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メリット、割引たくさん!障害児ママに療育手帳を勧める理由

子供に障害があるとわかると、ショックで何も考えられなくなってしまうと思います。

障害児を育てるのは確かに大変です。

でも、ひとりで抱え込まずに助けを求めれば、行政は様々な支援やサービスでママたちを助けてくれます。

この記事では、そんな障害児ママたちの味方になってくれる療育手帳という制度について、受けられる手当や福祉サービス、割引などの特典、メリットについてご説明します。

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障害児ママの味方、療育手帳ってどんなもの?

子供に知的障害があると、療育手帳を取得することができます。

まずは、療育手帳とは何か、療育に使っている受給者証とは何が違うのかについてご説明します。

療育手帳とは何か

療育手帳とは、知的障害がある人が取得できる障害者手帳のことです。

療育手帳は都道府県や市区町村で発行されているので、地域ごとに呼び名や支援の形も違います。

例として、東京都では療育手帳は愛の手帳と呼ばれています。

地域差はあれど、療育手帳を持っていると、手当があったり様々な福祉サービスが使えたりと、障害児を育てる上では大きな助けになります。

受給者証とは違う?

療育手帳と混同されがちなもので、受給者証があります。

受給者証は、療育などいくつかの福祉サービスを使うときに、必要になる証書です。

障害を証明するものではありません。

それに対して、療育手帳は知的障害を証明するものです。

たとえ療育手帳を持っていたとしても、療育などいくつかの福祉サービスを利用するときには、別で受給者証も取得しなければなりません。

逆に受給者証を持っているからといって、療育手帳で得られる様々なメリットを受け取ることはできません。

療育手帳は受給者証とは違うということは、まちがえないようにしてください。

療育手帳を取得したほうがいい理由

療育手帳にかぎらず、手帳というとどうしても最初は抵抗があると思います。

それでも多くの障害児ママたちが療育手帳を取得しているのには、理由があります。

ここでは、療育手帳を取得するデメリットやメリットはどんなものがあるのかを中心に、療育手帳を取得したほうがいい理由についてご説明します。

メリットがたくさんある

療育手帳を持っていると、メリットがたくさんあります。

この国の障害者福祉は、手帳を持っているかどうかが大きな基準になっています。

どんなに重い障害があっても、手帳がなければ満足な支援を受けられません。

逆に手帳を持っていれば、手当がもらえたり、様々な福祉サービスが使えたりと、障害児を育てる負担を大きく減らすことができるのです。

具体的な手当や支援内容については、後ほどご紹介します。

デメリットはないの?

療育手帳をとりたいと思った時、一番心配になるのは手帳を持っていることで差別や不利な扱いを受けたりなどのデメリットはないのか、ということではないでしょうか。

実は、私はまさに療育手帳を持っている子の母親です。

ですが、手帳があることでそのような扱いを受けたことはありませんし、療育手帳にデメリットは無かったと、はっきりと思います。

ただし、療育手帳の唯一のデメリットがあるとすれは、自分の子供が障害児だと認めなければならないことです。

療育手帳は知的障害があることを証明するものなので、その点は致し方ないとはいえ、子供の障害に向き合う親の心理的な負担は、否定できません。

そこさえクリアできれば、療育手帳にデメリットは、ありません。

返還できるから安心

療育手帳は一度取得しても返還することができます。

取得した後に、やっぱりもっていたくない、いらなかったなと思えば、返還すればいいのです。

おそらく、デメリットとメリットを天秤にかけて手帳を取る決断をすると思うのですが、取得しても「やっぱりやめた」ができると思うと、手帳を取得するハードルが下がるのではないでしょうか。

具体的にどんなメリットがあるの?

ここでは、療育手帳のメリットとして、どんな支援やサービスが受けられるのかをご紹介します。

ただし、療育手帳をとることで得られる支援には、地域差もあります。

先に書いたように、療育手帳は都道府県や市区町村が発行し、判定基準や運用方法もそれぞれで定めているからです。

一部、お住まいの地域では該当しないものもあるかもしれませんが、療育手帳のメリットについて、お伝えしていきます。

メリット①手当

療育手帳をもっていると、様々な手当をもらえます。

例として東京都だと、次のような手当があります。

  • 特別児童扶養手当
  • 障害児福祉手当
  • 特別障害者手当
  • 心身障害者福祉手当
  • 重度心身障害者手当
  • 児童扶養手当
  • 障害手当
  • 育成手当

ただし、全ての人がこれらの手当をもらえるわけではなく、障害の程度を表す等級によって、対象になるかどうかが決まります。

障害の程度が最重度や重度だとほとんどの手当をもらえますが、軽度だとかなり限られます。

手当の申請は別途手続きが必要ですが、手帳を持っていることで手続きが簡略化されたり、そもそも手帳がないともらえなかったりもします。

メリット②税金の控除

療育手帳を持っていると、税金の控除や減免といった、税制上の優遇措置が受けられます。

あくまで一例ですが、これらの税金になんらかの優遇措置がある可能性があります。

  • 所得税
  • 住民税
  • 相続税
  • 自動車税
  • 贈与税

その他、一部の貯蓄や給付金が非課税になることもあります。

規定は手帳を発行している自治体によるので一概には言えませんが、本人に対する税金の優遇措置だったり、手帳を持っている人を扶養している親御さんなどに対する税金の優遇措置だったりと、様々です。

ただし、優遇措置を受けるためにはただ手帳を持っているだけではダメで、個別に申請が必要です。

メリット③福祉サービス

療育手帳をもっていると、様々な福祉サービスを使えるようになります。

サービスの種類は障害の程度によっても変わりますが、日常生活の介助や将来的な成年後見制度など、多岐にわたります。

ここでは、代表的なものを2つご紹介します。

移動支援

移動支援は、ヘルパーさんが障害のある子供と一緒におでかけし、余暇活動のサポートをしてくれたり、幼稚園や保育園、療育の送迎をしてくれたりする支援です(送迎は、特例が必要な場合があります)。

利用するには、まずは役所に申請して移動支援用の受給者証(療育で使う受給者証とは別です)を取得し、ヘルパーさんを派遣してくれる事業所を自分で探して契約します。

これは、特に周りに頼れる親族がいない親御さんには非常に助かる支援で、買物をしたい時や、きょうだいの通園先や習い事の送迎時に利用すれば、障害がある子を毎回一緒に連れて行かなくてよくなり、とても助かります。

ただし、注意しなければならないことが一つあります。

ヘルパーさんにお願いできるのはあくまで手帳を持っている本人である障害のある子供だけであり、そのきょうだいを預けたり、送迎をお願いしたりなどはできません。

短期入所(ショートステイ)

短期入所は、子供を障害児者用の施設で一泊以上お泊りさせてくれる支援です。

地域や子供の年齢、障害の程度によっては受けられない施設もあります。

でも利用できれば、親は子供と離れて休める時間をつくることができますし、親のけがや病気、そして冠婚葬祭などでどうしてもどこかで一時的に預かってもらいたい時にも、とても頼りになるサービスです。

短期入所も移動支援と同じく、利用するにはまずは役所に申請して短期入所用の受給者証を取得し、ヘルパーさんを派遣してくれる事業所を自分で探して契約します。

メリット④保育園の入園に有利

療育手帳を持っていると、障害児本人やそのきょうだい児を保育園に入れたい時、保育申請する理由に使えたり、点数が上乗せされたりと、何かと有利になることがあります。

手帳が必須ではない場合もありますが、手帳があることで必要書類が少なくなるなど、手間が減る可能性もあります。

メリット⑤就労

療育手帳を持っていると、子供が将来障害者雇用枠で就職したいと思ったときに、障害を証明する手段として使えます。

採用されるかどうかと共に、障害者雇用枠だと働き始めてからも何かと理解を得やすく、安心できます。

手帳を持っているからといって必ずしも障害者雇用枠になってしまうというわけではありません。

障害者雇用枠を選べる、というだけなので、子供の将来の選択肢を増やせます。

メリット⑥その他受けられるサービスや割引

療育手帳を持っていると、他にも様々な割引を受けられます。

これについては障害の程度や課税状況などの条件がついていたり、使える企業とそうでない企業もあったりするので個別で確認が必要ですが、知っているのといないのとでは大きな差があります。

受けられる可能性がある割引には、次のようなものがあります。

  • 電車、バス、航空、タクシーなど公共交通機関の運賃
  • 有料道路の利用料
  • 携帯電話の基本使用料
  • 美術館、博物館、動物園、映画館、動物園、水族館などレジャー施設の入園料
  • 駐車場料金

我が家の場合だと、これらの割引で一番助かっているのは、駐車場料金です。

東京都では、都立公園の駐車場をはじめ、療育手帳の提示で無料になる駐車場が数多くあります。

障害のある子を連れておでかけするのは車移動が多くなり、都心部は駐車場料金も高いのが悩みでしたが、手帳のおかげで気兼ねなく出かけられるようになりました。

これ以外でも、障害者医療費の助成や、災害時の支援、住宅に関する優遇措置など、療育手帳で受けられる恩恵はたくさんあります。

くわしい内容や条件などは、手帳を取得した時にもらえる自治体ごとのパンフレットに書いてあるので、読み込んでみて下さい。

まとめ

障害児を育てるのは大変ですが、行政は様々な支援やサービスで、障害児を育てるサポートをしてくれます。

そのために必要なのは、療育手帳です。

療育手帳は、知的障害がある人が取得できる障害者手帳です。

療育手帳をもっていると、手当がもらえたり、税金の控除や福祉サービス、各種割引を受けられたり、保育園の入園に有利だったり就労の選択肢も増えたりと、メリットがたくさんあります。

子供の障害を認めることにつながるので、親としては辛い気持ちもあります。

ですが、療育手帳を取得するメリットは大きく、いらなくなれば返還も可能であることから、ぜひ多くの障害児ママにおすすめしたい制度です。

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この記事の監修

森 瞳
NPO法人umi 代表理事
自分自身の妊活をきっかけに、世の中の妊娠に関する知識不足に気づき、妊娠、不妊、不妊治療に関する正しい知識を啓蒙するNPO法人umiを立ち上げる。
3年間の妊活の末に授かった2人の男の子の育児に奮闘する一方で、交流会や動画制作、本の出版を通じて、啓蒙活動を拡大中。

太田 恭子
管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、幼児食マイスター、ベビーフードインストラクター 東京女子大学卒業後、フリーアナウンサーとして活動。
「子供の好き嫌いをなくすのは、親の役目」と考えたことから、食育に関する資格を取得。
食育をテーマにした、各種セミナーなどを開催中。

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