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子供のおこづかいはいつから渡す?決めておきたいルールは?

子供が大きくなると「おこづかいが欲しい!」とせがまれることが増えますよね。

とはいえ、お金の大切さがちゃんとわかっている年齢になっているのか心配で、あげていいものか悩むと思います。

経済状況や考え方の違いもあるので、ママ友にも気軽に聞ける話題ではありません。

そこでこの記事では、おこづかいはいつから渡していて平均いくらなのか、また渡す方法についてまとめました。

さらに子供におこづかいを渡し始める前に決めておきたい「お金のルール」についても紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。

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子供のおこづかいはいつから?ベストなタイミングはあるの?

2015年に行われた、金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査」によると、小学校低学年でも70%以上の子供が不定期におこづかいをもらっていると回答していました。

ただし半分以上は「ときどきもらっている」と回答していて、毎月決まってもらっている子供は13%程です。

これが中学年になると、毎月もらっている子供は30%以上、高学年になると45%以上になります。

つまり多くの子供は、小学3年生以上になってから、コンスタントにおこづかいをもらうようになるといえます。

ただ早い段階から金銭感覚を身に付けさせたいと考えている家庭では、簡単な足し算引き算ができるようになる4〜5歳から、少額でおこづかいをスタートさせる場合も多いです。

子供のおこづかい金額の平均はいくら?

同じく「子どものくらしとお金に関する調査」によると、小学生のおこづかい金額で一番多かったのは、毎月もらう場合はどの学年も500円。

ときどきもらう場合は、低学年中学年が100円、高学年は1,000円でした。

他にも毎月もらう子供の場合は「学年×100円」にしている家庭も多かったです。

金額の決め方は家庭によって違いますが、大人のお給料と同じで「増えると嬉しいから」という理由で、毎年金額を増やしている家庭も多いようでした。

ちなみに小学生のおこづかいの使い道第1位は、全学年共通で「おかしやジュースを買う」でした。

それなら500円前後のおこづかいでも十分に楽しめますね。

子供のおこづかいの渡し方にはどんなものがある?

子供のおこづかいといえば、毎月1回決まった金額をもらうイメージがありますが、先程もお話しした通りそういうわけでもないことがわかりました。

各家庭で様々な方法でおこづかいを渡しているので、どの方法がご家庭にあっているのか、参考にしてみてくださいね。

不定期型

小学校低学年の子供が一番多かったもらい方が、ときどきもらう不定期な方法でした。

子供が必要なときに、必要な金額をもらいます。

そのため子供がお金を何に使うか親が把握できるメリットがあります。

もらうときには「お手伝いをする」や「勉強をがんばったから」などの条件はありません。

デメリットとしては、その都度おこづかいをもらうので、やりくりする能力が身に付きにくことが挙げられます。

月額型

毎月決まった金額を1回もらう方法です。

こちらの場合も、もらうときに条件などは特にありません。

与えられた金額でやりくりする習慣が付きやすいですが、何もしなくてもおこづかいがもらえると考えるようになることもあります。

報酬・給料型

お手伝いをした場合に、その都度おこづかいがもらえるのが報酬型、前月のお手伝い分の合計が翌月もらえるのが給料型です。

「お金=労働の対価」という意識が芽生えやすく、より多くのおこづかいをもらうために、お手伝いをがんばってくれます。

ただしおこづかいをもらえないとお手伝いをしなくなったり、報酬が高いお手伝いしかやらなくなるというデメリットもあります。

年俸型

おこづかいを1年に1回まとめて渡す方法です。

またはお年玉を年俸のおこづかいとして渡す家庭もあります。

先を見通しながらやりくりする力が付きやすく、おこづかい帳の習慣化もしやすいことから、注目されています。

ただしお金の使い道に疎い低学年の場合は、計画的に使えなかったり、まとめて失くしてしまう可能性もあるので気を付けてください。

子供におこづかいを渡すときはルールを決めよう!

子供におこづかいを渡すタイミングは、子供にお金の勉強をさせるいい機会でもあります。

社会に出たときにトラブルに巻き込まれたり、困らないように、おこづかいやお金に関するルールをきちんと決めておきましょう。

おこづかいを渡すことを決める前に、家族で話し合っておくのがおすすめです。

ルール①お金は貸さない

大人の人間関係でも「金の切れ目が縁の切れ目」と言いますよね。

子供同士の場合でも同じです。

良かれと思ってお金を貸してあげても、返ってこなかったり、もっと貸して欲しいと言われることになるかもしれません。

どんなに親しい間柄でも、お金を人に貸さないようにしっかり伝えておきましょう。

ルール②友達におごらない・おごってもらわない

ひとつめのルールに似ていますが、友達におごってはいけないし、おごってもらうこともしてはいけないと伝えておきましょう。

ジュース1本分の金額でも、子供のおこづかいからしたら大金です。

最初は少額でもエスカレートしていく場合もあるので、おごることもおごられることもしないのが無難です。

ルール③買い物のときは本当に必要か考える

大人にもあるように、子供も衝動買いをしてしまいます。

おこづかいでやりくりを始めて、衝動買いばかりしていたら、あっという間にお金はなくなって本当に欲しい物が買えなくなってしまいます。

そうならないように、欲しい物が本当に必要な物なのか、しっかり考える訓練をさせるいい機会になります。

欲しい衝動を抑えるのが苦手なお子さんなら「本当に欲しい物なのか◯日間考える」というルールにしてもいいでしょう。

その間にもっと欲しかった物があることを思い出すかもしれません。

ルール④おこづかいは追加しない

おこづかいでやりくりをしていると、きっと欲しい物があるのに、おこづかいが足りなくなることがあるでしょう。

このときに、おこづかいの追加をしたり、子供に前借りさせるのは避けた方がいいです。

子供はおこづかいの前借りや追加をしてもらえたら「足りなくなったらまたお願いすればいいや」ときっと思います。

でも社会人になったら、簡単にお給料の前借りはできないので、キャシングや消費者ローンに頼るようになるかもしれません。

おこづかいの段階で、お金が足りなくても節約や倹約で切り抜けた経験があれば、それがやりくり上手への一歩になります。

おこづかいはマネー教育でもあるので、できるだけひとりで切り抜けられるように見守ってあげましょう。

まとめ

今回はおこづかいはいつから渡すのか、平均いくら渡しているのかについてお伝えしました。

おこづかいをいつからあげるのがいいのかは、家庭によって考え方が違いますが、小学校中学年から習慣的にあげることが多いことがわかりました。

渡し方によって金額は多少違いますが、小学生の間は1回あたり500円前後が多かったです。

おこづかいは子供がお金の大切さを知るいいきっかけにもなりますが、思わぬトラブルに繋がる可能性もあります。

子供の性格によっても、あげる時期や金額、渡し方は変わってきます。

おこづかいを渡す習慣を付ける前に、まずは家族でお金についてのルールを決めると、子供もお金に対しての意識が変わるかもしれません。

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この記事の監修

森 瞳
NPO法人umi 代表理事
自分自身の妊活をきっかけに、世の中の妊娠に関する知識不足に気づき、妊娠、不妊、不妊治療に関する正しい知識を啓蒙するNPO法人umiを立ち上げる。
3年間の妊活の末に授かった2人の男の子の育児に奮闘する一方で、交流会や動画制作、本の出版を通じて、啓蒙活動を拡大中。

太田 恭子
管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、幼児食マイスター、ベビーフードインストラクター 東京女子大学卒業後、フリーアナウンサーとして活動。
「子供の好き嫌いをなくすのは、親の役目」と考えたことから、食育に関する資格を取得。
食育をテーマにした、各種セミナーなどを開催中。

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