子供にそろそろ部屋を与えようと思ったとき、「部屋の大きさってどれくらいがいいんだろう」と気になったことはないでしょうか。
そもそも選択肢が限られており、「子供部屋にするなら4畳か6畳どちらの部屋がいいんだろう」と悩まれている方も多いでしょう。
できることなら広い部屋にしてあげたいと思うのが親心ですが、必ずしも広い部屋がいいとは限らないようです。
今回は、子供部屋の最適な大きさや広い部屋・狭い部屋のメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
子供部屋の大きさって何畳が適切なの?
子供部屋の大きさは、4〜6畳が一般的です。
特に子供部屋は6畳としているお宅が1番多く、6畳より下だと狭い、上だと広いという印象です。
6畳あれば、机とシングルベッドを置いてもまだまだスペースに余裕があるために、子供部屋として最適といえるでしょう。
4畳だと、机とシングルベッドを置くと部屋がいっぱいの状態となってしまうため、家具や収納方法を工夫する必要がありそうです。
大きさイメージ
子供部屋の大きさによって置ける家具が限られますが、実際の部屋を見てみないとなかなかイメージできないですよね。
下記では、部屋の大きさやレイアウトをイメージしやすいように、4畳から6畳の子供部屋写真をまとめました。
4畳
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4.5畳
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5畳
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6畳
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4畳だとやはり少々狭く感じてしまいますが、子供部屋を勉強と寝るためだけに使うというなら問題ないでしょう。
4.5畳あれば、家具を置いてもスペースに少し余裕があります。
子供部屋の大きさを決めるときのポイントとは?
これから家を建てようとしている人や、すでに住んでいる家の部屋数が多い場合は、子供部屋を決める際に次の2つのポイントに気をつけて選ぶといいでしょう。
子供部屋を使う年数
子供部屋は何十年も使うものではありません。
東京ガス都市生活研究所レポートのアンケート調査によると、小学校4年生で半数の家庭が子供部屋を与えているそうです。
仮に小学4年生から子供部屋を与えて、高校卒業とともに家を出ていくとすると、9年しか子供部屋を使わない計算になります。
子供が自立すると子供部屋は空き部屋となるため、あまり大きな部屋にしてももったいないです。
空き部屋になった後に物置や書斎にするという方法もありますが、あるアンケートでは約80%の家庭が子供が独立した後も、子供部屋をそのまま残しているという結果がでています。
子供が里帰りした際に子供部屋を使うことを考えると、できれば子供部屋は残して起きたいと考える親が多いのでしょう。
子供部屋の使用年数が10年以内であれば、大きな部屋はもったいないといえます。
子供の人数と年齢
子供が同性で2人の場合は、広い部屋を2人で使うという方法を取っている家庭も多いです。
この場合、上の子が思春期になる前くらいに部屋を区切れば部屋数の節約にもなります。
しかし、歳が離れている兄妹・姉妹や異性の兄妹・姉妹の場合は子供部屋を分けた方がいいでしょう。
たとえば8歳と15歳の子供では、子供部屋の使い方が異なります。
8歳の子は遊び場として、15歳の子はリラックスしたり勉強したりする場として子供部屋を使うからです。
同性で歳の近い兄弟の場合は広い部屋2人で使い、歳が離れていたり異性の兄弟の場合はそこまで広くなくてもいいので、1人1部屋ずつ子供部屋を与えてあげるといいでしょう。
広い子供部屋のメリットとデメリットとは?
ここでは、広い子供部屋のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
広い子供部屋のメリットを下記にまとめました。
ポイント
・ゆったりできる
・友達を呼べる
・物が増えても収納場所を作れる
・兄弟で使って将来分けるという使い方もできる
広い子供部屋のメリットは、なんといっても子供がゆったり過ごせることです。
また、6畳以上あれば友達を2~3人呼んでも窮屈に感じません。
成長に合わせて物が増えても、収納スペースを新たに設けることも可能です。
デメリット
子供部屋は広いに越したことはないと考えてしまいがちですが、メリットばかりではありません。
下記は広い子供部屋のデメリットをまとめたものです。
ポイント
・物が増えやすい
・掃除が大変
・部屋にこもりがちになる可能性がある
・たまり場になる可能性がある
子供部屋が広いと収納スペースもたくさん用意できるため、つい物を増やしてしまいがちです。
片付ける習慣をつけておかないと、子供部屋が物であふれるなんてことにもなりかねません。
また、部屋が広く居心地がいいからという理由で、複数人の友達が毎日のように遊びに来る可能性も考えられます。
狭い子供部屋のメリットとデメリットとは?
ここでは、狭い子供部屋のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
部屋が狭いというのはあまりいい印象を持たれないですが、実はメリットがたくさんあります。
下記に狭い子供部屋のメリットをまとめました。
ポイント
・物の管理ができるようになる
・掃除がしやすい
・リビングで過ごす時間が増える
・リビングで学習するようになる
・たまり場になりにくい
子供部屋が狭いと置ける物も限られてくるうえ、物を出しっぱなしにしておくとスペースが余計になくなります。
そのため、無駄なものを出しっぱなしにせず、きちんと整理整頓できる子に育ちやすいです。
また、狭い子供部屋よりリビングにいる方がゆったりできるため、家族で過ごす時間が増えたり、勉強もリビングで行うようになるでしょう。
デメリット
反対に、子供部屋が狭いデメリットは下記の通りです。
ポイント
・圧迫感がある
・ものを増やせない
こうしてみると、狭い子供部屋のデメリットは意外と少ないことがわかりますよね。
子供部屋が狭いと、家具を何点か置くだけで圧迫感を感じます。
また、子供の成長とともに物は増えていきますが、供部屋が狭いと収納スペースも限られてくるため、家具を減らしたり子供部屋以外の部屋に物を置いたりする必要がありそうです。
狭い子供部屋でも快適に過ごす工夫とは?
6畳以下の子供部屋は、工夫次第で広くてすっきりとした印象を与えられます。
たとえば…
・家具は背の低いものを選ぶ
・家具の配置を工夫する
・省スペースでも置ける家具を買う
・寝具は折り畳みベッドか布団を選ぶ
という方法があります。
家具はできるだけ背の低いものの方が圧迫感がないです。
背の高い家具を置きたい場合は、部屋の奥に配置することで広々とした印象を与えます。
省スペースでも置ける家具の代表例は、ロフトベッドです。
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ロフトベッドの下に机や収納ボックスを置くことで、スペースを節約できます。
また、寝具は寝るときだけ出せばいいため、片付けられる布団か折り畳みベッドを選ぶといいでしょう。
このように、狭い子供部屋でも工夫次第で十分なスペースを生み出せますよ。
まとめ
子供部屋に最適な大きさは6畳で、6畳以下だと狭い、6畳以上だと広いという印象を持たれます。
6畳だとシングルベッドと机を置いてもまだ余裕があるため、子供が成長して物が増えても収納スペースを増やして対応できるでしょう。
子供部屋をどの部屋にしようか選択肢がある場合は、子供部屋を使う年数と子供の人数などで決めるのがおすすめです。
子供が高校卒業とともに自立する場合は、あまり広い子供部屋を与える必要はないでしょう。
狭い子供部屋は何かと不便だと思われがちですが、デメリットは圧迫感と物を増やせないことくらいしかありません。
子供部屋が狭いと、物の管理を自分でできたり、リビングで過ごす時間が増えるなどというメリットがあります。
子供には、プライベート空間を確保してあげることが大事です。
多少狭い子供部屋でも、子供が1人になれる場所で本人が満足そうであればそこまで広い子供部屋である必要はないでしょう。