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子供の身長は親次第!遺伝に関係なく伸ばすコツを3つ紹介

「うちは両親とも平均身長だから、子供も平均以上にはなれないの?」

「父親は身長が高いけど、母親は背が低い…この場合はどうなるの?」

などなど、親と子供にまつわる身長の悩みは尽きないもの。

遺伝の要素が強いと言われている身長ですが、実はちょっとした事に気を付けるだけで、将来の身長からさらに10cm近く伸びる可能性があるんです!

そこで、この記事では親と子供の遺伝の関係性から身長を伸ばす3つのコツまで解説していきます。

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親の身長で子供の将来の身長が判る?簡単チェック!

早速ですが、将来自分の子供の身長は何cmまで伸びるのかチェックしてみましょう。

計算式は

ポイント

  • 男子の身長=(両親の身長の合計+13)÷2+2
  • 女子の身長=(両親の身長の合計-13)÷2+2

と言われています。

もっと簡単に計算したい方は以下のサイトに身長を入力して計測してみてください。

https://www.eavline.co.jp/com/height.htm

親が小さいと子供の身長も伸びないって本当?

世の中には親を追い抜いて大きく成長した子供もいれば、親は高い割に子供は普通、なんて場合もありますよね。

一概に遺伝が全て、という訳ではなさそうです。

それでは、親の身長はどれくらい子供に遺伝するのでしょうか?

子供の身長は遺伝が8割

現在の医学では、子供の身長は親の遺伝で8割決まる、と言われています。

しかし、遺伝とは「似たような特徴を受け継ぐ」だけで、全く同じになるという訳ではありません。

例えば、両親が「高身長のDNA」と「低身長のDNA」の両方を持っていたにもかかわらず、二人とも背が低かったとします。

両親は、たまたま二人とも「低身長のDNA」が顕在したため、あまり背が高くならなかったのかもしれません。

しかし、二人の遺伝子を受け継いだ子供に、両親には使われなかった「高身長のDNA」が顕在した場合、子供の身長が親を抜かす可能性があります。

俗にいう「隔世遺伝」もこういった例の一つです。

もちろん、「高身長のDNA」がそもそも存在しない場合は背が高くなる可能性はあまり見込めないでしょう。

そういった意味から「身長は遺伝が8割決める」と言われています。

残りの2割が子供の身長を伸ばすカギ!

「それなら、残りの2割は一体何?」と思う方も多いと思います。

それが「生活習慣」です。

実は、身長を伸ばす生活習慣を身に着けることで、最初に計算した数値よりもさらに大きく伸びる可能性があるんです!

遺伝が8割だからといって、あきらめるのはまだ早いですよ!

男子は9cm、女子は8cmも伸びしろアリ!

先ほどの計算式の結果は、遺伝要素のみを考慮して出した数字です。

ここに残りの2割、生活習慣を整えることで、男子は±9cm、女子は±8cmの変化があるといわれています。

両親の身長が低くても、その後の成長期に生活習慣を整えてあげれば期待以上に伸びる可能性は十分にあります。

逆に「遺伝的には高身長になるはずなのにイマイチ伸びない…」という場合は、生活習慣が乱れているのかもしれません。

成長期のお子さんはもちろん、もうすぐ成長期!というお子さんにも、身長がより伸びやすくなる環境を整えていくのがおすすめです。

子供の身長を伸ばそう!親が気を付けたい3つのポイント

子供の身長をより伸ばすために気を付けるべきポイントは

ポイント

  1. 食生活
  2. 運動
  3. 睡眠

の3つです。以下でそれぞれ詳しく説明していきます。

ポイント①食生活

1つ目のポイントは食生活です。

身長が高くなるというのは、正確には骨が伸びることをいいます。

骨が縦に成長し伸びることで、身長が高くなっていくんですね。

そのためには、骨を強く大きくする栄養素を積極的に摂る必要があります。

特に骨に良いとされる栄養素は以下の3つです。

  1. 骨の材料になる「コラーゲン(タンパク質)」
  2. 骨の密度を高める「カルシウム」
  3. カルシウム、タンパク質の吸収力を高める「ビタミンD」

食事から摂るのが理想ですが、「仕事が忙しくて三食栄養バランスを考えて作るのは無理!」という方も多いと思います。

そういった場合は、間食や飲み物に栄養素が含まれた成長サプリやお菓子を取り入れてみるものもおすすめです。

1.コラーゲン(タンパク質)

骨はコラーゲンというタンパク質の一種から作られています。

コラーゲンというと肌に良い栄養素として有名ですが、実は骨を作るという重要な役割も担っているんです。

タンパク質が骨の先端の柔らかい部分(骨端線)に新しい骨組みを作ることで、骨は上下に伸びていきます。

しかし、不足してしまうと骨が作れないため背を伸ばすことが難しくなります。

また、タンパク質は24時間体内で合成と分解が繰り返されているため、一度に大量に摂るよりも、少量を何度も摂る方が効率的です。

タンパク質は肉、魚、大豆製品、乳製品などに多く含まれています。

朝は牛乳、昼はチーズ、夜はメインに肉料理、豆腐の味噌汁に納豆ご飯…など、三食まんべんなく摂れるようにしていきましょう。

2.カルシウム

カルシウムは骨の密度を高める栄養素です。

骨端線に作られた新しい骨に、カルシウムなどのミネラルが付着することで丈夫で強い骨になります。

つまり、骨を大きくしてもカルシウムが足りなければ弱い骨になってしまい、さらにその先に新しい骨を作って伸ばすことができなくなってしまうんです。

カルシウムは乳製品を始め、骨ごと食べられる小魚や大豆製品に多く含まれています。

毎日の食事に牛乳をプラスしたり、しらすや魚の缶詰を使ったおかずを並べたりするなど、積極的に摂っていきましょう。

3.ビタミンD

ビタミンDは腸管でカルシウム吸収率を上げる効果があります。

そもそも、カルシウムは非常に吸収率が悪いミネラルと言われています。

カルシウムを豊富に含む牛乳・乳製品でも含有量の40~50%程度、小魚や野菜になると20~30%程度しか吸収できません。

そのため、よりカルシウムの吸収率をあげるためにもビタミンDはカルシウムと合わせて摂りたい栄養素といえるでしょう。

ビタミンDは食品ならきのこやきくらげ、魚に多く含まれています。

また、ビタミンDは日光を浴びると体内で合成されます。

1日15分程度、太陽の光を浴びると必要量のビタミンDが作られるので、毎日できるだけ外に出るのがおすすめです。

ポイント②運動

2つ目のポイントは運動です。

成長期の子供64人を対象に、2年間骨密度の経緯を観察したところ、睡眠と食生活については骨密度に大きな差が見られないが、運動習慣では有意な差が見られた、という研究報告があります。

つまり、成長期の運動は骨密度の上昇に大きな効果があるんです。

骨密度が上昇すれば、それだけ骨が強くなります。

すると、強くなった骨の骨端線にまた新たな骨が作られていき、どんどん身長が高くなっていく…という仕組みです。

また、運動には空腹を促す効果もあります。

お腹いっぱい食べて沢山栄養を摂るためにも、運動は非常に有意義です。

ポイント③睡眠

3つ目のポイントは睡眠です。

骨を作る栄養素や運動習慣について説明してきましたが、実は最も重要なのは睡眠なんです!

というのも、骨や筋肉をは夜寝ている間にしか造られないからです。

逆に、いくら沢山運動して栄養を摂っても、毎日夜更かしばかりしていてはまったく意味がありません。

特に成長ホルモンが分泌されやすいのは、眠りについてから2時間後、最も眠りが深くなるタイミングです。

この時間にしっかりと脳を休めて体が成長に集中できるような生活習慣が必要になります。

具体的には

ポイント

  • 寝る2時間前にはリラックス(携帯やテレビを避ける)
  • お風呂にゆっくりつかる
  • 寝る前の激しい運動は避ける

などです。

また、年齢別の平均睡眠時間は以下の通りです。

  • 1歳~3歳:12時間~14時間
  • 4歳~6歳:10時間~13時間
  • 7歳~12歳:10時間~11時間
  • 13歳~18歳:8時間~9時間

特に成長期のピークと言われている9歳~11歳の間は、最低でも10時間は寝ておきたいですね。

なるべく毎日同じ時間に就寝、起床できるように生活リズムを整えてあげるのが良いでしょう。

まとめ

親の身長は確かに子供に大きく影響を与えます。

だからといって諦めるのはまだ早いですよ!

遺伝の影響は8割ですが、残りの2割、つまり生活習慣に気を付けることで、男子は+9cm、女子は+8cmも身長が伸びる可能性があるからです。

重要なのは

ポイント

  • 骨を伸ばすために必要な栄養素を摂る
  • 運動をして骨密度を増やす
  • 骨と筋肉を作るために、夜はしっかりと眠る

以上の3つです。

「親の身長が高くないから…」と言わずに、今からでも身長を伸ばす生活習慣を身に着けるよう、親子で取り組んでみませんか?

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この記事の監修

森 瞳
NPO法人umi 代表理事
自分自身の妊活をきっかけに、世の中の妊娠に関する知識不足に気づき、妊娠、不妊、不妊治療に関する正しい知識を啓蒙するNPO法人umiを立ち上げる。
3年間の妊活の末に授かった2人の男の子の育児に奮闘する一方で、交流会や動画制作、本の出版を通じて、啓蒙活動を拡大中。

太田 恭子
管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、幼児食マイスター、ベビーフードインストラクター 東京女子大学卒業後、フリーアナウンサーとして活動。
「子供の好き嫌いをなくすのは、親の役目」と考えたことから、食育に関する資格を取得。
食育をテーマにした、各種セミナーなどを開催中。

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