成長サプリメントのGPCワン(旧アルファGPCビオ)は、2010年5月10日にNHKの「あさイチ」で紹介されたことがあります。
この番組で紹介されたのをきっかけに、さらに人気商品となったそうです。
そう考えると、GPCワンがかなり気になってきます。
というわけで、NHK「あさイチ」の内容が知りたいと思ったのですが…
放送から10年たっているせいか、情報がとても少ないんです。
そこで、GPCがNHKの「あさイチ」で取り上げられた経緯や放送内容、そしてサプリメントの効果を調べてまとめてみました。
GPCワンがNHK「あさイチ」で取り上げられた経緯
GPCワン(放映されたのは当時のパッケージのものです)は、NHK「あさイチ」の賢いサプリメント「食薬区分」の特集の中で紹介されました。
食薬区分とは、「食品」か「医薬品」かの判断基準となるものです。
なぜ「GPCワン」がNHK「あさイチ」で取り上げられたの?
では、NHK「あさイチ」の賢いサプリメント「食薬区分」の特集でGPCが取り上げられたのはなぜでしょうか?
実は、特集される約3カ月前の2010年2月5日、GPCワンに含まれる成分「GPC(グリセロホスホコリン)」が厚生労働省の「食薬区分の改正」で「食品」と認定されました。
これがNHK「あさイチ」でGPCワンが取り上げられたきっかけだと思われます。
「GPC」が「食品」と認定された理由
「GPC」は、お母さんの母乳にも含まれている生体成分です。
欧米の研究機関が大豆からGPCを抽出することに成功し、医学界からも注目を集めました。
大豆から抽出された成分だからという理由で、2010年に厚生労働省はGPCを植物性の「食品」と認定したようです。
NHK「あさイチ」で選ばれた理由は「GPC」含有量の多さ
成長するための成分として非常に優秀な成分であるGPCが含まれているサプリメントはいくつもあります。
にもかかわらず、GPCワンがNHK「あさイチ」の賢いサプリメントとして選ばれた理由はなんだったのでしょうか?
調べてみたところ、GPCワンはほかのサプリメントと比べて「GPC」含有量が多いサプリメントだと分かりました。
そこが選ばれた理由ではないでしょうか。
ただし、NHK「あさイチ」の賢いサプリメント「食薬区分」の特集で紹介された商品は、2020年現在のGPCワンとは中身が少し異なります。
異なる点は以下の3つ。
- GPCの配合量が、現在のように1粒400mgではなく1粒150mgだった。
- 「ビタミンB12」「葉酸」が含まれていなかった。
- 現在のような植物性ではなく動物性(豚由来のゼラチン)カプセルが使用されていた。
GPCの含有量150mgでも、2010年当時の特集で取り上げられるほど、ほかの成長サプリメントよりも多かったと考えられます。
ですが、GPCの1日の摂取の目安(子どもの場合)は400mg。
当時は、GPCワンを3粒飲まなければ必要な摂取量に達しませんでした。
いまは1粒飲むだけで必要な摂取量を満たすので、ずいぶんと改良されていますね。
NHK「あさイチ」でのGPCワンの取り上げられ方
基本的にNHKの番組内では宣伝が禁じられています。
それでもGPCワンが取り上げられたのは、それだけ有用性がある商品だと判断されたからではないでしょうか。
「あさイチ」のなかでどのように紹介されたのかも気になり、調べてみました。
番組内では、GPCワン以外にも「食薬区分」の「食品」として認定された健康食品がいくつか取り上げられています。
「賢いサプリメント」という大きなタイトルのあとに「GPCワン」がクローズアップされました。
現在の赤い箱のパッケージではなく、以前のバージョンである青いボトルのパッケージのものです。
「医薬品レベルに効き目がありながら”食品”に分類されるものなので、賢く摂りましょう!」
NHKの女性アナウンサーからはこのように紹介されました。
コメンテーターの人たちも興味深く話を聞き、GPCワンの感想を述べています。
「普段の食事からとれない栄養素をサプリで手軽に補給できるのは嬉しいですね」
このように、とても好意的に取り上げられた印象でした。
GPCが「医薬品」か「食品」かは国によってさまざま
NHK「あさイチ」でGPCワンが取り上げられたのは、厚生労働省が「食薬区分の改正」でGPCを「食品」と認定したからではないかと話しました。
ですが、GPCを「医薬品」としている国もあります。
それぞれの国の指定機関が独自の実験を行い、「食品」か「医薬品」かを判別しているので、このような違いが出てくるのでしょう。
GPCが「医薬品」の国は世界25カ国!なかでも韓国で人気!
イタリア・ロシア・ギリシャ・韓国などの世界25カ国では、GPCはアルツハイマー型認知症の治療薬として「医薬品」扱いされています。
特に韓国では、GPCが認知症の治療効果だけでなく、子どもの学力向上の効果を期待されて大人気。
その背景として、韓国の学歴社会があります。
そもそも「GPC」は脳下垂体から分泌される“成長ホルモン”を加速させる物質。
体内に取り込むと脳にスイッチが入り、成長ホルモンが分泌されます。
その結果として子どもの背が伸びたり、筋肉がついたりして、からだの成長を促進させるのです。
同時に、脳に栄養がいきわたるため、集中力が増し記憶力がよくなる効果も期待できます。
勉強のパフォーマンスが向上するならば、学歴で判断される韓国の受験戦争に勝ち抜くためにGPCを摂取しようと考えるのはごく自然なことでしょう。
実際、2014年から5年間で「GPC」市場は3倍成長したと言われています。
年間2,700億ウォン(約250億円)の売上高にまでなったのです。
ですが、いくら人気があるとはいえ、GPCは韓国では「医薬品」なので病院でしか購入できません。
韓国人旅行者が「食品」扱いの日本でGPCワンを購入していることも十分に考えられますね。
GPCワンが「食品」扱いの代表国はアメリカ
一方、日本以外にもGPCが「食品」扱いの国があります。
その代表国がアメリカです。
1998年、アメリカ医学研究所の食品影響委員会によって、GPCに含まれる「コリン」が必須栄養素に指定されました。
「コリン」は、脳の発達に大切な神経伝達物質の原料だといわれています。
もしGPCを「医薬品」にしてしまうと、入手は困難になるでしょう。
その点に配慮して、アメリカはGPCを「食品」にしたのかもしれませんね。
いずれにしても、広く流通させて「コリン」摂取を仰ぐほど、GPCは重要な「食品」だと分かります。
まとめ
GPCワンがNHK「あさイチ」の賢いサプリメント「食薬区分」で取り上げられたのは、GPCが「食品」に認定されたタイミングだったからだと分かりました。
そして、番組内での取り上げられ方もかなり好意的。
放送当時もかなり反響があったようですが、さらに改良されている現在のGPCワンの効果がとても気になるところです。
子どもの成長の促進から高齢者のアルツハイマー型認知症の治療まで、さまざまな効果があるGPCワンを試してみたい気持ちになりました。