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子供の発語が遅い?原因別の対処法とお家でできるサポート

周りのお友達は楽しそうに会話をしているのに、自分の子の発語が少ないと、このままで大丈夫なのかと心配になってしまいますね。

もちろん放っておくのはよくないですし、早めにケアしてあげたいもの。

こちらの記事では、子供の発語の目安や、発語が遅れる原因、発語を促すサポート方法について解説しています。

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子供の発語の目安はどのくらい?年齢別で解説

言葉の発達には段階があります。こちらの章では年齢別で発語の目安について解説します。

1歳~

1歳から1歳半くらいの赤ちゃんの発語はおよそ3~10語ほどです。

この頃は「ママ」「パパ」「わんわん」「ブーブー」といった意味のある単語を話すようになります。

2歳~

2歳は300語、2歳半では450語くらいを使うようになります。

名詞と動詞を組み合わせた2語文が出始めるころ。

しかし2語文といっても「ワンワン、いる。」といった2つの単語を並べるレベルです。

また言葉の爆発期ともいわれ、言葉に興味を示したり、モノの名前を知りたがったり、使える言葉の数がグーンと増えます。

3歳~

3歳になると1000語を使え「ワンワン、とことこって来た。」など3語文を話す子が多いです。

2歳から引き続き、興味を持ったことに対して色々と知りたがります。

4歳~

使える言葉は1,500語ほどで、2つ以上の述語が組み合わさった重文を話せるようになる時期です。

単語を並べるだけでなく、接続詞が使えるようにもなります。

ですから、お話の内容も「犬は走ってたけど、猫は寝ていたんだよ。」と複雑になり、言葉のキャッチボールも上達します。

5歳~

2,000語を扱えるようになり、言葉の仕組みも理解する頃ですから、しりとりやはんたい言葉などで、言葉あそびができます。

自分が体験したことや感じたことを言葉にして、相手に伝えられるようになる時期です。

子供の発語が遅い理由5つ

言葉の遅れの原因はおおまかに以下の5つが挙げられます。

ポイント

  • 聴覚の問題
  • コミュニケーション不足
  • 知的障害・自閉症
  • 言葉に限定した障害
  • 一つずつ解説していきます。

    聴覚の問題

    言葉はまず耳から入ってきます。

    耳の聞こえがよくなければ、入ってくる情報が極端に少なくなり、発語にも大きく影響します。

    後ろから子供の名前を呼んでも振り向かない、大きな音がなっているのに気づかないなどがみられる場合は、耳が聞こえにくいと察知できるでしょう。

    しかし、普段の生活で過不足なくコミュニケーションがとれていると、耳の異変には気づきにくいです。

    中耳炎や耳垢のつまりでも耳は聞こえにくくなるので、少しでも気になる場合はかかりつけのお医者さんか、耳鼻咽喉科に相談するのがよいでしょう。

    コミュニケーション不足

    子供は周りの大人とのコミュニケーションを通じて言葉を獲得します。

    親の口元や表情をみながら、言葉を聞き、覚えていくのです。

    ですから、コミュニケーションの経験が足りないと、発語に至らない場合もあります。

    たとえば、いくら耳から音を聞くのが大事とはいえ、テレビやDVDなどで一方的な言葉のシャワーを浴びせるのはあまりよくないといわれます。

    これはお母さんをはじめ、周囲の人の笑顔や優しい語りかけがセットであることが大切ということ。

    自分が何か言ったら、相手がニコニコしながらおしゃべりしてくれるのが楽しいと感じ、

    もっと話したいと思うことで、発語につながります。

    情緒の発達と、言葉の発達は結びついているのです。

    ですからなるべく、子供が心地よいと感じる言葉を投げかけてあげるのが大切です。

    知的障害・自閉症

    言葉の発達は、まず理解があって、発語につながります。

    知的障害があって、言葉の理解が難しいと、表出する言葉のストックもなかなか増えずに、発語は遅れる傾向に。

    また自閉症の子供も、人や言葉に対してとくに興味がなく、言葉を使う必要性をあまり感じないので、言葉が遅れる傾向にあるといわれています。

    知的障害や自閉症は言葉の表出だけでは判断できません。

    こだわりの強さや、周囲の人との関わり合いの状況をみて、気になるようであれば自治体の発達相談窓口や市町村保健センター、児童相談所などに相談ができます。

    言葉に限定した障害

    聴力や、知的能力に問題がないのに年齢相当の言葉だけが出てこない障害があります。発達性言語障害と呼ばれ、大きく「表出性言語障害」「受容性言語障害」の2つに分類されます。

    表出性言語障害

    言葉の意味は理解していて、聴力や知的能力にも問題がないのに言葉だけが出てこない学習障害です。

    言葉を理解しているので、指さしや身振り手振りで意思表示はできますし、こちらの指示にも従えます。

    表出性言語障害の子どもの50~80%は学齢期に達するまでに、平均的な言語技能を得るという研究結果があります。

    受容性言語障害

    受容性言語障害は、言語の理解が同年齢の水準より遅れる障害です。

    言葉の理解が遅れるため、言葉をしゃべるのも苦手です。

    成人期になってからも障害が続くことも多く、社会人になってからも業務や、社交上のコミュニケーションに支障がでます。

    子供の発語を促すためにお家ですぐにできること

    発語を促すオススメの方法は以下の2つです。

  • 絵本の読み聞かせ
  • リトミック
  • それぞれみていきましょう。

    絵本の読み聞かせ

    絵本の読み聞かせは、子供の発語を引き出すのにピッタリです。

    言葉にたくさん触れられるうえに、情緒の発達、コミュニケーション能力の発達にも役立ちます。

    子供とのコミュニケーションを楽しむツールとして、1冊読み終えるのを主眼とせず、子供の興味が横道にそれても、そこを楽しむくらいの気持ちで取り組むのがオススメです。

    もし、どんな絵本を選んでいいかわからない場合は、絵本の中でも特にお子さんが興味を示すものを中心に読むとよいでしょう。

    興味を示すというのは、「楽しい」「好き」といったプラスの感情がはたらいている証拠です。

    お子さんが飽きるまで、毎日同じ絵本を読んでも大丈夫です。

    大人も好きな小説やマンガを何度も繰り返し読むことがありますよね?

    読むたびに新しい発見があって、とても楽しいもの。

    またストーリーがある絵本でなくても、お子さんが興味を示すのであれば図鑑やことば遊び絵本でもよいです。

    絵本の読み聞かせは、コミュニケーションを通じて子供の興味を引き出し、興味が言葉と結びつくので、発語を促すのに最適です。

    リトミック

    全身を使って音楽を楽しむリトミックは、子供の発語によい影響を与えます。

    未就学児はリトミックで、リズムに合わせて歌ったり喋らせたりすることで言語発達が促されるという研究報告も。

    リトミックは音楽能力が向上するイメージが強いかもしれませんが、音のパターンを意味に結びつけ、単語や文法を学習するのにもピッタリです。

    たとえば「グーパー、グーパー、まえ、うしろ、まえ」など動作を言葉で表現して、踊りを覚えれば動きと単語が結びつきます。

    また歌いながら体を動かすときは、動作と歌詞が結びついて、歌詞にでてくる単語や文法が覚えやすいです。

    子供たちは体を動かして遊ぶことで、楽しくなって心も動き、声が出やすくなります。

    まずはお家で動画をみながら気軽に試されてみてはいかがでしょうか?

    参考動画:おうちでリトミックごっこ(2~3歳)②「ぶらぶらぽん」

    https://www.youtube.com/watch?v=kAhagOZzkCw

    発語の遅れを放っておくと大変なことに?

    発語には個人差がかなりあるとはいえ、いつかしゃべるだろうと放っておくのはよくありません。

    必要な時期に、適切な支援ができなかったために、言語発達が遅れてしまう可能性があるためです。

    言語発達が遅いとどんな困ったことが起こるのでしょうか?

    1つは癇癪(かんしゃく)を起こすケースが非常に多い点です。

    言いたいことがうまく伝えられない、または言ったつもりでも伝わっていないのが原因で欲求が満たされないためです。

    そのため、泣き続けたり、奇声を発したり言葉以外の方法でツライ気持ちを表現することに。

    癇癪は本人もひどく疲れますし、周囲の大人も困りものです。

    2つめに、言語の発達遅れから学習障害に進展するケースもあり、その場合は学習が困難に感じるようになってしまいます。

    学習障害が起こると、単語では喋れても文章が上手に作れなかったり、文法操作に遅れが出たりします。

    心理学者で幼児の言語遅延を研究するレスリーA.レスコーラの報告によると、レイトトーカー呼ばれることばの遅れを示す子供は、就学後にはしゃべれるようになったとしても、文法操作に課題が残ることが多いようです。

    早期に問題を発見すれば、適切な環境や支援を行えます。

    複雑化や深刻化を招く前に、ケアをしてあげたいものです。

    子供の言葉が増えると、笑顔も増える!

    今はまだ発語が少なくても、大人がしっかりケアしてあげ、ときには専門機関や医療機関の手を借りれば、子供の発語は必ず増えます。

    発語が増えて言葉が上手になると、自分の気持ちをうまく伝えられるので、お友達とのコミュニケーションがスムーズになります。

    リラックスしたムードのなかで過ごすことで、表情も明るく豊かになるでしょう。

    言葉を使った情報交換で知識も増え、興味関心の対象が広がり、学習の面でも役立ちます。

    身近な人とのコミュニケーションで、毎日が楽しくなりますね。

    まとめ

    子供の発語について、解説しました。

    子供の発語には年齢ごとの目安があり、そこから大きく遅れていると言葉が遅れているといえます。

    言葉が遅れるのにはいくつか理由があり、耳が聞こえにくい、コミュニケーション不足、障害が潜んでいるなどが挙げられます。

    お家ですぐ試せる方法で、発語を促すには絵本の読み聞かせやリトミックが有効です。

    お家でサポートしつつ、必要に応じて専門機関を利用すれば、発語は必ず増えます。

    あふれ出る言葉と、はずむような会話で、毎日が楽しく過ごせますように。

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    この記事の監修

    森 瞳
    NPO法人umi 代表理事
    自分自身の妊活をきっかけに、世の中の妊娠に関する知識不足に気づき、妊娠、不妊、不妊治療に関する正しい知識を啓蒙するNPO法人umiを立ち上げる。
    3年間の妊活の末に授かった2人の男の子の育児に奮闘する一方で、交流会や動画制作、本の出版を通じて、啓蒙活動を拡大中。

    太田 恭子
    管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、幼児食マイスター、ベビーフードインストラクター 東京女子大学卒業後、フリーアナウンサーとして活動。
    「子供の好き嫌いをなくすのは、親の役目」と考えたことから、食育に関する資格を取得。
    食育をテーマにした、各種セミナーなどを開催中。

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