髪の毛も少々長めにすることでカバーできるでしょう。
また、ツーブロックをしやすいのは、やわらかい髪質やくせ毛の子供です。
ツーブロックは、上の髪の毛のスタイリングで印象をガラリと変えられる髪型なので、直毛よりもくせ毛の方が自然に髪型がキマりやすくなります。
子供の場合、普段はドライヤーだけで済ませることがほとんどだと思いますが、くせ毛だと特別なスタイリングをしなくても、手櫛で上の髪を乾かすだけでふんわりしたエアリー感を演出できるでしょう。
子供の髪をセルフカットする際に用意するものは?
子供の髪の毛を切る前に、まずは下記のアイテムを用意してください。
- ハサミ
- すきバサミ
- バリカン
- くし
- ヘアクリップ
- 新聞紙
- ゴミ袋
ハサミやすきバサミは100円ショップにも売っていますが、今後も頻繁にセルフカットをする予定なら切れ味のいいものを購入するのがおすすめです。
ゴミ袋は髪の毛が服につかないように、首と腕が出る穴を空けて上からすっぽり被ると便利ですが、こちらも今後セルフカットをする機会があるなら、カットクロスやヘアエプロンを購入するのがいいでしょう。
カット中に動き回る子供には、切った髪の毛をキャッチできるように裾部分が内側に降り曲がっているヘアエプロンがおすすめです。
100円ショップやAmazonなどでも500円程度で購入できますよ。
セルフカット初心者さんでも簡単にできるツーブロックの切り方!
アイテムを準備したら、いよいよ子供の髪の毛を切っていきましょう。
ここでは、ツーブロックの切り方やコツを紹介していきます。
①髪の毛を上下に分ける
床が汚れないように新聞紙やゴミ袋をセットしたら、まずは子供の髪の毛をくしで上(残す方)と下(刈り上げる方)に分けてください。
上の髪の毛は、落ちてこないようにヘアクリップでしっかりとめておきます。
上下に分けるラインは後頭部を低めにして、サイドから後ろまでなだらかにつながるようにヘアクリップで髪の毛を分けると自然に見えますよ。
下部分をどこまで刈り上げるかはお好みですが、失敗するのが怖いという場合は刈り上げ部分を狭めからスタートしてみるのもいいでしょう。
②バリカンで下部分を刈上げる
次に下部分の髪の毛をバリカンで刈っていきます。
まずは両サイド(もみあげから耳の後ろあたり)を6mmのアタッチメントをつけて、下から上へ刈っていきましょう。
このとき、空いている方の手で上の髪の毛をおさえることで切りすぎを防げますが、手にバリカンの刃が当たらないように気を付けてください。
両サイドが刈り終わったら、次は後頭部を15mmのアタッチメントをつけて刈っていきます。
15mmで刈り終わったら、6mmのアタッチメントに付け替えて襟足部分を整えていきます。
そうすることで、襟足から後頭部の一番出っ張っているところのラインがきれいなカーブになり、頭の形が整って見えるでしょう。
③上部分の髪の毛を切る
下の髪を刈り終えたら、上の髪の毛を下ろしカットしていきましょう。
まずは後頭部の髪の毛を、先ほど刈り上げた部分とつながるようにカットします。
髪の毛を人差し指と中指で縦に挟み、少しずつ切ることで切りすぎを防げますよ。
耳より前の両サイドは、上の髪の毛をかぶせるようにしてお好みの長さにカットしていきましょう。
切りすぎるのが怖いという場合は、すきバサミで毛先を整える程度にとどめておくのもおすすめです。
最後に前髪をお好きな長さに切り、頭頂部の毛を前髪に向かって徐々に長くなっていくようにすきバサミでカットしたら、ツーブロックの完成となります。
失敗しても大丈夫!切りすぎたときの対処法
下の刈り上げ部分を切りすぎてしまった場合は、上の髪の毛を長めに残してかぶせることで切りすぎた部分を隠せます。
そのため、刈り上げ部分の一部を切りすぎたからといって、そこに合わせようと全体的に刈り上げ部分を短くする必要はありません。
上部分を切りすぎてしまった場合は、切りすぎてしまった部分に合わせて全体的にカットすることでカバーできます。
少々短めのツーブロックになってしまいますが、毛先が立ちやすくなり元気な子供にぴったりのアクティブな印象を与えてくれますよ。
ツーブロックはスタイリングでもっとかっこよくなる!子供におすすめのヘアワックス
発表会やお祝いなどのイベント時は、ヘアワックスで色々なアレンジするとよりカッコよくなりますよ。
子供は大人よりも肌が敏感なため、ヘアワックスは無添加のものを選び地肌につかないように注意が必要です。
また、汗でヘアワックスが目に入ると危険なため、真夏や激しい運動をするときの使用は控えたほうがいいでしょう。
子供でも安心して使える無添加のヘアワックスには下記のようなものがあります。
「子供 ワックス」で検索すると、ニベアの青缶をすすめるような記事もありますが、ニベアは元々髪に塗るように作られている商品ではなく、クリームが頭皮に残り毛穴詰まりを起こしてしまう可能性もあるためあまりおすすめできません。
子供に使うものなので、できれば上記で紹介したような髪の毛専用に作られた、無添加のヘアワックスを特別な日にのみ使うのがいいでしょう。
ツーブロックに飽きてきたときにおすすめの髪型とは?
ツーブロックに飽きてしまったり、髪の毛が伸びかけでボサボサになってきた場合は、下の刈り上げ部分に合わせて全体的に短くするのがおすすめです。
そうすることで、全体の髪の長さが均一になり、次の髪型の選択肢も増えます。
バリカンで均一になるように刈るだけなので、美容室に行かなくてもセルフカットできれいに仕上がりますよ。
まとめ
ツーブロックは、見た目がおしゃれなだけでなく、髪の毛の半分を刈り上げることで通気性もよくなるため、たくさん動いて汗をかく子供にうってつけの髪型です。
自分でカットするのは難しそうに見えますが、コツさえつかんでしまえば意外と簡単ですよ。
子供の髪の毛はすぐに伸びてしまうため、セルフカットのやり方を覚えおけば頻繁に美容室に通う必要もなく、少し伸びてきたときにサッと自分で切ってあげられます。
セルフカットの際は、切りすぎとハサミによるケガに気を付けて、少しずつ全体を見ながら切り進めていくといいでしょう。