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【病院に行く前に】授乳期間に起こる乳腺炎の対処法を紹介!

産後は母乳が出ない、乳首が切れるなどさまざまな授乳トラブルがありますが、中でも多いが乳腺炎です。

がただでさえ出産で体が疲れ切っているところに、乳房炎が重なるととてもつらいですよね。

乳房炎は、初乳から母乳量が安定するまでの産後4ヶ月間で発症することが最も多いとされています。

代表的な症状としては「胸がガチガチに張る」「しこりや熱をもつ」などがあげられますが、できるだけ早く症状を改善したいものですよね。

そこで今回は、今すぐできる乳腺炎の対処法や病院に行くタイミングなどについて紹介します。

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乳腺炎は2種類ある!それぞれの症状を解説

乳腺炎には「うっ滞性乳腺炎」と「化膿性乳腺炎」の2種類があります。

ここではそれぞれの乳腺炎について紹介していきます。

うっ滞性乳腺炎

母乳を作る器官を乳腺といいますが、その乳腺内に母乳がたまってしまうことで起こるのがうっ滞性乳腺炎です。

母乳が乳腺内にたまる原因としては、母乳の通り道である乳管がきちんと開いてないことや赤ちゃんの母乳を吸う力が弱いこと、母乳の分泌量が多いことなどがあげられます。

産後1~2週間以内に発症する乳腺炎のほとんどが、こちらの「うっ滞性乳腺炎」であることが多いようです。

主に下記のような症状が見られます。

  • しこり
  • 赤み
  • 熱を持つ
  • 授乳中に痛みを感じる
  • 指で押したときに痛みを感じる
  • 傷みがない場合は、早い段階で対処することで症状が改善しやすいですが、放っておくと痛みが出てきたり発熱を引き起こす可能性もあります。

    急性化膿性乳腺炎

    急性化膿性乳腺炎は、細菌に感染することで起こる乳腺炎で、乳首についた傷から菌が入って発症します。

    赤ちゃんに乳歯が生え始めた時期に発症することが多く、激しい炎症反応を起こすのが特徴です。

    急性化膿性乳腺炎の症状は、うっ滞性乳腺炎の症状に加え下記のようなものがあります。

  • 38度以上の高熱
  • 悪寒
  • 関節痛
  • リンパの腫れ
  • 症状が風邪やインフルエンザにも似ていることから、急性化膿性乳腺炎だと気づくのに時間がかかるケースもあるため見極めが重要です。

    乳腺炎になったときの対処法は?

    乳腺炎には2種類あることを上記で説明しましたが、うっ滞性乳腺炎の場合は早めに対処することで症状を改善したり悪化を防ぐことができます。

    急性化膿性乳腺炎は自力での対処が難しいため、症状があればすぐに病院で治療するべきでしょう。

    病院での処置については後ほど詳しくご説明しますね。

    ここでは、うっ滞性乳腺炎になった場合の自宅でできる対処法を紹介します。

    痛みのある胸から授乳する

    乳腺炎の一番効果的な対処法は、赤ちゃんに母乳を飲んでもらうことです。

    しかし母乳を飲む量が少ない赤ちゃんの場合、最初に無症状の胸から授乳してしまうとすぐにお腹がいっぱいになってしまい、乳腺炎の胸で授乳するときにはすでに満腹になってしまっているという可能性があります。

    そのため、最初に乳腺炎になっている胸から授乳するのがいいでしょう。

    授乳する際は、しこりや痛みのある部分に赤ちゃんの下あごがくるような抱き方で授乳するのが効果的です。

    マッサージする

    しこりが小さい場合や痛みがそこまで強くない場合、症状のある部分をマッサージすることで、乳管のつまりを解消できます。

    マッサージは、胸全体をやさしくほぐすようにもむことで段々と胸が柔らかくなっていき、しこりや痛みも治まってくるはずです。

    また、授乳しながらしこりや痛みのある部分を乳首方向に向かってやさしくさするのもいいでしょう。

    しかし、胸がガチガチに張っている場合や少し触るだけでも痛む場合は、無理にマッサージすると乳腺炎を悪化させてしまうこともあるため注意が必要です。

    熱がある場合は冷やす

    熱を持っている場合は、冷やすだけでも楽になる場合があります。

    保冷剤や氷の入った袋をタオルで包み、熱を持っている部分に当てて冷やしましょう。

    このとき、急激に冷やしすぎると身体全体が冷えて母乳が固まってしまい、かえって乳腺炎を悪化させてしまいかねません。

    そのため、厚めの布に保冷剤を包みゆっくりと冷やすのがおすすめです。

    一昔前までは、キャベツ湿布やじゃがいも湿布といって野菜を胸に張り徐々に冷やしていくという方法が流行っていましたが、衛生面や医学的根拠が不十分のためあまりおすすめはしません。

    乳腺炎で病院にいくタイミングや治療法は?

    乳房炎かも?と思っても、痛みが少なくしこりが小さいなら先ほどご紹介したマッサージや冷やすなどの対処法で改善する場合があります。

    うっ滞性乳腺炎であるようなら自宅で対処法を試してみて、それでも症状が改善しないときには病院へ行くのがいいでしょう。

    うっ滞性乳腺炎で病院に行くと、問診と助産師によるマッサージをされるのが一般的です。

    38度以上の高熱やオカンなどの症状がある場合は急性化膿性乳腺炎である可能性が高いです。

    急性化膿性乳腺炎は自力では治すことがむずかしいため、病院に行く必要があります。

    治療法はうっ滞性乳腺炎の場合、問診と助産師によるマッサージのみのことが多いですが、急性化膿性乳腺炎の場合は抗生物質や消炎剤が処方されるのが一般的です。

    また、急性化膿性乳腺炎の症状がひどい場合は、胸の一部を切開してたまった膿を取り出す必要があります。

    手術は局所麻酔で行われますが、それでも身体への負担は大きいため急性化膿性乳腺炎の症状が出ている場合はすぐに病院へ行くのがおすすめです。

    乳腺炎の予防方法とは?

    乳腺炎は、一度かかるとくせになってしまうことが多く、日ごろから気を付けていないと治ってもすぐに再発してしまう可能性が高いです。

    乳腺炎は予防できる病気ですので、予防法を知って再発防止につとめましょう。

    正しい角度・姿勢で授乳する

    正しい角度・姿勢で授乳することで、母乳の出がよくなるだけでなく赤ちゃんも母乳を吸いやすくなります。

    母乳を出すことが一番の乳腺炎の予防となるため、正しい角度・姿勢で授乳することは最適な予防法といえるでしょう。

    授乳の角度や姿勢には、横抱きや縦抱き、交差抱きなどさまざまなタイプがありますが、どれが正解ということはありません。

    お母さんがリラックスできて母乳の出もいい姿勢で、赤ちゃんもおっぱいを吸いやすい姿勢であればそれが2人にとっての正しい角度・姿勢となります。

    もし自分ではどの角度が最適なのかわからないという場合は、助産師に相談して最適なポジションを教えてもらうのもいいでしょう。

    両方の胸で授乳する

    人によっては授乳しやすい方の胸があるかもしれませんが、片方の胸ばかりで授乳していると、もう片方の乳管に母乳がたまりやすくなってしまい乳腺炎になりかねません。

    両胸で授乳することで、均等に母乳を排出できるため乳腺炎の予防になります。

    赤ちゃんの母乳を飲む量が少ない場合は、方胸5分ずつなどで授乳するのがいいでしょう。

    まとめ

    乳腺炎は、早めの対処で治る可能性の高い病気です。

    授乳中の胸に軽い痛みや小さいしこりを見つけたら、できるだけ赤ちゃんに母乳をたくさん吸ってもらい、マッサージや冷やしたりすることで症状が改善する場合もあります。

    しかし乳腺炎でも症状が重い方の急性化膿性乳腺炎の場合は、すぐに病院へ行き処置をしてもらうべきです。

    また、今回紹介した対処法を試してもなかなか症状が改善しない場合も、なるべく早く病院へ行くことをおすすめします。

    赤ちゃんのお世話でなかなか病院へ行く時間を作るのは大変かもしれませんが、お母さんがつらいと赤ちゃんも不安になるはずです。

    乳腺炎がなかなか治らない場合や症状が重い場合は、早めに病院へ行って適切な処置を受けましょう。

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    この記事の監修

    森 瞳
    NPO法人umi 代表理事
    自分自身の妊活をきっかけに、世の中の妊娠に関する知識不足に気づき、妊娠、不妊、不妊治療に関する正しい知識を啓蒙するNPO法人umiを立ち上げる。
    3年間の妊活の末に授かった2人の男の子の育児に奮闘する一方で、交流会や動画制作、本の出版を通じて、啓蒙活動を拡大中。

    太田 恭子
    管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、幼児食マイスター、ベビーフードインストラクター 東京女子大学卒業後、フリーアナウンサーとして活動。
    「子供の好き嫌いをなくすのは、親の役目」と考えたことから、食育に関する資格を取得。
    食育をテーマにした、各種セミナーなどを開催中。

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