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子供が不登校!仕事はどうする?辞めた・続けた各々の体験談

平成30年度の小中学生における不登校児童数は全体で164,528人。

学年別の割合でみると、小学生は144人に1人、中学生はなんと24人に1人が不登校という時代です。

不登校者数は統計を取り始めた平成10年以降年々増えており、いまや中学生ともなればクラスに1人は不登校の生徒がいてもおかしくないという状況です。

不登校は決して他人事ではありません。

もし自分の子供が不登校になったら…?家にいる子供のために仕事を辞めるか、続けるか、悩みどころですよね。

実は、子供の年齢や不登校の理由によって仕事を辞める、辞めない、どちらが最適かは変わってきます。

そこで今回は、不登校になって仕事を辞めたパターンと続けたパターン、そして学校へ行く以外の選択肢について紹介、解説していきます。

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子供が不登校になったら…仕事を辞める?辞めなくてもいい?

子供が不登校になると、家族の生活パターンは大きく変化します。

まず、子供が日中一人で家にいるようになるため、年齢によっては大人が付き添う必要がでてきます。

夫婦のどちらかが自宅に常にいる場合は問題ありませんが、共働き世帯となればそうもいきませんよね。

実際に子供の不登校をきっかけに仕事を辞めた人、辞めなかった人のパターンをそれぞれネットに投稿された実体験を元にそれぞれのパターンを見ていきましょう。

子供のために仕事を辞めたケース

子供の不登校をきっかけに仕事を辞めた方の実体験に基づく声には、以下のようなものがありました。

  • 子供が低学年で不安症状はひどく一人にはできなかった
  • 家にいて欲しい、と子供にお願いされた
  • 子供が家にいる時間をプラスに考えて自分もパート勤務に転職、空いた時間で美術館や博物館など色々な所へ一緒に出かけた

仕事を辞めた、もしくは時間に余裕のある仕事へ転職して、子供と一緒にいる時間を増やした、子供に「一緒にいて欲しい」とお願いされたという声が多くありました。

特に、一緒にいて欲しいといわれた家庭のほとんどはお子さんが小学校低学年でした。

やはり、低学年のうちは子供の心のケアと親子の時間を増やすために仕事を辞める、という方が多いようです。

子供と自分のためにも仕事を続けたケース

子供が不登校になっても、仕事を変わらず続けた、という方も多くいらっしゃいました。

仕事を辞めずに続けた方の声には以下のようなものがあります。

  • 一時的に仕事を休んだが、「ご飯なに?」「おやつある?」と毎日聞かれるのが苦痛になり、仕事に戻った
  • 中学生なので、家に親がいても気が休まらないだろうと思い仕事を続けた
  • 子供が「自分のせいで親が仕事を辞めた」と負い目に感じてしまうと思い仕事を続けた
  • 仕事は自分にとって生きがいなので、仕事をやめたら精神的に不安定になり子供に八つ当たりするのではないかと思い、辞めずに続けた。

子供の年齢が上がるにつれて、家に親がいると息が詰まる、些細なすれ違いでケンカになるといったことから、仕事を同じように続けた、という声が増えていく傾向にありました。

特に、子供と家に居続けるのは親にとっては精神的にも物理的にも負担が多く、子供にとっては親がうっとうしく感じたり、負い目を感じたりするケースもあるようです。

子供が不登校になったら仕事を辞める?続ける?結論を出すのはちょっと待って!

仕事を辞めた方が良いのか、辞めない方が良いのか…大きな転機ですので、結論をすぐに出すのは難しいと思います。

ですが、本来考えるべきなのは「どうすれば子供がより良い方向に向かうか?」ということです。

仕事となると、つい自分だけの問題として捉えてしまいがちですが、今後子供と一緒に今より良い方向に向かうためには子供の意思確認が不可欠です。

もし子供に相談もせずいきなり仕事を辞めたら、子供はどう思うでしょうか?

「自分のせいで仕事を辞めてしまった」「辞めて欲しいなんて一言も言ってないのに」

などマイナスに捉えた場合、親子関係に溝を作りかねません。

子供のために良かれと思って行動したことが裏目に出てしまうのは悲しいですよね。

そうならないためにも、まずは「あなたと過ごす時間を増やすために、仕事を辞めよう(減らそう)と思っているんだけど、どう思う?」と聞いてみることをおすすめします。

大切なのは、お子さんの心が休まり新しい一歩を踏み出そうと思える環境作りです。

仕事を辞めた方が良いのか、続けた方が良いのか?まずは家族で話し合い、子供にとって最善となる選択肢を選びましょう。

子供だけじゃなく親の気持ちや生きがいも大切に

子供に寄り添いたいけれど、仕事を辞めるのは難しい、もしくは経済的に不安だからできるだけ仕事を続けたい。

また、仕事を通じて経済的、社会的に満たされ親の精神が安定することで、余裕をもって子供と接することができる、という声もありました。

仕事を辞めて子供と一緒にいる時間が増えても、イライラしてしまっては意味がありませんよね。

子供を気に掛ける気持ちも大切にしつつ、同じように自分自身のためにも仕事を辞めることが本当に最善か?と考えてみてくださいね。

子供が不登校でも、親が安心して仕事をできる環境にするには

子供が大きいとはいえ、仕事に行っている間一人で留守番させるのは不安、という方も多くいるでしょう。

また、家にいるだけで学校の勉強についていけるのか、運動不足にならないかなど生活面、学習面のつまづきも心配ですよね。

そこで、普通に学校へ行くのではない、別の通学スタイル、もしくは子供を見てくれる福祉サービスについて紹介します。

保健室を利用する

「教室に入るのは辛いけど、学校には行かないと…」と不登校である自分自身を責めてしまっている子におすすめなのが、保健室登校。

保健室登校とは登校して下校まで保健室で過ごす、もしくは特定の授業のみ受け、それ以外は保健室で過ごす、というスタイルです。

公益財団法人日本学校保健会の調査報告書によると、小中高、全ての学校において保健室登校者の割合は約35%。

年齢にかかわらず保健室登校者は一定数いることになります。

保健室登校には多くのメリットがあります。

例えば、学校に行かないことに対する悩みや罪悪感を取り除ける、教室復帰への足がかりになる、完全な不登校にならないための予防効果などがあります。

また、保健室は様々な学年の子や先生が訪れる場所でもあり、そういった人達とコミュニケーションが子供の孤立を防ぎ、家族以外の人と信頼関係を気付く場にもなります。

さらに、義務教育中であれば保健室登校も出席日数にカウントされるというメリットもあります。

これは内申点が高校進学の際に重要になる中学校では非常に大切なポイントです。

教室に行かなくても定期試験は保健室で受けられる、という学校もあります。

保健室登校を希望する場合は、まず学校に連絡し、どのような対応が可能なのか確認してみることをおすすめします。

ファミリーサポートを利用する

ファミリーサポートとは、育児を手伝ってほしい依頼会員と、育児を手伝う提供会員によって地域で子育てをお互い支援していく、という各自治体で行っている公共事業です。

放課後の学校送り迎えや習い事への送迎だけでなく、保護者の代わりに自宅で子供を預ってもらう、といった援助を受けることができます。

例えば、子供は家にいるけど急な会議でどうしても家を一日空けないといけない…そんな時にファミリーサポートにお願いをすることで、子供と家で一緒に留守番してもらう、もしくは提供会員の家で子供を見てもらうといったことが可能なんです。

利用する場合は会員登録や提供会員との顔合わせ、面接など様々な事前準備が必要になります。

また、利用回数、利用料金なども自治体によって違うため、詳しくは各自治体窓口へ聞いてみてください。

フリースクールを利用する

フリースクールとは民間の教育機関です。

学校に行けなくなった子供を中心に受け入れ、学習面はもちろん生活面、心理的な面でも子供をサポートする体制が整っている点が特徴です。

公的な教育機関ではありませんが、地元の小・中学校と連携を取りフリースクールへの登校が学校での出席扱いになる所も少なくありません。

また、学校にもよっては通学日数も週2日~週5日と選択肢が幅広いため、仕事を辞める必要がなくなる、という可能性もあります。

フリースクールのメリットとしては

  • 子供が社会とつながりを持てる
  • 学校と比べて精神面、生活面のサポートが充実している
  • 医療機関や専門家と提携している所もある

など、逆にデメリットとしては

  • 公立の学校に比べて経済的負担が大きい
  • 学習進度が学校に比べて遅い
  • フリースクールごとに特色があるので、合わない場合がある

などが挙げられます。

フリースクールは各地域にあるので、お住いの地域ではどうか確認してみることをおすすめします。

まとめ

子供が不登校になったら、親としては子供の状態が心配になりますよね。

しかし、仕事を辞めて子供に寄り添う、という結論を出す前に子供とよく話し合うことが大切です。

なぜなら親が家に居続けることで、かえって子供の息が詰まる、自分のせいで親が仕事を辞めたと自分を責めてしまうかもしれないからです。

仕事を辞めるのではなく、時短勤務、在宅ワークに変更する、パート勤務へ転職するといった選択肢もあります。

また、フリースクールや保健室登校など別の形で社会や同年代とつながりを持たせることも大切です。

いずれにせよ、仕事の事だから…と子供に相談せず決めてしまうのはあまり良いとは言えません。

子供も親も両方が納得でき、お互いを尊重しあえる選択ができるよう話し合うことが重要です。

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この記事の監修

森 瞳
NPO法人umi 代表理事
自分自身の妊活をきっかけに、世の中の妊娠に関する知識不足に気づき、妊娠、不妊、不妊治療に関する正しい知識を啓蒙するNPO法人umiを立ち上げる。
3年間の妊活の末に授かった2人の男の子の育児に奮闘する一方で、交流会や動画制作、本の出版を通じて、啓蒙活動を拡大中。

太田 恭子
管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、幼児食マイスター、ベビーフードインストラクター 東京女子大学卒業後、フリーアナウンサーとして活動。
「子供の好き嫌いをなくすのは、親の役目」と考えたことから、食育に関する資格を取得。
食育をテーマにした、各種セミナーなどを開催中。

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