ママセレクト

子供のニキビの正体は?ニキビに似た皮膚疾患や治療法も紹介

知らない間に子供の肌にできているニキビ…。

1個だけならまだしも、何個もプツプツとできている場合は痛々しくも見えるため、親としては早く治してあげたいですよね。

しかし、一見ニキビのようにも見える赤いできものは、実はニキビ以外の皮膚疾患や病気である可能性もあります。

そこで今回は、子供にできるニキビの正体と、ニキビに似た皮膚疾患やケア方法について紹介していきます。

【無料】お子さんのLINE成長診断はこちら

ニキビとは?小さな子供にもできるの?

ニキビとは、正式名称が「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という炎症性皮膚疾患の1つです。

思春期の子供にできる赤いできものを「ニキビ」、大人にできるものは「吹き出物」と呼ばれることが多く、新生児にできるものは「乳児湿疹」と呼びます。

年齢によって呼び方は違いますが、ニキビのできるメカニズムは一緒で、過剰に分泌された皮脂が毛穴につまり炎症を起こすことが原因です。

新生児を過ぎた1歳以降の小さな子供でも、過剰分泌された皮脂が毛穴に詰まってしまってしまえばニキビとして赤いできものができます。

ニキビができやすい場所は皮脂分泌が活発で汗をかきやすい下記の場所が多いです。

  • 顔(おでこ、小鼻、頬、顎)
  • 背中

子供にできたニキビの治し方

基本的に子供のニキビは、肌を清潔に保ちきちんと保湿すれば自然と治ることがほとんどです。

1日2回ほどベビーソープや石けんでニキビのできた部分を洗い、しっかり泡を洗い流したあとは、肌のうるおいを逃がさないように保湿剤をぬります。

肌の乾燥はニキビやそれ以外の皮膚疾患を引き起こす原因となるため、こまめに保湿剤をぬってあげるといいでしょう。

ニキビにはできるだけ触れないのが好ましいですが、小さい子供は気になってひっかいたりつぶしたりしてしまう可能性もあります。

子供がニキビを触るのを防ぐために絆創膏を貼る親もいますが、絆創膏を貼ると蒸れて菌が繁殖してしまう可能性があるためあまりおすすめできません。

ニキビをひっかいてもできるだけ刺激にならないように、子供の爪を短く切っておくのがいいでしょう。

実はニキビじゃないかも?子供に起こりやすい皮膚疾患の症状や治し方

上記では子供にできたニキビの治し方を紹介しましたが、それでも治らない場合はニキビ以外の皮膚疾患である可能性が考えられます。

ここでは、子供がかかりやすい皮膚疾患でニキビと見間違えやすいものを紹介していきます。

あせも

あせもは、汗の出る汗管という穴が詰まり炎症を起こす皮膚疾患です。

夏の汗をかく時期や、冬でも室内で暖房をつけすぎるとあせもになりやすくなります。

赤ちゃんによくできるあせもですが、1歳以降のよく動き回る子供も汗をよくかくためかかりやすいです。

あせもの症状には、透明または白色の水ぶくれができる「水晶様汗疹」と、虫刺されのような赤い湿疹ができる「紅色汗疹」があります。

「水晶様汗疹」はかゆみがないですが「紅色汗疹」は強いかゆみを伴うのが特徴です。

軽傷のあせもの場合は涼しい環境で過ごし、汗をかいたらこまめにふき取ったり着替えることで治ります。

しかし、なかなか治らなかったり悪化する場合は病院を受診するのがいいでしょう。

病院では炎症を抑える軟膏やステロイド軟膏で治療するのが一般的です。

湿疹ができやすい場所首・背中・膝裏・肘の内側・足の付け根など
症状透明や白い水ぶくれ・かゆみを伴う赤い湿疹
治療法こまめに汗を拭き取る・ステロイド軟膏など

はしか

はしかは、4歳以下の子供に発症することが多い急性の全身感染症です。

発熱や鼻水といった風邪に似た症状が出はじめ、次に38度以上の発熱と赤いニキビのような湿疹が全身にできます。

また、口の中に白い湿疹ができることもあります。

赤い湿疹は頭や顔、耳の後ろなど体の上から出るのが特徴です。

残念ながら特効薬がないため、解熱剤や点滴などの対症療法をしていくしかありません。

高熱は3~4日続くため、子供にとってはとてもしんどく入院することも多いです。

湿疹ができやすい場所全身(体の上部から徐々に広がっていく)・口の中
症状鼻水・高熱・赤い湿疹
治療法解熱薬・点滴など

蕁麻疹(じんましん)

蕁麻疹は、突然皮膚の一部にかゆみの強い赤い湿疹ができ、数時間~24時間以内に消えることが多い皮膚疾患で、子供から大人まで年齢に関係なくかかります。

蕁麻疹には食物や動物アレルギーなどから起こる「アレルギー性」と、皮膚をひっかいたり温度変化などで起こる「非アレルギー性」があります。

湿疹の大きさは1~3mmと小さくニキビと見間違えやすいですが、症状が重い場合は湿疹が融合してかなり大きくなることもあるため見分けがつきやすいです。

すぐに蕁麻疹が治まった場合は様子見でいいかもしれませんが、1日以上蕁麻疹が続くようであれば病院で原因を探し、それを避ける生活を心がける必要があります。

症状がひどい場合は、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬で治療するのが一般的です。

湿疹ができやすい場所太もも・腹・お尻・膝裏・肘裏などの皮膚がやわらかい場所
症状強いかゆみを伴う赤い湿疹
治療法原因を避ける生活・抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬など

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う赤い湿疹ができたり治ったりを繰り返す皮膚疾患です。

生後4か月頃から湿疹が見られることが多く、乳児の場合は2か月以上、幼児の場合は6か月以上湿疹が消えなかったり悪化するとアトピー性皮膚炎と診断されます。

2歳以降からは粉をふいたように乾燥するのが特徴です。

完治させることは難しく、ステロイドや保湿などで症状を軽減させる治療が一般的です。

湿疹ができやすい場所顔・首・手足など
症状かゆみを伴う赤い湿疹・乾燥
治療法ステロイド外用薬・保湿など

伝染性軟属腫(水いぼ)

伝染性軟属腫は7歳以下の子供がよくかかる、ウイルス性の皮膚感染症です。

伝染性軟属腫にかかっている人と接触することでうつってしまうため、主に集団生活やプールなどで感染することが多いです。

感染すると、1~5mmほどの白~ピンク色の湿疹ができ、かき壊すことでどんどん増えていきます。

湿疹は表面がピカピカ光って見えることもあり、白ニキビや水ぶくれと見間違えてしまうことも多いです。

治療法は特になく、自然治癒するまで待つのが一般的ですが、人にうつってしまうため幼稚園や小学校に通っている場合は、ピンセットで伝染性軟属腫を取り除く処置をしてもらうことも可能です。

昔は麻酔なしで伝染性軟属腫を取り除く処置をするところが多かったですが、激痛を伴うため、現在はテープの局所麻酔をしてから取り除くのが一般的となっています。

湿疹ができやすい場所胸・脇下・手足
症状白~ピンク色の光沢のある湿疹
治療法自然治癒・ピンセットによる除去など

病院を受診する目安とは?

ニキビであれば、肌を清潔に保ちしっかり保湿することで数日もすれば治ることが多いです。

しかし、洗顔や保湿などを続けてもなかなか治らない場合や症状が悪化する場合は、ニキビ以外の皮膚疾患や病気であることも考えられるため、できるだけ早い小児科や皮膚科の受診をおすすめします。

また、ニキビによく似た皮膚疾患の場合はかゆみや発熱を伴うものが多いため、ニキビのような赤いできものほかにそのような症状が見られる場合は、すぐに病院を受診した方がいいでしょう。

子供の肌のために日頃から気を付けた方がいいことは?

子供のニキビは毎日の生活で予防可能です。

ここでは子供の肌をニキビから守るための予防法を紹介していきます。

季節に限らず十分な保湿を心がける

子供の肌は皮脂の分泌機能が未熟なため、乾燥にとても弱いのが特徴です。

肌が乾燥すると、肌表面の角層機能が低下してしまいます。

角層は、外部から異物が侵入するのを守ってくれたり、内部のうるおいを閉じ込める重要な役割をになっていますが、この角層の機能が低下すると肌のうるおいを保てなくなり、角層が厚くなって毛穴を塞いでしまいます。

毛穴がふさがると、毛穴の奥で細菌が繁殖し、にきびができやすくなってしまうのです。

そのため、季節に関わらずしっかり保湿し、角層を健やかに保つことでニキビを防げます。

ごしごし洗いすぎない

子供の肌はとても薄く、大人の肌と比べると半分ほどの厚さしかありません。

そのため刺激によるダメージを受けやすく、洗うときにスポンジやタオルなどでごしごし洗ってしまうと、角層が摩擦で傷つき薄くなってしまいます。

角層が傷つくと、上記でも説明しましたが毛穴がふさがりニキビができやすくなってしまうため、子供の顔や体を洗うときは手でやさしく洗って上げるのが好ましいです。

密度の高い泡を滑らせるように洗ってあげることで、汚れをきちんと落としつつ肌に負担をかけず洗えます。

肌に触れるものの素材に気をつける

子供の肌に直接触れる服や、その服を洗う洗剤などはなるべく低刺激なものを選ぶようにしましょう。

服にはポリエステルやナイロンなど、石油から作られた化学繊維を使用しているものがあり、それらを着ることで肌のデリケートな子供は「化繊負け」を起こす可能性があります。

「化繊負け」とは、化学繊維が肌に合わないことでニキビやかぶれなどの肌トラブルを引き起こす症状のことです。

また、一般的な洗濯洗剤には陽イオン界面活性剤が配合されていることが多いですが、陽イオン界面活性剤は皮膚に残りやすく刺激が強めな成分のため、さまざまな肌トラブルを起こしやすくなります。

そのため、直接肌に触れるバスタオルや肌着などは陽イオン界面活性剤が配合されていない洗濯洗剤で洗濯するのがおすすめです。

市販で買える陽イオン界面活性剤不使用の洗濯洗剤には下記のような商品があります。

  • arau.
  • パックスナチュロン 純粉せっけんN
  • ネオベビー 善玉菌酵素洗たく洗剤

まとめ

小さな子供にできたできものは、まずニキビかどうかをきちんと見分けることが重要です。

ニキビであれば、肌を清潔にしてきちんと保湿することで数日もすれば治るでしょう。

しかし、実はニキビだと思っていたのに違う皮膚疾患であることも多々あります。

ニキビによく似た皮膚疾患や病気はたくさんあるため、なかなかニキビが治らない場合は本記事を参考に、できものの正体を確かめて適切な対処をしてあげてください。

【無料】お子さんのLINE成長診断はこちら

この記事の監修

森 瞳
NPO法人umi 代表理事
自分自身の妊活をきっかけに、世の中の妊娠に関する知識不足に気づき、妊娠、不妊、不妊治療に関する正しい知識を啓蒙するNPO法人umiを立ち上げる。
3年間の妊活の末に授かった2人の男の子の育児に奮闘する一方で、交流会や動画制作、本の出版を通じて、啓蒙活動を拡大中。

太田 恭子
管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、幼児食マイスター、ベビーフードインストラクター 東京女子大学卒業後、フリーアナウンサーとして活動。
「子供の好き嫌いをなくすのは、親の役目」と考えたことから、食育に関する資格を取得。
食育をテーマにした、各種セミナーなどを開催中。

    -ママセレクト
    -,

    © 2022 Mother's Select Powered by AFFINGER5