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【母乳育児の参考書】いつまでに卒乳?タイミングの図り方

授乳は、子どもとの大切なコミュニケーションの一つ。

しかし、「仕事復帰に向けて断乳すべきなのかな…」「友人に、まだ母乳あげてるの?って言われてしまった…」と、さまざまな理由から卒乳・断乳の時期について悩んでいる方は少なくありません。

実際に厚生労働省の調べによると「授乳について困ったことがある」と回答したのは、全体の約8割にのぼりました。

「参照元(厚生労働省):https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf

子育てには正解がないからこそ、これでいいのかな?と考え込んでしまうものですよね。

そこで今回は、卒乳・断乳の時期やタイミングの計り方を詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてください。

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卒乳・断乳のメリットとデメリット

Six months old baby boy drinking breastmilk

まずは、おっぱいをやめた後に「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、あらかじめそのメリットやデメリットを学んでおきましょう。

卒乳・断乳のメリット

  • 離乳食を食べる量が増える
  • 朝までしっかり寝てくれるようになる
  • 夜中の授乳をしなくてよくなる
  • お酒や薬が飲めるようになる
  • 子どもを預けやすくなる

卒乳・断乳のデメリット

  • 母子ともにストレスがかかる
  • 搾乳が必要になるケースがある
  • 乳腺炎などのリスクがある
  • 授乳してた分の食費がかかる

このように、おっぱいをやめることにはメリットとデメリットの両方が存在します。

やめる前に、メリットが自分の求めているものに見合うものなのか、またデメリットを考慮した上でも卒乳・断乳をする価値があるのかを考えてみるとよいでしょう。

いつまでに卒乳・断乳?みんなのタイミングは?

母乳育児に奮闘していたのも束の間、子どもが1歳近くになる頃から気になるのが卒乳・断乳のタイミングです。

とくに周りのママ友が先に卒乳していたり、他人から「まだ母乳をあげているの?」と指摘されたりすれば、余計に気になってしまうことも。

そこでここからは、卒乳と断乳の違いや、おっぱいをやめる平均的な時期やきっかけを紹介していきます。

卒乳と断乳の違いとは

  • 卒乳とは・・・子どもが自然に母乳やミルクを欲しがらなくなること
  • 断乳とは・・・親の意思で授乳をやめること

卒乳と断乳の明確な違いは、子ども主体か親主体かという点ですね。

卒乳・断乳の平均的な時期はいつ?

WHO(世界保健機関)では「適切な補完食を摂りながら、母乳育児を2年かそれ以上続けること」が目標とされていますが、実情はどうでしょうか。

WHOによる「乳幼児の栄養に関する世界的な運動戦略の要旨」について: https://jalc-net.jp/dl/Global_Strategy.pdf

日本助産学会誌に掲載された母乳育児に関する調査によると、平均的な卒乳・断乳の時期は1年4か月という結果に。

「参照元(日本助産学会誌):https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjam/22/2/22_2_208/_article/-char/ja/

中には4年3ヶ月もの間、母乳育児を続けた方もいましたが、実情は2年未満で母乳育児を卒業する方が多いようです。

「卒乳・断乳」の具体的なきっかけ

では実際に、卒乳・断乳に至った具体的な理由をみてみましょう。

  • 夜によく眠るようになった
  • 離乳食をよく食べるようになった
  • 母乳が段々と出なくなっていった
  • 子どもがおっぱいに興味を持たなくなった
  • 子どもが自然と飲まなくなった
  • 保育園入園のタイミングで
  • 仕事復帰のタイミングで

このように、卒乳・断乳に至るきっかけは実にさまざまです。

子どもから自然に卒乳に至るケースもあれば、保育園や仕事復帰をきっかけに利便性を考慮して断乳するケースも。

もちろん、子どもの成長速度や家庭の事情は人それぞれですので、一概にどのタイミングが最も良い、という話ではありません。

ですから、子どもの成長速度やお母さんのタイミング・計画に合わせて、断乳の時期を考えてみましょう。

子どもの卒乳タイミングを見極める方法

卒乳・断乳のタイミングには正解がないからこそ、子どもにとって最良のタイミングで卒業させてあげたいものです。

そこでここからは、おっぱいをやめるタイミングの見極め方法のポイントをご紹介していきます。

お子さんの発達段階と見比べながら、ぜひご覧ください。

卒乳・断乳時期を探るチェックポイント

  1. 離乳食から十分な栄養はとれているか
    →離乳食を1日3食しっかり食べられれば問題なし
  2. 子ども自身で水分補給ができるか

→コップ、ストローなどを使って自分で水分が獲れるなら問題なし

  1. 子どもに心的なストレスがかかっていないか

→家庭環境や人間関係の変化など、ストレスの多い時期は避けた方が無難

  1. おっぱいに興味を示しているか

→興味が薄れてきている場合は、卒乳時期が近づいてきているかも

  1. おっぱいを欲しがる頻度を計ってみる

→徐々に頻度が減ってきているなら、自然に欲しがらなくなる日が近いかも

  1. お母さんのストレスはどうか

→授乳のストレスが大きい場合は断乳も一つの手

1~3番をクリアしているなら、断乳をしても特に心配はないでしょう。

また、4・5番に当てはまる場合は、卒乳時期が近づいている可能性があります。

無理に断乳をせずに、様子を見てみるのもいいかもしれません。

6番に当てはまる方については、お母さんの事情を優先し断乳してみるのも一つの手です。

大きな不安や心配を抱えている場合は、看護師さんや助産師さんに相談してみるとよいでしょう。

おっぱいをやめる時期は、子どもだけでなくお母さん自身の事情も考慮して大丈夫。

子どもにとってお母さんが笑顔でいることは何より大きな安心に繋がるでしょう。

また逆に、まだ授乳を続けたい、断乳するのは寂しいと感じる場合にも、無理に断乳する必要はありません。

子どもとお母さん、お互いのタイミングを尊重してあげましょう。

授乳をやめるときの注意点

子どもにとって卒乳・断乳は、生まれてからずっと一緒だったおっぱいを卒業するということ。

一時的に精神が不安定になってしまうのも、ごく自然なことといえます。

そのため、卒乳・断乳の後は「子どもの心のケア」を入念にしてあげてください。

いつもより子どもとの時間を増やす、抱っこの回数を増やす、多めに褒めてあげるなど、小さなことで構いません。

また、子どもに対してだけでなく、授乳をがんばったお母さん自身やおっぱいのケアもしてくださいね。

我慢していた食事はもちろん、長時間の睡眠やお出かけなどを楽しんでみるといいですね。

「卒乳・断乳」をしたお母さんの感想は?

晴れて卒乳・断乳に成功したお母さんたちは、いったいどんな気持ちなのでしょうか。

みなさんの声を集めてみましたのでご覧ください。

大きな仕事を一つ終えたお母さんたちの感想は、「嬉しい」というポジティブな気持ちが多く見受けられました。

とくに「夜間よく眠るようになってくれた」「アルコールが飲めて嬉しい」といった声が多い印象。

しかしその一方「子どもの成長が寂しい」「おっぱいがしぼんだ」という切ない感想も。

卒乳・断乳の成功には、嬉しさと切なさの気持ちがセットなのですね。

まとめ

卒乳・断乳の時期やきっかけは、人それぞれです。

断乳をするタイミングとして、離乳食から十分な栄養が摂れており、自分で水分補給ができていれば心配はないでしょう。

また、「子どもがおっぱいにあまり興味を示さなくなった」「授乳回数が減っている」場合は、卒乳時期が迫ってきている可能性もあります。

無理に断乳をせず、様子を見てみるのもいいでしょう。

ただし、お母さんの授乳ストレスが強い場合は別です。

母乳育児に関する事実や理想はあるものの、一番大切なのは「母子ともに健康でいること」ですので、お母さん自身の事情も考慮してくださいね。

まわりの意見や状況に、焦りや不安を覚える必要はありません。

自分たちのペース・タイミングを図っていきましょう。

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この記事の監修

森 瞳
NPO法人umi 代表理事
自分自身の妊活をきっかけに、世の中の妊娠に関する知識不足に気づき、妊娠、不妊、不妊治療に関する正しい知識を啓蒙するNPO法人umiを立ち上げる。
3年間の妊活の末に授かった2人の男の子の育児に奮闘する一方で、交流会や動画制作、本の出版を通じて、啓蒙活動を拡大中。

太田 恭子
管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、幼児食マイスター、ベビーフードインストラクター 東京女子大学卒業後、フリーアナウンサーとして活動。
「子供の好き嫌いをなくすのは、親の役目」と考えたことから、食育に関する資格を取得。
食育をテーマにした、各種セミナーなどを開催中。

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