「あれ?うちの子って、もしかしたら頭のいい子なのかな…?」
このように考えたことはありませんか?
祖父母やママ友に子どもの賢さを褒められ、うれしくなることはあると思います。
謙遜する気持ちはあるものの、もしわが子の頭がいいのなら才能を伸ばしてあげたいのが親心。
そこでこの記事では「頭のいい子の幼児期によく見られる特徴」「頭のいい子の才能を伸ばすために知っておくべきポイント」などをまとめました。
子どもが社会に出てから困らないよう、幼稚園に入る前から才能を伸ばしてあげませんか?
頭のいい子の幼児期によく見られる特徴とは
<頭のいい子の幼児期によく見られる特徴の例>
気持ちが向くまま、あらゆることに興味を持てる
時間を忘れて熱中できることがある
疑問を持ったときは、納得できるまで質問できる
ものごとをよく観察し、自分なりの意見を言える
表現力が豊かで、大人の発想を超えた発言がある
失敗して泣くことがあるものの、何度もチャレンジできる
頭のいい子は、幼児期に好奇心が大変に旺盛です。
自分の心に素直に従い、目にしたあらゆるものに興味を持ちます。
とは言え、子どもはそもそも好奇心が旺盛なものです。
遊びがコロコロと変わったり、頻繁に「これなに?」と、大人に疑問を投げかけたりすることはあると思います。
ですが、頭のいい子は好奇心を持ったことに対して、自分が納得できるまでとことん追求したがる傾向があります。
何度も「なぜ?」と問いを繰り返すため思考量が多く、自分で考えて答えを見つける力がついていくのです。
頭のいい子に育てると身につく4つの力
頭のいい子に育てたいとき、どんな力が身につくのか具体的に知っておけば子どものサポートをしやすくなります。
ここで、よくある4つの例について解説します。
柔軟に考えられるため、臨機応変に対応できる
柔軟に考えられるため、状況に応じて対応できるようになります。
「柔軟に考える」ということは、さまざまな角度からものごとを判断できることです。
トラブルが起こっても対応策がいくつか思い浮かぶため、つまずきにくくなります。
たとえば、勉強でわからないことがあった場合。
すぐに諦めてしまうのではなく、いろいろな視点で解決策を探そうとするのです。
一度わからなかったからと言ってすぐにあきらめないので、挫折する心配を減らせます。
何事にも疑問を持ち、論理的に考えられるようになる
どんなことにも疑問を持ち、筋の通った考え方をできるようになるのもポイントです。
日頃から「なんで?」「どうして?」を繰り返しているため、分析能力が高いからです。
分析能力が高ければ、筋道を立てて問題・解決策などを見つけられるようになります。
順序立てる思考が身についていれば、仕事で問題が起きたとしても、焦らず解決できるでしょう。
自分で考える力がつくので、周りに流されにくい
自分で考える力があれば、場の雰囲気に流されて自分の意思にそぐわない判断をしにくくなります。
自分の力で導き出した考えには、ある程度の自信を持てるものです。
もし友だちと意見が合わなかったとしても、納得できないまま譲ることが少なくなり、流されにくくなります。
周りに流されにくければ、友だちが間違ったことをしても、自分で良し悪しを判断するため立ち止まれるはずです。
トラブルを回避する能力も磨かれるので、成長とともに高い危機管理能力が身についていきます。
相手の気持ちが想像しやすく、円満な人間関係を築ける
相手の気持ちをイメージできるため、穏やかに人間関係を築けるようになります。
頭がいい子は、さまざまな視点でものごとを考えられるため、発想力が豊かです。
つまり、視点を変えて自分と相手の立場が入れ変わるとどう感じるのか、想像ができるようになります。
思いやりをもてるため周囲からの信頼も厚くなり、人に助けられながらどんどん才能を発揮できるでしょう。
頭のいい子の親が幼稚園の頃からしていた4つの習慣
頭のいい子の親は、子どもが幼稚園の頃からどんなことに気をつけているのでしょうか?
ここで、4つの習慣について解説します。
「なんでそう思う?」と聞いてみる
ひとつ目は、意識して子どもに疑問を投げかけることです。
「なんでそう思う?」と繰り返し尋ねることで、ものごとを分析できるようになります。
注意したいのは、ただ疑問を投げかけるのではなく、気づきのきっかけづくりをする意識です。
・〇〇はなんでだろうね?
・あっちは△△だけど、こっちが〇〇だったのはどうしてかな?
このように、子どもが考えやすいように疑問を投げかければ、答えを導きやすくなります。
とはいえ、難しく考えすぎる必要はありません。
子どもと同じ気持ちになって「これはなんだろう?」と考えてみると、声掛けがしやすくなりますよ。
子どもを待てるように時間と心に余裕をもつ
どんな場面でも気長に子どもを待てるよう、時間と心に余裕をもつ習慣は身につけたいものです。
子どものペースを守ることは、自発性を高めることになります。
ただ、ママ友とのランチ会へ出かけるときや寝る前など、じっくり待つことが難しいシーンもあるでしょう。
時間に余裕が持てないときは、待つ時間も含めてタイムテーブルを考えるのもひとつの方法です。
それでも子どもに急いでほしいときは「理由」「時間」を一緒に伝えるのがおすすめです。
「これからお友だちと約束があるから、長い針が3のところにくるまでにおでかけの用意してくれる?」
このように具体的に伝えてあげると、子どもが状況を察しやすくなりますよ。
意識的にコミュニケーションをとる時間をつくる
子どもとコミュニケーションをとる時間を、積極的につくっていきましょう。
コミュニケーションは、子どもが自分の考えを自分の言葉で話すアウトプットのひとつです。
自分の気持を言葉にして伝えることで、考えを整理しつつ、語彙力や表現力を鍛えられます。
また親が積極的に話を聞くことで、子どもが安心できるため、メンタルが安定しやすくなります。
子どもがより安心して話せるように「それでそれで?」「がんばったね!」など相槌を打ってあげてくださいね。
親の考えを押し付けない
・着替えなさい
・ご飯を食べなさい
このように親の考えを、一方的に押し付けてはいませんか?
子どもは一般論や固定概念にとらわれることなく、自分の感性でものごとを捉え行動に移そうとします。
それなのに親が一方的に自分の考えを押し付けてしまうと、子どもが自信をなくし、考えてもムダと感じる恐れがあるのです。
「~しなさい」と伝えるのではなく
・そそろそろお着替えしたほうがいいと思うんだけど、どうかな?
・今はなにする時間だっけ?
のように、子どもが自分の意見を口にしやすい伝え方を意識してみましょう。
頭のいい子の才能を伸ばすために知っておくべき4つのポイント
ここで、頭のいい子の才能を伸ばすために知っておくべきポイントを4つお伝えします。
子どもが熱中していることを中断させない
子どもが何かに打ち込んでいるときは、親の都合で中断しない配慮をしましょう。
集中しているときは、ものごとを追求する力が高まっているときです。
そこで親の都合で止めさせてしまうと、納得できるまで追求できないことが当たり前になってしまいます。
ただ、状況によっては中断せざるを得ないときがあると思います。
そんなときは「もうすぐ寝る時間だから、〇〇したら終わりにしようね」など、終わりの目安を伝えると、子どもが理解しやすくなりますよ。
正解をひとつに決めない
子どもの話に対して、正解をひとつに決めないように気をつけたいもの。
子どもが、あらゆる可能性を考えられるようになるからです。
もちろん算数の計算のように、答えが決まっているものはあります。
ですが、答えが決まっている算数であっても、答えを導き出すまでの方法はさまざまです。
日本で馴染みのある計算方法だけでなく、インド式計算法のようにいろいろな方法があります。
「〇〇ちゃんは、そうやって考えたんだね!」
このように、考えを受け止めることで、子どもが自由に発想をふくらましやすくなります。
子どもの考えを否定しない
子どもの考えを否定する発言は、できるだけ避けたいところです。
子どもが、正しいこと以外は認めてもらえないと思い込んでしまうと、考えることをやめてしまうかもしれません。
もし、子どもの答えが大人の考える答えからかけ離れていたとしても「よく考えたね!」と、認めてあげるのがおすすめです。
自分の意見を認められるとわかれば、楽しくなり積極的に考えるようになりますよ。
習い事だけでなく遊ぶ時間も大切にする
習い事で予定をうめ尽くすのではなく、遊ぶ時間も確保しましょう!
なぜなら、遊びから学べることはたくさんあるからです。
たとえば公園で遊ぶ場合、思いっきり体を動かすため体力がつきます。
外では自分で遊びを考えながら体を動かすこともあり、創造性が身につき脳の発達にも役立つ期待ができるでしょう。
さらに公園で知り合った人たちとふれあことで、コミュニケーション能力だけでなく社会性も育めます。
ときには遊びも取り入れることで、習い事だけでは身につかない才能を伸ばせる期待ができますよ。
まとめ
頭のいい子は好奇心が旺盛です。
自由な発想でものごとを追求できるため、さまざまな視点で分析し、自分で考える力がついていきます。
自分で考える力がついていれば、社会に出て揉まれることがあっても、自分で道を切り開いていけるはずです。
子どもの考える力を伸ばす方法のひとつとして、親のサポートがあれば心強いもの。
子どもの自主性を大切にし、自由に行動・発言できるような環境を整えてあげましょう!