「身長と収入は比例する」
そんな風にメディアや雑誌で特集されていることをご存知ですか?
実際にアメリカでは、ほとんど同じ能力で身長が異なる2人の男性が面接を受けるという実験で、およそ7割の採用担当者が身長が高い男性を選んだという結果もあります。
しかし、身長が高いだけでそんなに差がでるのでしょうか?
身長が低くても魅力的な人は大勢いるはずです。
今回はなぜ身長と収入が比例すると言われているのか、身長が低い人はどんなチカラを磨けば内面で判断され魅力的に見えるのか!
中身で勝負するための、3つの能力について紹介します。
身長の低い男性と太った女性は収入が低い!?
2016年の英医学誌の研究によると、身長が低い男性は、身長と教育水準、仕事上の地位に関連性があり、体重が平均よりも重い女性は、収入と経済的な地位の低さが関連していたという結果が発表されました。
これらは社会の偏見が原因ではないかとも言われています。
身長や体重から人間の価値を測ることはできません。
しかし今日本で生活している中でも、
などの言葉が飛び交うように、見た目による差別は多いものです。
また、アジアの中では顔よりも身長重視という国もあります。
実際に中国では身長差別が深刻化しており、身長が高いとその分高収入になるという報道もあったほどです。
なぜ身長で収入に差が生まれるのか?
アメリカ心理学会の専門誌に発表された研究で、
「身長が3cm高くなると、年収が10万円増える」
このような結果が出たそうです。
なぜ収入に差が生まれるのでしょうか?
もちろん見た目に対する社会の偏見が原因の部分もあると思いますが、それだけが原因ではないでしょう。
背が高い人のほうが収入が高くなるのは、
- 堂々としているように見える
- ルックスが普通でも背が高いだけで魅力的に見える
- 目立つ
このような理由から周囲が仕事を任せたくなる、頼りにしたくなるからではないでしょうか。
アメリカでは、CEOの身長は一般男性の平均より10cm高いという結果も出ています。
仕事を任せたい=任される仕事が増え、高い地位に就くようになる。
そんな事から少しずつ差が生まれるのかもしれません。
身長の差なんて関係なくなる!魅力が増す3つのチカラ
見た目よりも中身で勝負!
もちろん自分の顔や能力に自信があればそれに越したことはありません。
しかし、社会で生きていくのにこれから紹介する3つのチカラは必ず支えてくれるはずです。
身長が高くてもこの3つのチカラが不足していれば、仕事での評価を得ることはありません。
逆に言えば身長が低くても、この3つのチカラを磨くことで魅力的で頼れる人になること間違いなしです。
1つ目のチカラ:コミュニケーション能力
働くのに最も必要な能力は、コミュニケーション能力。
仕事を円滑に進めていくためには、コミュニケーション能力は必ずといっていいほど必要となります。
他者と意思疎通を上手に図る能力=コニュニケーション能力といわれていますが、対人関係において考えや意見をスムーズに言うことは日常だけではなく、仕事にも非常に重要です。
もちろん話すチカラだけではなく、相手の話を聞くチカラ、交渉する能力といったスキルが必要とされています。
自分だけが上手く話をするだけではいけません、相手の話を理解し、意見が対立したときにも柔軟な姿勢で物事と向き合えるようにならなければなりません。
コミュニケーション能力は、毎日継続して意識することで鍛えることができます。
とくに、
- 落ち着いて話す
- 目を見て話す
この2つを意識するだけでも、相手との話がスムーズになるはずです。
コミュニケーション能力の低い人はこの2つが出来ていないことが多いです。
自分が不安だという気持ちが先にきてしまうため、相手に意識をせず目線もふらふらしてしまい相手から、
「この人は話を聞いているのだろうか?」
と不安を抱かせてしまいます。
いきなりコミュニケーション能力が向上することはありませんが、まずは身近の人との会話から意識して改善していきましょう。
2つ目のチカラ:話をまとめる能力
プレゼンや自分の意見を言うとき、また就活時の面談では話をまとめる能力は非常に重要となります。
脈略のない話を延々とされたことはありませんか?
話の内容があっちに行ったりこっちに行ったり、同じことを何回も言っている人がいますよね。
コミュニケーション能力にも通じることですが、話すチカラ=話をまとめるチカラでもあります。
「要するに何?」
と思わせない、必要な事だけを伝えるチカラを身につけましょう。
話をまとめる能力を鍛えるには、こちらの3つを続けるだけで劇的に変わるでしょう。
自分の思考を言語化する
頭の中を整理し、それをわかりやすくまとめる訓練をしてみましょう。
その時に、
「だれが、いつ、どこで、なにを、なぜ、どのように」
これらを意識すると話がまとめやすいです。
最初は頭の中だけで簡潔することは難しいので、メモ帳に思い浮かんだことをひたすら書き出して、その中で一番伝えたいことに丸を付けるという方法から始めてみましょう。
一番伝えたい内容が決まったら、分かりやすく内容を噛み砕けるように情報を付け足していきます。
これを繰り返すだけで、短時間で正確な内容を伝える能力が身につきます。
本を読み語彙力をつける
何でもかんでも「スゴイ、ヤバイ」で済ませてはいませんか?
仕事では、語彙力がないと必要な情報が正確に伝わらず相手をモヤモヤさせてしまうこともあります。
語彙力を磨くためには、本を読みましょう。
豊かな言葉を感じさせてくれる本は、語彙力を磨くにはピッタリです。
好きな映画や小説をひとことでまとめる
日常的に自分の伝えたいことをしっかりと伝えるために、まずは自分の好きなことや興味のあることから話してみるのはいかがでしょうか?
楽しいことの延長で実践できるので、比較的に取り組みやすいトレーニングとなっています。
友人にどんな小説(映画)なの?と聞かれたときに一文で内容が伝わるように意識してみてください。
3つ目のチカラ:自己肯定感を高める
背が低いことを理由に諦めたり、投げやりな態度では誰もついてこないですよね。
日本人は世界各国に比べて自己肯定感が低いと言われています。
しかし、自分を認めたり価値を感じることは仕事に良い結果をもたらすことに繋がります。
自己肯定感の高い人は、
このような特徴があります。
自己肯定感が高いと、新しいことへ常にチャレンジできるので、責任のある仕事や難しいことへ積極的に関わっていけるのです。
そんな人がいたら、身長が高い低いなんて関係なく仕事を任せたくなりますよね。
自己肯定感を高めるには、コツコツと積み上げることが必要です。
短所や弱点を受け入れ、意識して前向きな発言をするように気をつけましょう。
それだけでも周りに与える効果は大きいです。
まとめ
アメリカ心理学会の専門誌に発表された研究で、
「身長が3cm高くなると、年収が10万円増える」
このような結果が出ました。
たしかに、堂々として目立っている人に周囲も仕事を任せたくなるでしょう。
しかし、身長が低くても中身で勝負することは可能です。
この3つのチカラを磨けば、それだけで周りと差を付けることができます。
自分の弱点を認めた上で、努力を続けられる人はそれだけで魅力的な人になるのではないでしょうか。