親にとって、子供の身長の変化は気になることの一つです。
友達の身長の伸びが気になって、比べてしまうこともありますよね。
子供の成長は個人差があるものの、今後身長が伸びるのか気になるのではないでしょうか。
そこで、子供の身長の平均はどのくらいなのかを調査!
また身長と体重は合わせて見ることが大切なので、体重の平均についても調べました。
子供の身長を伸ばすサポートに、ぜひ参考にしてください。
子供の身長と体重の平均は?
政府が公開している、子供の身長・体重の平均データを紹介します。
子供の身長の平均
0歳〜4歳の身長データです。
2010年(2012年発表)が最新のデータで、次の調査結果は2022年に発表予定となります。
出生児 | 男子48.7cm | 女子48.3cm |
1歳 | 男子74.9cm | 女子73.3cm |
2歳 | 男子86.7cm | 女子85.4cm |
3歳 | 男子95.1cm | 女子93.9cm |
4歳 | 男子102.0cm | 女子100.9cm |
5歳〜17歳の身長データです。(2019年データ・2020年発表)
5歳(年長) | 男子110.3cm | 女子109.4cm |
6歳(小1) | 男子116.5cm | 女子115.6cm |
7歳(小2) | 男子122.6cm | 女子121.4cm |
8歳(小3) | 男子128.1cm | 女子127.3cm |
9歳(小4) | 男子133.5cm | 女子133.4cm |
10歳(小5) | 男子139.0cm | 女子140.2cm |
11歳(小6) | 男子145.2cm | 女子146.6cm |
12歳(中1) | 男子152.8cm | 女子151.9cm |
13歳(中2) | 男子160.0cm | 女子154.8cm |
14歳(中3) | 男子165.4cm | 女子156.5cm |
15歳(高1) | 男子168.3cm | 女子157.2cm |
16歳(高2) | 男子169.9cm | 女子157.7cm |
17歳(高3) | 男子170.6cm | 女子157.9cm |
この平均データから、身長が伸びる成長期は2回あるのがわかります。
第一次成長期と言われるのは生後1年の間で、約25cm身長が伸びています。
次の第二次成長期は、男子が13歳ごろから、女子は11歳ごろからです。
子供の体重の平均
0歳〜4歳までの体重データです。(2010年データ・2012年発表)
※表でまとめてください
出生児 | 男子2.98kg | 女子2.91kg |
1歳 | 男子9.28kg | 女子8.71kg |
2歳 | 男子12.03kg | 女子11.39kg |
3歳 | 男子14.10kg | 女子13.59kg |
4歳 | 男子15.99kg | 女子15.65kg |
5歳〜17歳の体重データです。(2019年データ・2020年発表)
※表でまとめてください
5歳(年長) | 男子18.9kg | 女子18.6kg |
6歳(小1) | 男子21.4kg | 女子20.9kg |
7歳(小2) | 男子24.2kg | 女子23.5kg |
8歳(小3) | 男子27.3kg | 女子26.5kg |
9歳(小4) | 男子30.7g | 女子30.0kg |
10歳(小5) | 男子34.3kg | 女子34.2g |
11歳(小6) | 男子38.7kg | 女子39.01g |
12歳(中1) | 男子44.2kg | 女子43.8kg |
13歳(中2) | 男子49.2kg | 女子47.3g |
14歳(中3) | 男子54.1kg | 女子50.1kg |
15歳(高1) | 男子58.8g | 女子51.7kg |
16歳(高2) | 男子60.7kg | 女子52.7g |
17歳(高3) | 男子62.5kg | 女子53.0kg |
体重も身長と同じで、成長期に合わせて増加傾向にあります。
体重は、身長に必要な力や栄養が摂れているかのバロメーターになります。
スリムな体型に憧れる女子が多いですが、過度なダイエットは身長の伸びを妨げるので注意が必要です。
合わせて、肥満にも気をつけましょう。
肥満は思春期の発症を早め、低身長になるリスクがあります。
痩せすぎ・肥満は、どちらも身長の伸びに大きな影響があるので、体重の変化にも注意しましょう。
子供の平均身長は目安と考える
周りの友達より身長が低かったり、伸びが緩やかだったりすると、親はつい心配してしまいますよね。
子供の平均身長はあくまでも目安です。
平均より大きければよい訳でも、低いからよくない訳でもありません。
身長・体重ともに、成長曲線のグラフに記入してみましょう。
成長曲線から大きく外れていなければ、心配の必要はほとんどありません。
成長曲線は母子手帳や、学校で配られる身体測定記録などにあるので、定期的にチェックしておくと安心です。
子供の身長が伸びる時期「成長スパート」とは?
身長が急激に伸びる期間は、人生で2回あります。
1番伸びるのは、生まれてからの1年間で、第一次成長期と呼びます。
次に身長が大きく伸びるのが、第二次成長期です。
個人差がありますが、男子は13歳ごろ・女子は11歳ごろに成長期に入り、身長が急激に伸び始めます。
この時期を「成長スパート」と呼び、成長スパートをすぎると身長の伸びは緩やかになって、男女共に18歳ごろ伸びは止まります。
成長スパートの時期を知るためには、定期的に身長を測って記録すること。
学校の身体測定の記録・成長曲線の傾きもチェックしましょう。
曲線が大きく伸び始めたら、成長スパートのサインです。
身長をしっかり伸ばすためには、成長スパートの時期を見逃さないことが大切です。
子供の身長を伸ばすために親がサポートできる6つのこと
子供の身長の伸びには、親のサポートが必要不可欠です。
おすすめのサポート方法を6つ紹介します。
食事
食事で大切なのは、たくさんの栄養素を不足なく摂ることです。
骨を作るカルシウム・カルシウムの摂取を助けるビタミンDとタンパク質を、意識して摂取することがおすすめです。
- 牛乳を飲む
- おやつはヨーグルトやチーズ
- 肉類と魚類をバランスよく
- 豆腐・野菜・わかめを入れた具沢山のお味噌汁
中でも具沢山のお味噌汁は、1品で栄養満点!
家での食事には出すように意識してみください。
睡眠
睡眠は、身長の伸びに必要な成長ホルモンの分泌に欠かせません。
成長ホルモンは、体も脳も熟睡している「ノンレム睡眠」に分泌されます。
- 脳が活性化するゲーム・スマホ・テレビは寝る1時間前にはやめる
- 寝る前に食事をしない
- 睡眠時間は9時間以上が理想
成長ホルモンの分泌量が、身長の伸びに直結するので、睡眠の質が大切です。
運動
運動は、骨に刺激を与るので、身長の伸びに効果があります。
走ったりジャンプする運動がおすすめですが、特別なスポーツをしていなくても大丈夫!
ランニングやなわとびなど、でも十分効果的です。
今がんばっている運動の部活でもよいでしょう。
注意が必要なのは筋トレです。
骨の負担が大きいので、過度な筋トレはやめましょう。
成長曲線のチェック
学校では学期毎に身体測定を行い、結果を家に持って帰ってくる場合が多いでしょう。
成長曲線のグラフが記入できるなら、ぜひグラフにするのがおすすめです。
グラフにすることで、子供の成長スパートの兆しを見つけられる可能性が高くなります。
母子手帳にも成長曲線のグラフはありますが、身長が伸びると足りなくなります。
学校の身体測定結果に成長曲線グラフがないとき、家でも随時チェックしたいときは、インターネットからダウンロードできるものを使ってみるのもよいでしょう。
学校の身体測定は学期毎なので、成長スパートを見逃さないためには、2・3ヶ月に1回くらいのペースでチェックするのがおすすめです。
サプリメントを取り入れてみる
食事・睡眠・運動では、身長の伸びに必要なものが足りているか、心配になることもあるかもしれません。
補いきれないときは、サプリメントを上手に取り入れてみるのがおすすめ!
成長に必要なカルシウムやビタミンが摂取できるものから、成長ホルモン分泌を促してくれるものまで、様々なサプリメントがあります。
- 不足していそうな摂れていない栄養素で選ぶ
- 味で選ぶ
- タブレット・水分に混ぜるなど、飲み方で選ぶ
自分に合ったサプリメントを選び、長期的に活用してみましょう。
サプリメントは栄養補助食品なので、サプリメントを飲めばよい訳ではありません。
食事・睡眠・運動にプラスして相乗効果が得られるものなので、規則正しい生活をしっかり続けることが大切です。
必要に応じて専門の病院へ
「身長の伸びが緩やか」「成長曲線から外れている」など、不安や気になることがある場合、もしかしたら病気が隠れているかもしれません。
身長が伸びない原因は、成長ホルモンが正常に分泌されない・悪性の腫瘍などの病気が原因の場合があります。
心配なときは専門の病院で相談してみましょう。
身体測定の結果や、成長曲線の状態などをチェックすることで、子供の変化にいち早く気づくことが可能です。
まとめ
子供の身長の平均はあくまでも目安ですが、成長期が訪れる目安がわかるので、知っているとプラスになります。
日頃から子供の身長・体重をチェックし、成長曲線をつけておくのがおすすめ。
成長期が来たことがわかれば、子供の身長を伸ばすサポートを最大限に行えます。
食事・睡眠・運動の生活改善や、サプリメントを加えてみるなど、積極的に行ってみてください。